映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」:絵解きに留まらない魅力に溢れた映像化 2010年02月13日 21時08分17秒 | 映画(新作レヴュー) 原作となった小説は,「笑う警官」に代表されるスウェーデンの社会派推理の列に連なる優れたサスペンスだった。40年間も迷宮入りしていた謎を解く鍵が,古い写真とiBookのコンビネーションだった,という描写に象徴されるように,古典とモダンを極寒の地で練り合わせた手腕は,これがデビュー作とは思えないレヴェルの高さだった。 この完成度の高い小説を本国(スウェーデン)の映画人達が,どんなに映画にするのか興味は . . . 本文を読む