映画「愛を読む人」:原作のタイトル「朗読者」のままでは駄目だったのか? 2009年07月11日 22時51分22秒 | 映画(新作レヴュー) ベルンハルト・シュリンクの原作「朗読者」は,全世界で500万部が売れた大ベストセラーだ。それが当時どのくらい話題になったのかというと,日本で出版された当時(2000年春)には既に文庫か新書しか買えなくなっていた私が,「年上の女性との激しい恋」という惹句に負け,大枚叩いて新潮クレスト・ブックスの単行本を買ってしまったくらいに,センセーショナルな出来事だったのだ。 そんな原作は,発刊当時から映画化が . . . 本文を読む