映画「キングダム」:ハリウッドという一言で括れない懐の深さ 2007年11月21日 22時54分22秒 | 映画(新作レヴュー) アメリカの正義が,野蛮な国の野蛮と思っていた相方と心を通わせ,共通の敵を倒そうと奔走する。リドリー・スコットの「ブラック・レイン」に代表される,文明国アメリカの異文化体験アクションの焼き直しに見える本作は,ラストで思わぬ深みを湛える。いきなり視点が拡がって,少女の瞳に宿る復讐の光を捉えたショットは衝撃的だ。 クライマックスの,正に片時も力を抜けない銃撃戦は,制作に廻ったマイケル・マンの「ヒート」 . . . 本文を読む