映画「自虐の詩」:いぎでぐ(生きてく)ことに意味はある 2007年11月08日 23時47分26秒 | 映画(新作レヴュー) 中谷美紀が関西国際空港に駆け付けるラストシーン。「くまもとさーん!」と感極まった幸江(中谷美紀)に,「もりたさーん!」と応えるアジャ・コング。 そこに安藤裕子渾身の作「海原の月」がかぶさった時,思わずこみ上げるものを堪えながら心に浮かんだのは「まさか,アジャ・コングに泣かされるとは思わなかった」という思い。参りました。 作り込んだ絵に,薄幸のヒロイン。「嫌われ松子の一生」に先を越された感のある題 . . . 本文を読む