「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

連合埼玉 2014年度「政策フォーラム」

2014-05-21 10:00:00 | Weblog
標題の研修会に参加させていただきました。

会場には、構成産別、地域協議会及び推薦議員等約150名程度の皆様が参加されました。

午前中の講演では、ハリス鈴木絵美氏(Change.org日本法人代表)から、「『最近の若者はダメだ』と思っていませんか?~若者離れが進む組織がまず変えなくてはいけない、5つのこと~」と題してご講演をいただきました。

講師は、08年米大統領選でオバマ現大統領陣営の選挙活動にボランティアで関わった経歴を持ち、現在では署名ソーシャルプラネットフォーム「Change.org」の日本法人代表を務めておられます。また、コメンテーターとしてTV出演もされており、TBS系列の「サンデーモーニング」等でお見かけした方も多いものと思われます。

講師からは、08年のオバマキャンペーンを事例に、若者を如何に労働運動および関連する社会運動に引きつけるか?という視点からお話がありました。

アメリカにおいても労働組合の組織率低下は深刻な状況(日本以上に?)にあり、故によりカジュアルな形で若者に向けたキャンペーンが展開されていく点が、豊富な事例の紹介とともにお話がありました。こうした「導入部分」が、我が国では表面的とか、「中身が大事」という論でおざなりになっている現状はあるかもしれませんね。

個人的には「ボトムアップ」「参加可能(それもお手軽に)」といったところが肝だと受け取りました。若者も社会的なものや、公益的なものに実は飢えている。という点も講師からは指摘がありました。


最後に講師からは、「今、日本の労働組合が試すべき5つのこと」として、以下5点が提起されました。

・人事を変える
・若者の実態を調査する
・実験のためのラボを立ち上げる
・ブランド、デザイン、ネットに投資する
・海外のAlt Unionと連携する

この5点は民主党にも相当程度当てはまると感じました。

現に、とある推薦議員からは、講師に「現在の民主党はどう見えるか?」といった質問が投げかけられました。講師からは、「う~ん。。。民主党ですか。。。正直魅力的にするにはかなり。。。」といった反応でした。併せて「若者は政治にかかわるよりも、身近な課題にNPO等の社会運動的に関わって、一つ一つ結果を積み重ねて行きたい志向がある」というお話もありました。

12年の米大統領選では、オバマは苦しみながらも再選を果たし撒いた。08年選挙で支持を集めた若者層再び支持したそうです。キャンペーンの分かり易さ、入り易さ(カッコイイ?)を維持することで、4年間の政策実現についても理解を得ることができたのだと思います。

民主党員としても、身につまされる機会でありました。

私は講演のみで中座させていただきましたが、午後からはテーマごとの分科会が行われた模様です。


<写真:講演の模様>