「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

埼玉県市議会第一区議長会議員研修会

2012-01-16 14:00:00 | Weblog
埼玉県市議会第一区(草加市、川口市、戸田市、蕨市)議長会の研修会に参加をしてまりました。構成4市議会持ち回りで毎年開催している企画であります。今年は草加市での開催でありました。

研修のテーマは「市議会議員が知っておきたい危機管理術」というもので、講師に大塚康男氏(市町村アカデミー客員教授。元市川市議会事務局長)をお招きをしました。

テーマの文言から察するに、昨年の大震災(東日本・長野県北部)を受けて、災害時の議員の役割とか心得的な内容を想像しておりました。しかし、内容は政務調査費と兼業の禁止というものでした。危機管理というよりは「内部統制」というべき内容では?とも思いましたが、場合によっては議員失職となりかねない事柄であるだけに、議員から見れば危機管理といった意識も必要なのかな?と自分なりに理解させていただきました。

講師のお話は、該当する地方自治法上の条文、立法趣旨、理念及び裁判例等豊富な実践例をもとに、時折参加者の笑いも誘う様な軽快なトークで進められていきました。

政務調査費については、究極的に「お天道様の下に出して恥ずかしくないか否か」という話なのだと理解しました。講師からは、実際に返還を求められた事例が示され、「世間との感覚のずれ」が往々にして政務調査費問題では浮き彫りになる場面があるのだと思います。

兼業の禁止については、あまり意識をされない「NPO法人の役員」との兼業禁止について興味深く聞かせていただきました。自治体と委託契約を締結したNPO法人の役員に議員が就任している場合、その契約が議決された時点で失職するという規定になっております。報酬の授受・不授受は関係ない等、自分の思い込みは法的には全く通用しない点は留意が必要であります。

研修会を設営された草加市議会事務局の皆様、お疲れ様でした。


<写真:講師の大塚康男氏>