「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

結局既得権益が大事ですか?「既得権益しがみつき型仕分け批判」を仕分けよう!

2011-02-16 21:04:34 | Weblog
過去3回の事業仕分けに続き、規制仕分けが行われるとのことである。蓮舫大臣のキャラクターとともに世に知れ渡ることとなった仕分けであるが、批判も絶えない。

仕分けによりひねり出された金額が少ない、廃止と判定されたのに名前を変えて復活している事業があるのではないか?仕分け結果に法的拘束力がない、本来議会でやるべき仕事ではないか?等々。こうした批判には謙虚に耳を傾け、改善を目指していくべきでしょう。

しかし、一方で自分がかかわっている事業が仕分け対象になることの不満から出る批判には辟易としてしまう。聴く価値もないイチャモンであるが、結構身近にこうした「既得権益しがみつき型仕分け批判」があってしまうから困ったものである。先日ある会合で、長年地域でのとある活動に携わられ、その活動の全国団体でも幹部を務める御方が「(自分の団体で運営している)事業が仕分け対象になった。許せない。」とのたまわったそうだ。その御方は余りの民主党憎悪から何年振りかに選挙運動をします!と宣言までしたそうだ。既得権益死守もここに極まれり。その事業の必要性を云々する以前に自分の既得権益を侵されることに対する余りにわかりやすい反発。まさにこうしたメンタリティを排除するために仕分けはあるのだと思う。

上記のような極端な例はともかく、「○○が無くなると、○○に取り組んでいる人が可哀そうだ」という意見には私も同調したい部分がある。特に芸術・文化関係の仕分けに対しては、そうした感情を持つことがある。私は議員になってから落語鑑賞が趣味となり、よく寄せに行くのだが、関係する文化関係の予算が仕分け対象になったことに、笑点でおなじみの桂歌丸師匠が苦言を呈していたことがある。しかし、これまでの「あれもこれもやる」という「口利き陳情政治」を続けていたのでは、いずれこの国の財政はパンクすることは事業仕分けに批判的な人たちにもご理解いただけると思う。問題はその優先順位を付ける過程を極力透明にすることだと思う。そして政治家は優先順位を付けたことによる反発を食らうことを恐れてはいけないと思う。また一方で、一度つけた優先順位を変更することも政治の役割である。菅首相が仕分け対象となった科学技術関係の予算を復活させてことはその例であろう。まさに少なくとも戦後65年間は続いてきた口利き陳情政治から大きくメンタリティを変えていく時だと思う。そんな時、既得権益しがみつき型仕分け批判こそ、真っ先に仕分けされるべき思考様式ではないかと考えるのである。


西川口駅西口

2011-02-16 07:00:00 | Weblog
毎週水曜恒例の西川口駅西口での活動を、「ふくだ秀雄」県議会議員とともに行いました。各々市政と県政のレポートを配布させていただきました。今日はカラー刷りだったせいか、いつもより多く受け取っていただけました。皆様、今日も一日お気をつけて行ってらっしゃいませ。