「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

外交はバランス

2009-12-13 12:13:51 | Weblog
今日の政治討論番組では、やはり普天間基地の問題が取り上げられていた。この件の委細については多くの報道もあるので割愛をするが、疑問に思うのは「外交とはそもそも何なのか?」ということである。

私は政治学や外交史の研究家ではないが、おそらく「複雑な各国のパワーバランスの中で、自国の国益を最大限実現をすること」が外交の目的なのだと思う。

普天間基地の件で米国と議論を起こそうとすると「日米同盟が崩壊する」という意見があります。では、米国の原子力船の入国をかたくなに拒んだニュージーランドは米国との関係を崩壊させてしまったのでしょうか?駐留米軍基地を縮小したドイツやフィリピンは米国との関係を壊してしまったのでしょうか?答えはNOです。

小沢幹事長の訪中団、鳩山総理の東アジア構想等の件もあり、まるで民主党政権が「反米親中」であるかのような誤解があるが、これは外交の基本中の基本がまだ日本では理解されていないのだと思う。答えは「アメリカも中国も大事」なのだ。

余談ではあるが、小沢幹事長は長年にわたり訪中団を送る一方、米国との草の根交流も続けており、先日も米国の小学生を国会に招待している。

米国のメディアでも「対日外交へのアプローチを見直すべき」との論調もあるよう。冷戦崩壊から20年が経過をする中で、中国・ソ連を仮想敵国とする思考からいい加減抜け出す時ではないでしょうか。当の米国も「トランスフォーメーション」なる発想で米軍基地の再編を模索しているのですから。