某ファンサイト管理人の音楽随想記

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「With みんなの一五一会-フォークソング編」-石川ひとみ

2005年11月12日 | ♪国内 -女性
「With みんなの一五一会-フォークソング編」-石川ひとみ(2005年)

今の時代に、こんなに「歌声」だけを全面に出した、ある意味「無防備」なアルバムが制作された事は特筆すべき事だと思う。ともすれば「雑音」に近いほど、そしてまるで沈黙が怖いかのように、音に隙間がない時代だから・・・

このアルバムの企画の意図は「一五一会(いちごいちえ)」というBEGINが開発した新しいギターのプロモの一環なのかもしれない。でも、何れにしてもこのアルバムは(過去の名曲の)選曲もその仕上がりも良く出来ていると思う。石川さんの歌声には、近年主流になってしまった"変なR&Bくずれの日本語"のような不自然な崩し方が全くなく、いやそれと対極にある「素直な」歌い方です。これがとても新鮮!言葉が素直に心に染み込んできます。これが数々の名曲と良くマッチしていると感じました。

それと、旦那さんと一緒に制作している事も良い方に影響しているのかな・・・?

意外かもしれませんが、このアルバムの一番のお勧めは「まちぶせ」。普通、自己カバー曲でオリジナル以上にちゃんと聴けるものがない、いや聴く意味を持たないものが殆どですが、これは私的にはオリジナルと同じくらい、いやそれ以上に好きかもしれません。言葉がとても心に近く響きます。のアルバムは老若男女にお勧めできる作品です。またシリーズ化も切望したい出来映えです 。

思えばナベプロの期待を背負って華々しくデビューしたもの、ヒットに恵まれず、病気にもなっていろいろ大変そうだったアイドル時代でしたが、今の石川ひとみさんが一番輝いて見えるような気がしています。

1.汀~みぎわ ※オリジナル
2.まちぶせ
3.真夜中のギター
4.悲しくてやりきれない
5.亜麻色の髪の乙女
6.神田川
7.あなたの心に
8.なごり雪
9.白い冬
10.岬めぐり
11.風にのせて (新曲)


※ただ、強いて言えば「神田川」だけは、石川さんの持つ天性の明るさとどうしてもマッチしなかったかもしれませんね・・・

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ラジオDays編もいいですよ (ギムリン)
2007-07-28 22:27:56
実は、フォークソング編は、宏美さんのDear Friendsシリーズなどと重なる部分があって、未購入なのですが、その後に出たRadio Days編を持っています。
ひとみさんは、本当にハイトーンが綺麗ですねえ。病気をされて苦労されたとはわからないほどです。
これからも、地道に歌っていってほしいものです。
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