某ファンサイト管理人の音楽随想記

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「花のメルヘン」-ダーク・ダックス

2006年02月19日 | ♪国内 -グループ


「花のメルヘン」-ダーク・ダックス
作詞/作曲:松田トシ 編曲:服部克久-1972年

♪ むかし むかし そのむかし
小さな 川のほとりに
大きな花と 小さな花が
並んで 咲いていた・・・ ♪

昨日ボニー・ジャックスだったので今日はダーク・ダックスです(笑)。やっぱこの流れしか思いつきませんでした・・・というか、一緒に取りあげないと申し訳ないよう気がしてしまいます・・・(別に何の義理立ても必要ないのにね・・・(笑))。

この曲、昔から大好き!

この曲も心がと~てっも優しくなれる名曲ですね。歌詞をちゃんと聴くと、弱者に対するいたわり/温かいまなざしを感じたりする曲です。作詞:作曲の松田トシさんは、岩崎宏美さんのデビュー時の"先生"だった事でもご存じ方も多いかもしれませんね。ところでこの歌詞、

(小さな花が言う)
♪ あの娘も この娘も この俺を
 ひとめ見ようとここに来る
生きてることの 楽しさは 
お前にゃ わかるまい

大きな 花さん 聞いとくれ
たとえ一人ぼっちでも 
僕には心の太陽が
いつも 輝いている ♪

小さな花は、ひそやかに・・・でも自分なりの人生を一所懸命生きている、という歌だと思います(^^)

そうそう、この頃には「花と叔父さん」という伊東きよ子さんが歌った浜口庫之助さん作の名曲もありましたね~。この時代は「メルヘン」がブームだったような、おぼろげな記憶がよみがえって来ました(^^)。それら歌の視線には、"弱者に対する温かいまなざし"みたいなものが感じられる曲も多かったですよね。時代はちょっと遡りますが、先に書いた坂本九さんの「ともだち」は、障害を持った子供に対する"応援歌"の意味合いの歌でしたよね・・(♪踏まれても 折られても 雨風が 吹き荒れても・・・♪)

最近の歌には、こういうセミ公共的/ビジネス・マインドじゃない曲ってあまり見かけないような気がします。反面、無理矢理に"感動話"をセットにした「お涙頂戴」曲、つまり「感動の押し売り曲」は結構ありますね。そうそう、今度のトリノ・オリンピックでも、TVのテーマ曲も、選手のエピソードも、結局曲のセールス/ビジネスに利用しようとする曲ばかり・・・。私はもうウンザリです(^^;。でもまぁそれだけ、業界に余裕がないのでしょうね~。いや、余裕以前に、単に期末決算のP/LB/Sシートの数字ばかり気にしているのかなぁ?おっと、キャッシュ・フローも大事だった(笑)。

「株主様」のための音楽ビジネス・・・
でも音楽ビジネス企業の「株主様」って
それだけ(利潤)だけを求めているのかなぁ・・・??

必要以上の利益より
"社会的貢献”を期待している人だって
少数だけど絶対いると思う。

現代の音楽業界がビジネス優先時代であることを、こんな曲を聞き直してみてふと感じました・・・

 ps
このCD、カラオケ付いてます。更に、このCD、「森の熊さん」も入ってましたよ!
わたしゃ、これは別に欲しくなかったんだけど・・・(笑)。

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