渡辺哲也(一級建築士・絵画作家)「多彩画の世界」また日常のささいな事などを綴っています

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「アーキテクチュラルレンダリング:イメージスケッチ」 

2019年03月13日 17時53分41秒 | 建築パース作品など
「アーキテクチュラルレンダリング:イメージスケッチ」
[イメージプラン&イメージ写真より
建築計画イメージを具現化する]の制作工程動画です(BGM付き)!
鉛筆描きに色鉛筆タッチ]+Photoshop着色でのイメージスケッチです!
最初のイメージプランで描く為、簡単なスケッチで描き出来るだけ固定観念を強くさせない様にする目的もあります。
(海外に建つホテルのまだほんの基本計画段階だったのですが、既に事業計画自体消滅しております)
ここで、ちょっと透視図法の話を!
この絵、平行一点透視図である事がわかると思います。
ご存知のように、巨匠ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の構図がまさにこの図法です。
画面のどこかに設けた消失点(一点)から線を外に放射状に広げることで奥行きを表現する技法です。
まず、ここにで注目すべきは、対象物の奥行きラインは全て中央の消失点に集まっている事(平面形状が矩形で且つ勾配の無い場合)が解かりますね。
そして消失点は、視点である目の高さで常に水平線と同じ高さにあります。
つまり、対象物を真正面水平に見る場合は常に水平線上の消失点に集まる訳です。
そこでちょっとした面白い事を、それは影にも消失点がある事です。
この複数人物の影の方向に注目していただければ、それぞれの影は平行では無い事がわかると思います。
ではどこに向いているのでしょう?実は影の消失点も同じ水平線上のどこかの一点にある(地盤の勾配の無い場合)のです。
この絵の場合は画面右端の水平線上の一点に集まっています!
実際の屋外での太陽光(平行光)の下、風景をよーく観察してみるとお解かりになると思いますよ、「透視図法」って面白いでしょ?
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