「Fly away」アクリル画 Acrylic painting.
Pouring - Fluido & Hand drawn.
ポーリング-フルイド＆手描き、との融合：制作工程動画です。
You tube、Face bookのアスペクト比は、4：3で。
Instagram IGTVのアスペクト比は、16：9に変換して作成しております。
「Fly away」アクリル画、ポーリング-フルイド＆手描き 渡辺哲也
「Fly away」アクリル画 Acrylic painting.
Pouring - Fluido & Hand drawn.
ポーリング-フルイド＆手描き、との融合です。
海外そして日本でも多くの人が楽しんでいるポーリングアート-フルイドアート。
絵の具の流動性を利用して制作された流動絵画です。
大きく分けて、３種類に分けられます。
①アルコールインク アート。
②アクリリック アート。
③レジン アート。
実は、最初③のレジンアートを試みましたが、見事に失敗しました。
手描きであれば失敗気味の時には直ぐに軌道修正ができるのですが、この時の化学変化には全くなすすべもなく対応不可能でした。
（また、この失敗記録は別の記事として掲載予定？）
そこで②のアクリリックアートでの仕切り直しです。
偶然性が大きく左右されますが、ある程度のイメージを作った中で進める事に！
そして抽象画的な流動絵画に手描き具象絵画を融合させてみました。
仕上げはレジンを流し込み超光沢に！
まず香良洲海岸で撮影したカモメが飛び立つ１枚の写真からイメージし、それを可視化した構図構成をつくりました。
この時に流し込む絵の具の色や順番～位置もイメージを図式化しました。
これらにより、制作工程の順番も整理でき、また各絵の具の量やメディウムの量がおおよそ掴めてきます。
流動絵画は、大量の絵の具＆メディウムが必要でそれら数量を試算するうえでも必要でした。
今回のアクリリックアートは、アクリル絵の具とポーリングメディウムと水のいたってシンプルなものとしました。
比率は、2:2:1の割合です。
絵の具：白は大量に使う為アムステルダムのチタニウムホワイ120mlを(ちょうど1本使いました)、有彩色はホルベインのアクリリックカラー(ヘビーボディ）を。
メディウムはアムステルダムのポーリングメディウム。
セルと呼ばれる細胞のような模様を作りやすいように、フロートロールを混合したりシリコンオイルを入れたりするのが流行りですが、今回のイメージではセルは必要ない為に無しとしました。
ただ流し込んだ後に、少しシリコンスプレー吹きかけてガストーチであぶったりしております！
今回は、パネルを傾けたりしながら流動させるのではなく、構成イメージを基にドライヤーの風で描くように流動させ形作りをしてみました。
完全硬化するまでは、形も変わったり、色も徐々に変化していきます。
ここからは全てその偶然性に任せる事となります。
すると、水平線上部にカモメが何羽か飛んでいるようにも見える白い模様が偶然できている為、その模様構成の連続性が生きる様に手描きカモメを配置しました。
手描きカモメは白線で下描き後、隠ぺい力の強いジェッソ(白)で数回ベタ塗り後、アクリルガッシュで細部を描き起こします。
仕上げはレジン(2液硬化型エポキシ樹脂)を流し込みます。
今回は型枠無しでの流し込みでセリフレベリング効果を狙ってみました。
隅部分や小口に行き渡るようにドライヤーで流していきます、熱で気泡も出来難くなります。
制作後、もっとこうすれば良かったかも？と思う事が何点もあった、次回からの糧にしよう！
流し込み工程の撮影は定点カメラでのコマ撮りで200枚ほど撮影し、その他の工程や仕様画材なども数多く撮影していますので、後日制作工程動画を作ろうと思います。
Pencil drawing + Photo shop coloring.
「鉛筆画＋デジタル着色」
以前描いた鉛筆画[地球儀]にPhotoshopで簡単着色！
制作工程動画は、また後日に。
墨絵＆デジタル着色[Glass & azalea flowers]
墨絵＆デジタル着色[Glass & azalea flowers] 渡辺哲也
Sumi + Photo shop coloring
先日postした墨絵「Glass & azalea flowers」にPhotoshopで簡単着色！
レイヤは・背景・花＆つぼみ・葉＆茎の３つのみ、描画モードは全てオーバーレイで乗せただけです。
着色時間、約30分ほどでの簡単カラーリングです！
この描法もグリザイユ描法ですね、手描きのグリザイユにデジタルで固有色を置いた描き方です。
Early In The Morning ペインティングナイフで描くアクリル画 渡辺哲也
墨絵(SumiArt)
「Glass & azalea flowers」
180×270mmの小作です。
庭のツツジの花が満開だったので、墨で描いてみました！
ちょっとだけ摘んで、グラスの中に入れた構図構成です。
私の作品区分として、和紙系に墨が水墨画、それを更に顔彩などで着色を墨彩画、そして今回のように和紙系以外に描いたものを墨絵とジャンル分けしております。
今回の支持材はアルシュ紙300g/㎡、描画材の墨は水墨画用の練墨です。
この練墨は5倍から30倍で薄めて使用することを推奨しておりますが、作品上部の黒はほぼ原液のままの濃度です！
アルシュ紙300g/㎡を水張りしておりますので、全く問題なく真っ黒が表現できます。
保護剤は、今回UVマットバーニッシュを使用です。
完成後の落款印は消しゴムで作ったもの（笑）、そして印泥を使うのは久しぶり！
以前、書家の先生から「印泥は生きていますから愛情をこめて定期的に優しく練ってあげて下さい」と言われていたのですが、当分のご無沙汰でした（笑）。
