渡辺哲也(一級建築士・絵画作家)「多彩画の世界」また日常のささいな事などを綴っています

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「プロセス&ディテール」シリーズ、Part34

2019年08月30日 15時57分20秒 | 「多彩画」(絵画)など
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part34
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第34弾!
[花鳥風月]天地自然の美しい景色を透明水彩で描く、です。
この作品は「和」を意識した画風で、狙いは画面右上から左下へいくにつれ有彩色から無彩色へのグラデーションでまとめていく事を画風の特徴にしてみました。
いろいろな、題材、描画法、画材、等などを変えて描いていく事で、その都度新鮮な気持ちで描けるのが大好きです!
ロケ地:大神神社(おおみわじんじゃ)は、国のまほろばと称えられる大和の東南に位置する円錐形の秀麗な山、三輪山を御神体として、大物主神を祀る。
この作品の製作工程動画を現在ストーリーズで流しております!





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「プロセス&ディテール」シリーズ、Part33

2019年08月29日 09時40分57秒 | 「多彩画」(絵画)など
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part33
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第33弾!
「素彩画」[ブルーベリー絵の具でブルーベリーを描く]です。
この素彩画の場合は、熟成して色調が変化していっております。
赤紫より青紫の方が変化が大きいですね、赤紫と青紫は媒染剤(この場合はミョウバン)を入れるか入れないかで2色を作っております。
描画時の鮮やかな色彩も好きですが、熟成し彩度の低くなった落ち着きのあるこの色調も気に入ってます。
この素材絵の具も「白」はありませんので紙の白を利用して、白抜きするか、水でリフトアウトするか、スクラッチングの描法をとってます!
この作品は、2012年3月、銀座伊東屋ギャラリーで素彩画展を開催して下さった時の展示作品の一つで、DMの中にも使った作品です。
また、2012年9月、読売テレビ(ytv)大阪ほんわかテレビ「知られざるパイオニア」に出演(15分)した時に実際のデモで作った素材絵の具の一つです。
この作品の製作工程動画を現在ストーリーズで流しております!
「素彩画」とは、描画の対象そのものを素材として抽出した絵の具を作り、それを使って描画対象そのものの彩りを、キャンバスに再構築する。つまり「素材で描く彩画」→「素材彩画」→「素彩画」と命名しました。









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「プロセス&ディテール」シリーズ、Part32

2019年08月25日 14時15分03秒 | 「多彩画」(絵画)など
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part32
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第32弾!
「素彩画」[たまねぎ絵の具でたまねぎを描く]です。
素彩画の場合は、原画の色調変化の無い作品と、熟成して色調が変化していくものがあります。
たまねぎ絵の具は描画時と全く同じ色調で変化のない素材絵の具です。
顔料系素材絵の具はまず色調変化はありません、そしてこのたまねぎ絵の具のように最初から「茶」系の素材絵の具も変わらないものが多いようです。
このたまねぎ素材絵の具も「白」はありませんので紙の白を利用して、白抜きするか、水でリフトアウトするか、スクラッチングの描法をとってます!
この作品は、アートギャラリー2010リコー銀座本社ビルで「多才な彩画展」を開催して下さった時の、「絵とことばのコラボレーション」作品の一つです。
「素彩画」とは、描画の対象そのものを素材として抽出した絵の具を作り、それを使って描画対象そのものの彩りを、キャンバスに再構築する。つまり「素材で描く彩画」→「素材彩画」→「素彩画」と命名しました。









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一枚のパース画が36年の時を経て、結んでくれた『縁』

2019年08月23日 14時32分30秒 | 「多彩画」(絵画)など
一枚のパース画が36年の時を経て、結んでくれた『縁』
これは2012年、西予市立美術館「ギャラリーしろかわ」さんが、企画展を開催して下さった時の「ご縁のストーリー」です。
(2012年その時のHPや他SNS掲載の記事のままでご紹介します)
今回のきっかけは、愛媛県建築士会会長のHさんから頂いた今年(2012年)の年賀状に添えられた一言からが始まりとなりました。
そこには「昭和51年頃渡辺さんが描かれた城川町庁舎の建築パースが、最近庁舎内で発見されて庁舎ロビーに展示しています」と書かれておりました。
三十数年の時を経て、まるでタイムカプセルが開かれたようです。
まだ計画当時に描いた建築パースが、竣工後(昭和53年竣工)の庁舎内に眠っていたと言う事も驚きですが、現在ロビー展示していただいていると言う事が感激です。
その建築パースとも36年ぶりに対面してきました。
そんな「ご縁」で、西予市立美術館「ギャラリーしろかわ」さんで、『お久しぶりです 渡辺哲也 素彩画展』-その絵にはレシピがあった-と言う展覧会を、2012年5/30~7/8まで企画展と言う事で開催して下さいました。
今回のこの作品展はその「ご縁」が結んでくれたと言っても過言ではないでしょう。
そしてまた他県にもかかわらず(私は三重県で建築事務所をしています)、愛媛県建築士会会報「いしづち」に二度にわたり連載記事も書かせていただく事にもなりました。
「少し長い記事コピーとなりましたが、お時間があればご笑覧下さいませ」



















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[残暑お見舞い申し上げます] 「プロセス&ディテール」シリーズ、Part31

2019年08月21日 12時14分17秒 | 「多彩画」(絵画)など
[残暑お見舞い申し上げます]
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part31
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第31弾!
透明水彩+不透明水彩で「水遊び」を描くです。
「靱(うつぼ)公園」での一コマです。
靱公園は、大阪市西区靱本町にある都市公園です。
四つ橋筋からあみだ池筋までなにわ筋を挟んでの東西に細長い敷地を有してます。
打ち合わせ時間まで少し時間があったので、涼を求めてこの公園で一休み。
とても微笑ましい情景に出会うことができました!



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建築の「はなし」Part12

2019年08月19日 17時31分06秒 | その他いろいろ
建築の「はなし」Part12
「三十年前(1989)、設計途中のデザイン検討用エスキース」
これらのエスキースは、1989年独立する少し前(設計事務所勤務時代)のもので、当時設計を担当していた「宿泊施設付きのゴルフ場クラブハウス」の内観イメージです。

平面図・立面図・断面図を作成しながら並行に描いていったもので、いわゆる設計を進めていく上での自分のイメージの確認用であり、また施主や構造設計者・設備設計者・他関係者へのイメージ説明伝達の為のものです。
もうこの時にしか日の目をみない絵で後は打ち合せ記録簿のファイルに綴じられるのが関の山、殆どが捨てられる運命の絵なんですね。
この頃は未だCAD化も進んでなく図面も手書きでした。
そう言えばA1図面の上の方なんかは立って書いてましたね(笑)。
設計者がエスキースを書く、特に絵の好きな者はまだこのスタイルをとっていた時代です。
CAD化された今はどのような進め方をされている事務所が多いのでしょうか?
ちょっと気になりますね。

私の場合の現在、デザインの時は昔ながらの手描きですが、複雑なものは3Dで簡単に線画入力した図の助けを借りています!
そしてまた、これから先はどのように進んでいくのでのでしょうか・・・?
イメージをある程度頭の中で組み立てた上で、いきなり雰囲気で描いていくラフスケッチなので、図法は全て平行一点透視です。
ドラフターを使い、デザインしながら描くには一番向いていますね!
それも正式な透視図法ではなく、簡略透視図法で勘にたよって描く部分もかなりあります。
消失点の決まりごとや面の分割法などを守っていれば、不思議とそれなりに見えるものなんですね、これが(笑)。

あくまでも設計途中のイメージを具現化する為の目的で、言わば設計行為の進行プロセスの一つです。
トレペにシャーペン一本での作画、寸法取りやデザインの為の補助線などもそのまま、その程度のものです(笑)。
イメージが固まっている部分は1点15分もあれば描けるし、デザインを悩むものは1時間ほどかかったものもあります!
たぶん、定例会議の前日、急遽12カットを1日で描いたエスキースだったと記憶しております。

3Dでボリューム入力する場合は平面図が基本でその平面を立ち上げながらオブジェクトを積み木のように組み合わせて形を作っていきますが、このような手書き室内デザイン一点透視の場合は断面図を頭に置き奥行きを一点に向けて線を引くか又は一点から引き伸ばして奥行きをとるか、そこが3Dと手書きとの大きな作図の違いです。
いずれも、常に立体的に空間を捉えていく事が「要」ですね!

最後に、私達の共通言語である設計図面。
この設計図面によって、建築計画を具現化しているとも言えます。
しかし、それを共通言語として解釈できる一般の方はやはり少ないと思います。
だから私達は建築パースと言う手段で図面を可視化するのです。
一般の方には見え難いであろう建物や街や景観を可視化に導くのだと思います。

※おまけで最後に、この一点透視図法について触れております!















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「プロセス&ディテール」シリーズ、Part30

2019年08月17日 17時53分37秒 | 「多彩画」(絵画)など
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part30
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第30弾!
不透明水彩で「しずく」を描くです。
雨上がりの朝です。
さまざまな「しずく」たちに出会うことができました。
キラキラ輝くさまは、まるで自然が与えてくれた宝石です。
この作品は、個人様所蔵により、既に原画が手元に無い為、原画の上に100円玉を乗せて写真が撮れません。
そこで、原画原寸スキャナデータと100円玉原寸スキャナデータを同寸合成して比較しております。
描法は不透明水彩でありながら、透明水彩技法を使っております。
即ち、白い箇所は絵の具の白を使わず、紙の白を利用しております!
なぜ不透明水彩絵の具で透明水彩技法を使うのか?
それは私にとってどちらも分け隔ての無い「水彩絵の具」だからです。









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「プロセス&ディテール」シリーズ、Part29

2019年08月15日 15時23分01秒 | 「多彩画」(絵画)など
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part29
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第29弾!
「インスタントコーヒーでコーヒー豆を描く」です。
この作品のテーマは「被写界深度」!
ピントのあっているところと、ボケの対比を狙ってみました。



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「プロセス&ディテール」シリーズ、Part28

2019年08月13日 20時59分45秒 | 「多彩画」(絵画)など
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part28
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第28弾!
透明水彩で描く故郷の大三島「暮れなずむ」です。



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「プロセス&ディテール」シリーズ、Part27

2019年08月10日 16時24分19秒 | 「多彩画」(絵画)など
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part27
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第27弾!
透明水彩+不透明水彩で「秋陽」を描くです。
なら公園のの一コマです。
透明水彩と不透明水彩の比率は五分五分で、交互に使っています!
勿論パレットも色調の同じ種類をそれぞれ用意して描いております。
「混合水彩」このようなカテゴリーがあるのかどうか?わかりませんが、私はそのように言っています。
この作品の製作工程動画を現在ストーリーズで流しております!



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