最近、野原などでよく見る花。
三尺バーベナという別名の通り、背丈がとても高く、1m以上にも生長し、たくさんの枝が分岐してその頂点に花を付けている。
元々は庭にあったのでしょうから、庭から野原に抜け出してきたのかな?
実際のところ、園芸品種が逸脱して自然に増えたらしく、非常に丈夫で繁殖力が強い花。
そのため、まだ特定外来生物には指定されていないが、「将来の生態系に被害を及ぼす恐れがある外来種」のリストに入っている植物らしい。
でも、環境省のこのリスト、科ごとに分かれているのだけれど、結構普段よく見ている植物がたくさん入っていてびっくりする。
例えば、キク科のユウゼンギク、キョウチクトウ科のツルニチニチソウ、メギ科のヒイラギナンテンなど、どこの庭にもあるものがたくさん入っている。
こういうことは一般的にはあまり知られていないと思う、だから園芸品店では売っているし、ダメならダメとはっきりしないと。
結局、それらの植物はリストだけ作って、減らそうとする気はないのかも。
花はよく見るとかわいいと思うのだけど・・・
学名: Verbena bonariensis
英名: Tall vervain, Purpletop verbena
和名 :柳花笠、三尺バーベナ
科名・属名:クマツヅラ科 クマツヅラ属
原産地:南アメリカ
「ヤナギハナガサ」は宿根バーベナが進化し、野生化したものと思われている。
[宿根バーベナ]
「ヤナギハナガサ」とは花穂の長さが違い、全体の背丈も20~30cmほどにしかならない。