栃木県足利市にある「足利学校」は日本最古の学校として知られているが、創建者が誰なのかは諸説があり明らかになっていない。
行ってみたら敷地が水堀で囲まれていて、学校と言うよりも城跡とも思われるような造りになっていた。
そして、入場券が「足利学校入学証」になっていたのも面白い。
門を入り敷地内の中央にあるのが孔子廟(聖廟)。
徳川家綱が創建し、足利学校に現存する最古の建築物となっていて、中国の明の時代を模したという。
孔子廟には孔子が祀られていて、当時この学校では儒教を中心に教えていたらしい。
[孔子廟]
次に向かったのが「方丈」
ここでは学生たちが講義を受けたり、学習をしていたらしい。
この「方丈」で説明してくれたスタッフの女性の名前が孔さんという名前だった。
聞いてみたら孔子の76代子孫にあたる人だと言う。
孔子の子孫が足利学校で説明をしているなんて、何だかすごいことのような気がする。
[方丈]
[方丈の玄関]
鬼瓦の「學」の文字は上杉憲実(うえすぎのりざね)の筆跡を模写したもの。
孔子廟の他にも図書館やたくさんの門、建物などがあるが、それよりも興味を持ったのがその建物などを際立たせている庭園だった。
どうしても建造物の方に目を奪われてしまうが、庭の木の配置や選定の仕方を見ながら散策してみると、日本庭園はやっぱり素晴らしいと思った。
[北庭園]
[南庭園]
足利学校の他にもすぐ近くにある鑁阿寺(ばんなじ)にも行ってみた。
このお寺は、足利家の氏寺となっていて、国宝の本堂始め多宝塔や山門等、見ごたえのある建築物がたくさんあった。
[鑁阿寺]
[鑁阿寺]
また、近辺の商店街も街中全体がレトロな雰囲気があり、ぶらぶら歩きが楽しめた。