竹原は江戸時代に塩や酒づくりで栄えた豪商の屋敷や由緒あるお寺が今でも当時のまま残っていて、情緒を感じながら散策することができる街。
駅前の観光案内所で町歩きMAPを入手してから歩き始め、徒歩15分ほどで古い町並みが残る「町並み保存地区」に着いた。
[街並み保存地区]
[街並み保存地区]
観光客も少なかったので、石畳の道をゆったりと歩くことができた。
最初に目に入ったのが竹鶴酒造、ここはニッカウヰスキーの創業者の竹鶴政孝の生家でもあり、NHK連続テレビ小説でも有名になった。
酒蔵の見学ができなかったので、近くの藤井酒造に併設されている、「酒蔵交流館」に行き試飲をしたり「酒造アイスもなか」を食べたりした。
「酒造アイスもなか」は酒かすが効いていて美味しかった。
[竹鶴酒造]
[西方寺に続く階段]
その後は「西方寺」へ向かった。
「西方寺」には京都の清水寺を模して建立された「普明閣」がある。
高台にあるので、街のどこからでも望むことができ、街のランドマークになっている。
急な階段を登って「普明閣」に着いた。
ここからの景色は一見の価値があると思う。
街を一望することができ、遠くに瀬戸内海も見ることができるのだから。
竹原を訪れた人は必ずここに来るという理由はこの景色のためだと思う。
[普明閣]
[普明閣から見た街]
階段の登り口で地元の人たちが竹細工をしていた。
話を聞いてみたら、道路の側溝をカバーする竹格子を作っているらしい。
竹原は名前の通り、竹細工でも有名で、いろいろなことに竹を利用していると言う。
また、工芸品も多く作られていて、街のあちこちには竹かごや置物などの竹製品がたくさん売られていた。
[竹製の側溝カバー]
「西方寺」から再び古い街並みに戻り、歴史民族資料館、おかかえ地蔵、胡堂などを見て回った。
[おかかえ地蔵]
願い事を胸に祈りながら地蔵を抱え、想像したより軽ければ願い事が叶うと言われている。
[竹原市歴史民族資料館]
1日だけの旅だったが、小さな街なのでゆっくりと歩いて回り、何となくタイムスリップした感じを味わえたような気がした。