ササめがね~NPO法人あそびそだちiLabo【運動あそび塾しらさん家】ササのブログ~

しらさんちでの外遊び・運動遊び・自然体験活動
親子ふれあい運動『キズナビクス』
子ども達を取り巻く社会へのメッセージ

雪のない年に感じた山の生命力

2020-02-24 15:01:23 | 自然体験教室
2020「雪山であったかラーメン」
雪がなく、今年の開催は本当にどうしようかと思いましたが、
やめる気にはなれませんでした。
子どもも大人も、この現実を見ておかなくてはいけないと思いました。

山肌はもちろん、毎年あの一面の銀世界に包まれていた山頂も、
茶色い世界となっていました。


下記は、9年前の写真です。
今年の写真に写っている枝の細い木々のほとんどが、雪の下に埋まっています。
掘っても掘っても地面には辿り着きませんでした。


冬、初めてこの野田地域を訪れた時には、「ここが同じ柏崎なのか」と、
そびえ立つ雪の壁に驚きましたが、
思い返せば、毎年少しずつ、雪は減っていきました。
あらためて写真を見返し、とても切ない気持ちになっています。

本来の活動のメインであるラーメン作りは、
屋根から落ちて少し残った雪の上で行うことにしました。





雪遊びの代わりに、謎解き宝探しゲームを行いました。




時間に余裕があるときは、和尚さんから絵本を読んでいただいています。


子どもたちが活動に熱中している最中、
いつもは雪に隠れているはずの山肌を歩いてみると、
水脈らしきものがあり、たどっていくと、水が湧いているところを発見しました。
和尚さんによると、夏場は枯れるのだそうですが、春までは出るのだそうです。

雪がないこんな年でも、山の循環を絶つまいとする、山の生命力を感じました。

私もあきらめません。
子どもたちの体験活動を続けていくことを、あきらめません。
私の世代で取り戻せなくても、次の世代、次の次の世代へと繋いでいきます。
コメント (2)
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