映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

父の死

2008-07-11 06:13:13 | 家族
8日の夜実家に泊まった。

父の横で寝た。
驚いた。母が早朝4時過ぎ様子を見たら父の様子が変だった。
医者を呼んだがだめだった。
隣にいながら気がつかなかった。

そんなわけで家に帰れずブログ更新ができなかった。

朝6時過ぎから近所の人が次から次へと弔問に来た。
母も具合が悪いので、むしろそっちが気になるが、ばたばたした。

祖父と祖母の写真がある前で、寝ている父をちょうど僕がいるからちょうど良いと思ってお迎えに来たのかもしれない。
最初の心筋梗塞による入院からもう14年くらいがたつ。いろいろと長かったせいか、ショックはないが、思い出はたくさんあってそれを思うと涙が出てくる。

母も看病疲れでいらいらし始めた時だけにいい時期だったのかもしれない。
自分のときどうなるのか?どうしてほしいのか?考えてしまう。

今日からまた実家に泊まる。大変だ。

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期末テスト2

2008-07-07 22:44:11 | 家族
中学一年の娘が期末テストの期間に入った。

寸前なのにゲームばかりやっている。心配だなあ。
テスト準備期間中、妻が一生懸命教えている。それはそれでたいしたものだ。
塾も行かずにひたすら母親の家庭教師である。自分が大学生時代でも時給1500円はもらっていた。妻の働きを時給に換算するとすごい額になる。

ただ、時折けんかになる。こうすればもっと楽に点数取れるのにと思って話をすると常に言い合いになる。問題演習をできない問題中心にやるとか、こっちはついつい口を出す。でもとどのつまりは「もともと養護学校といわれた子だから。。。」と。。そう言うとお互い静かになる。

もともと、幼稚園の年長まで言葉がちゃんとしゃべれない子であった。

最初の幼稚園はクビになった。これはショックであった。
自閉症だといわれて訓練も行った。訓練の先生は養護学校しか無理だとも言った。
1年後たまたまある幼稚園が入園を許可してくれた。これは本当に助かった。
そこから運が向いたのかもしれない。その後私の転勤もあり、幼稚園を変わったが、そこでもラッキーであった。普通の小学校に行き、普通に卒業できた。

今はそんなことがあったということ自体信じられない。
本当によかった。

明日は国語、数学とあるようだ。
がんばってちょうだい。うちのお嬢さん!






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真行寺君枝

2008-07-06 22:41:14 | 映画(日本 昭和49~63年)
家でビーチボーイズを聴いていた。
「キープインザサマーアライヴ」なんで全盛をすぎたころだけど、ディスクユニオンで300円で売っていたのでCD買った後たまに聴いている。
そんな時ふと「カリフォルニアガールズ」村上春樹の「風の歌を聴け」の中に出てくるのを思い出した。

DVDレンタルで「風の歌を聴け」を借りる気になった。
むかし本を読んだ時は、ビールが飲みたくなる小説だなあという印象が強かった。

81年の作品、大森一樹監督で主演が小林薫、ヒロインとして真行寺君枝が出てくる。若き日の室井滋が主演の恋人役で脱いでいるのも見ものの一つだ。
それにしても撮影当時はまだ21歳だった真行寺君枝が美しい。「ゆれるまなざし」なんて資生堂のCM当時は17歳だった彼女も、美しさのピークを迎えている。
映画自体は正直あの小説とちょっとイメージが違うと印象。「ジェイズバー」のイメージもちょっと違う。でも美人女優の一番のピークの顔を見るというのは本当に素敵なことである。切れ長の美しい瞳、年の割にはしっとりとした話し方、全盛の彼女をみるだけでどきどきする。たまたま彼女の出た高校が自分の実家の近くで、彼女が資生堂のCMでスターダムになった時は仲間の間で大騒ぎになったのをふと思い出した。
しばらくたって出たヌードもそれなりには良いけど、本当は若いころに見せてほしかったな。
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憂うつ

2008-07-06 07:22:09 | 家族
父母両方とも具合が悪くなってきた。
父が心臓疾患、母ががんというわけで違った疾患でやられてしまっている。

昨日新宿で会議があった後、実家に寄ったが、ちょっと最悪の状況
母は木曜日に担当医師に入院を勧められたようだが、父のことがあるので待ってくれと言っているそうな。。。でも食べ物がだんだん通らなくなっている。父よりも始末が悪い。
父はベッドから下りられなくなって一ヵ月半がたつ。ひょっとしてもう少し前に最悪の状態がということだったが、そうならない。父の場合、動いていないから心臓に悪影響を与えないからであろう。昨日は牛乳が飲みたいといっていた。
牛乳を与えたら、がぶがぶ飲んだ。そう簡単にはいかないであろう。

家に帰って韓国映画の「オールドボーイ」を見た。
いかにもタランティーノが絶賛しただけある作品だが、韓国製作らしくちょっとどきつい。主人公なぜか誘拐され15年間監禁される。その後監禁先から出てなぜ自分が監禁されたのかのなぞを探る5日間の話
映画の完成度は高く、現代日本映画でここまでのレベルに達しているものはあまりない気がする。中国映画でも時折感じることがあるが、韓国映画の中で本当に残虐の極みに達する行為が出てくることが多い。今はないが、19世紀後半まではいきなり処刑するのでなく、身体の一部を少しづつ切り刻んで処刑する死刑の方法があったと聞く。その流れがあるのであろう。
日本だって山口組3代目を殺そうとした人間が同じような残虐な処刑を受けたという話を聞いたことがあるけどね。。。。

でもこの作品の極みの日が7月5日であるのはきわめて偶然
この偶然が何かいやなかんじがする。

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ロードムービー

2008-07-05 06:16:29 | 映画(洋画 89年以前)
ロードムービーというジャンルがある。
旅、ないしは移動という動きの中でおこるいろんな出来事を主題とする映画のジャンルである。これがまたいけるんだなあ。

ロードムービーでもっとも著名なのは、「イージーライダー」「スケアクロウ」「テルマ&ルイーズ」などであろう。日本の作品では山田洋次監督「家族」がそのジャンルでは最高傑作だと思う。(これはいつか取り上げたい)
「イージーライダー」で描かれているバックのアメリカの風景は雄大かつ美しく、ロックミュージックとバイクが本当に合う。やはりロードムービーには、アメリカの広大な大陸が一番似合っているのであろう。
でも僕にとっては、ロードムービーナンバー1,2は「俺たちに明日はない」とデイヴィッドリンチ監督「ストレイトストーリー」である。前者はそのスピード感、次から次に変わる展開のよさで推したいし、後者はリンチ監督としては異色の作品、ある老人が兄が病気になりもう先がないといわれ、トラクターで6週間もかけ会いに行くという話。アメリカ南部における途中のさまざまな出会いの中で、米国とはこんなに人情味あふれる人たちが多かったのか?と改めてその暖かみを感じさせるすばらしい映画である。

この「ストレイトストーリー」と似たような場所を、テイタムオニールとライアンオニール実の親子が、親子っぽく振舞う他人を演じるのが「ペーパームーン」である。
ちょっといんちきがかった聖書売りのライアンにテイタムが同乗してある場所まで向かう。ちょっとおませなテイタムは、うだつの上がらないライアンを助け、聖書を売ってあげたり、飲酒法時代の詐欺まがいの闇取引をやったりする。ライアンに思いを寄せる女性をわなにはめたりする場面も面白い。
この作品もロードムービーの傑作といわれるが、テイタムの演技のすばらしさが際立つ。比較的「長まわし」のショットが多いのにもかかわらず、ライアンとの掛け合いをうまくこなす。10から11歳にしてこの演技はすごい。僕にとっては、彼女は「がんばれベアーズ」で最高の想い出を作ってくれた恩人。でもやっぱり若いときに才能発揮過ぎたのかもね。最近麻薬でつかまったなんてうわさあるし。。。
残念
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ボルベール(帰郷)  ぺネロぺクルス

2008-07-04 06:27:43 | 映画(洋画:2006年以降主演女性)
ペドロ アルモドヴァル監督の映画を見る時は、その色彩感覚のすごみがどうなのかを楽しみにいつも見る。でも「トークトゥハー」は、せつなすぎてちょっときつかった。。「オールアバウトマイマザー」の時は、その画像コンテの美しさにどっきりした。この映画もそれなりに美的感覚を刺激してくれた。

ぺネロぺクルス扮する主人公には姉が一人いる。母親はすでに死んでいた。その姉と母の姉妹の伯母の見舞いに故郷に行くが、目もろくに見えない彼女はかなりよたっていた。また、ぺネロぺには旦那と若い娘が一人いる。ある日仕事に出ない彼を問いただすと失業したとのこと。ペペロネは今まで以上に働かなくてはと思っているところに事件が起こる。
なんと、娘が旦那を刺し殺したのだ。実の父娘でないことをいいことに、父が娘を犯そうとする時に一気に刺し殺したのだ。そんな時、伯母が死んだという知らせが同時に入るが自分は取り込んでいけないと言う。また、ぺネロぺがつとめていたレストランの店主が突然現れ、自分はもうやめてしまうのでと鍵を預ける。
ぺネロぺは死体をくるみ、レストランの冷蔵庫に運ぶ。
そんなころ伯母の葬儀に行った姉が葬儀でとんでもないことに出くわす。

そこから奇妙なストーリー展開を見せる。一瞬これはゴースト系の映画なの?と錯覚を起こす。でもそうでないことがわかり、ぺネロぺ姉妹とぺネロぺの娘、あと意外な登場人物を含めて奇妙な人間模様が展開される。近親相姦なんてどきついこともテーマになっている。

ぺネロぺはひょんなきっかけで空いているレストランの経営をする。そこで見せる美人マダム役はなかなかのもの。胸が大きく開いたドレスにはドッキリしてしまう。また、こういう場面ではペドロ アルモドヴァル監督の色彩感覚のすごさの本領が発揮される。なかなかである。

女性映画かもしれないが、ペドロ アルモドヴァル監督のファンは見ておいてもいいだろう。
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アルピノ  イタリアン

2008-07-03 20:21:36 | 食べもの
今日は東上線の若葉というところで仕事があった。
川越をこえると、鶴ヶ島市、坂戸市と地味めの町が続く、以前川越に住んでいたときは、仕事で来ることも多かったけれど、ここ5年位はたまにしかこない。

そんな地味な町坂戸に奇妙なイタリアンの店がある。「アルピノ」だ。
駅西口を歩いてすぐの店、夫婦でやっている店だけど、この町にくることがなくて遠ざかっていた。何でなのか長嶋茂雄氏が田園調布から坂戸くんだりまでわざわざ来るそうな。。。お抱え車に乗ってね。
「何で?」という感じだが、きっと相性が合うのであろう。

ランチを食べた。1550円也。それ以上安いメニューはない。
坂戸という町にしては強気の設定だが、店には誰もいないわけではない。雰囲気からするとそれなりにみんなお金持ってそうだ。

パスタランチで、サラダ、自家製パン、デザート、ドリンクつき
サラダは、にんじん、きゅうりを細切りにきれいに刻み、パラパラとチーズをのせてつくり込んだ職人芸のおいしいイタリアンサラダ、ランチで食べるサラダの中ではここしばらくではナンバー1。ランチとなるとやたら量の少ないサラダを出す店がある。量も適量だ。
昔六本木に「越」という和食系の飲み屋があった。そこに「きざみ生野菜」というメニューがあって、本当に大好きだった。テイストが似ている。
パスタは、シェフの今月のおすすめで、スズキのトマトベースのパスタ
これもおいしい。メインディッシュで食べるようなスズキを小さく切っているのだが、トマトとの取り合わせが非常にいい。トマトもしつこさが全然ない。大盛りではないが、男性が量が足りないと思う量ではない。これも適量
最後に大好物のかぼちゃのプリンがでて大満足で終了。
この1550円はちっとも高くない。

帰り際マダムと話をしたら、パスタをお土産にくれた。彼女と話すのも5年ぶりくらいか。。別にお土産くれたから言うわけではないが、本当においしかった。
以前もおいしかったが、今日は格段に良くなっている気がした。

思えば、最近行くたびごとにレベルが落ちていると思うことが多かった。埼玉県でのコストパフォーマンスナンバーワンだと思っていたさいたま新都心のブリランテ武蔵野のフレンチ、一緒にいった人は何も言わなかったがもう一歩かな?
名前は似ているが、さいたま新都心のフレンチ「アルピーノ」値段も東京並だが、内容も手の込んだ料理でそれなりにいいなあと思ったこの店も、質は大幅ダウン↓
そういうことが続くので、やっぱり経済学の「限界効用逓減の法則」どおり、感じる満足度は行くたびごとにだんだん落ちるのかと感じたばかりであった。

でも今日は違った。明らかに水準が上↑になっている。
今度用事作って夜行ってみよう。
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二日酔い

2008-07-02 20:04:15 | Weblog
月例の定期報告が終わって、早めに昨日は引き上げた。
ところが、まわしている決裁書が最後本社で差し戻しをくらった。粗利額数字の誤りに気がつかれたわけだが、まいった。駅で頭にめまいがした。

めまいがでるというのは血圧が高いということだと思う。
以前めまいがよくでたとき病院にいったら、血圧が180こえていたことがあった。今回も瞬間的に↑なったのであろう。

昨夜は会社の女子社員2人つれてフレンチを食べに行った。
さいたま市のなかではコストパフォーマンスに優れているブリランテ武蔵野だ。
でももう一歩かな?もっとこの店おいしかった気がするけれど。。。
赤ワインをがぼがぼ飲んでから、大宮のバーへ行った。
そこでもかなり飲んで家路に着いた。

今日はきつかった。
父親の病院の日だから、東京に行かなきゃ行けない。
しんどかった。二日酔いの日はいつも水をひたすら飲む。
飲んで飲んで飲みまくって、出すものを出す。
普通であれば、昼過ぎには静まるのだが、今日は夕方まできつかった。
埼京線の中、行きも帰りもボーとしていた。

決裁書の件からなんか調子が悪い。
明日から復活せねば。。。今日は大林の尾道三部作「さびしんぼう」を見た。



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「マンハッタン殺人ミステリー」 ウディアレン

2008-07-01 06:54:42 | 映画(洋画 99年以前)
ウディアレンの「マンハッタン殺人ミステリー」をみた。

93年の作品、いわゆるウディアレンとダイアンキートンの3部作「アニーホール」「インテリア」「マンハッタン」から10年以上の年月が流れている。
当時はつきあっっていた二人がわかれると同時に一緒に出なくなった。でも腐れ縁とはまさにこの二人のためにあるようなものか?3部作以上の絶妙な掛け合いを見せる。

マンハッタンに住む共働きの夫婦ウディとダイアンの部屋の隣に住む老夫婦の家にある日招かれお茶を楽しむ。ところが、翌日外出先から二人が帰ると、家の前がごたごたしている。隣の奥さんが心臓マヒで死んだとのこと。あんなに元気だった奥さんがなぜ?ダイアンは前の日奥さんが心臓疾患を持っている話を一切していないことを思い出し不審に思う。再度隣の主人に招かれたときにダイアンはキッチンで灰を見つけこれはおかしいと本格的に調べだそうとする。最初はどうかと思っていたウディも一気に引き込まれる。といったストーリー

ストーリー以上に、ウディとダイアンの漫才師のようなすさまじい機関銃のような掛け合いに圧倒される。鳳啓介が京唄子と離婚した後も長い間息のあった漫才コンビを組んだような本当に息の合った間の取り方である。ウディが扮する出版編集者が担当する美人作家が途中で謎解きをしていくのだが、ウディの美人作家への態度に思わず嫉妬の目を向けるダイアンの振る舞いは長年つれそった夫婦のそれだし、思わず吹き出してしまう。

スカーレットヨハンソンが「タロットカード殺人事件」で見せたウディとの掛け合いもなかなかレベルの高いものであった。別に男前ではないが、ウディの魅力に引き込まれるのであろう。

画面からマンハッタンのインテリの生活がにじみ出ているのもいいし、ウディらしいところがずーとにじみ出ていた傑作である。
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