映画とライフデザイン

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映画「トップガン マーヴェリック」 トムクルーズ

2022-05-28 21:00:29 | 映画(洋画:2022年以降主演男性)
映画「トップガン マーヴェリック」を映画館で観てきました。


映画「トップガン マーヴェリック」は1986年の「トップガン」の30年後の姿を映し出したトムクルーズ主演の新作である。待ちに待った無冠の帝王トムクルーズの登場で、早速映画館に駆けつける。ここから映画ブログへの復帰を図る。

出世を拒み、パイロット人生を全うしようと大佐にとどまり続けたマーヴェリック(トムクルーズ)が、敵国への侵入飛行でのミッションを果たそうとするエリートパイロット養成所(トップガン)にいる10名のパイロットの指導にあたるという話である。


これは最高だ!文句なしの5つ星である。
低予算の日本映画を見続けた後に、たまに金がかかったハリウッド作品を観るのはいいものだ。娯楽映画の最高峰だ。ストーリーは単純に見えてそうではない。いくつもの起伏を作り、常に逆風がトムクルーズやトップガンのパイロットたちに吹き荒れる中で、前回の「トップガン」で亡くなった仲間の息子が訓練生にいて、トムクルーズとの葛藤をみせる。敵国との交戦シーンは出来すぎという部分はあっても、ハラハラドキドキでおもしろい。

今回の続編は、今から36年前の公開作を観ているかどうかは関係ない。当然前回からのファンは中年の域を超えている。そのファンだけの映画ではない。前作を観ていない若い映画ファンが観ても十分楽しめる快作だ。


⒈トムクルーズ
千両役者の登場である。姿を見ると、思わず声をかけたくなってしまう。現役のパイロットに固執して、マッハ10(音速10倍)の飛行に挑戦する男である。教官になると言っても、実際に戦闘機に乗って隊列の周囲で指導するというわけだ。

もちろん、戦闘機内の操縦席での映像が多く「ミッションインポッシブル」のような激しいアクションが多いというわけではない。でも、実際に飛行機の操縦をしてしまうトムクルーズだけにリアル感がでている。戦闘機の操縦には、ずば抜けた体力が必要だというのも我々に教えてくれる。


カッコいい場面だけでなく、ドジな場面を用意して笑えるムードもあるのにも娯楽映画を知り尽くしたトムクルーズ映画ならではの楽しさがある。誰もが知っている「トムクルーズ走り」で手を振りながら走るシーンもあり、思わず声を上げたくなる。

⒉ジェニファーコネリー
トムクルーズとは旧知の仲で、航空基地の側にある訓練生たちが通うバーの経営者という役柄だ。軽い恋の場面がある。ここまでメジャーな役柄は久しぶりではないだろうか?若いころの「ロケッティア」は好きだったし、アカデミー賞作品の「ビューティフルマインド」での数学者の妻役が自分にとっては印象に残る。


アレ?前作出ていたっけか?とふと思ったけど、でていない。あの時のヒロインは別だった。ヒロインはさすがに50歳ともなれば、往年の美貌も衰えるが、今回の起用は成功だと思う。若けりゃ良いってもんじゃない。年相応の魅力ってある。

ジェニファーコネリーの子どもが友人の家に行って今日は泊まってくる時に、トムクルーズが家に遊びに行って戯れているときに、娘が突然帰ってきて大慌てするシーンは場内の笑いを誘っていた。

⒊前作の流れを踏襲するミュージック
映画が始まり、マッハ飛行に挑戦するトムクルーズを映し出す。いきなりテーマ曲とも言える「デンジャーゾーン」が流れるだけで、背筋がゾクッとする。「キター!」と叫びたくなる。「トップガン」には大ヒットした「take my breath away」をはじめとして、信じられないくらい名曲が多い。多分映画を見たことない若者でも知ってる曲が多いんではないだろうか?


前作と変わらずジェリーリールイスの「火の玉ロック」が流れるだけで、ウキウキする。エルトンジョンがコンサートでよく歌っていたロックンロールの名曲だ。亡くなった仲間がピアノで歌っていたのと同様に息子が歌っている姿を見てトムクルーズがジーンとするシーンもいい感じだ。

久々に映画の醍醐味を味わえた。自分は映画館原理主義者ではないが、大画面で観るべき映画である。

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