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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「We Live in Time この時を生きて」フローレンス・ピュー&アンドリュー・ガーフィールド

2025-06-09 08:07:59 | 映画(洋画 2022年以降主演女性)

映画「We Live in Time この時を生きて」を映画館で観てきました。

映画「WeLive in Time この時を生きて」は英国映画。卵巣がんで余命短い奥さんがいる若い夫婦の歩みを描くジョン・クローリー監督の作品だ。直近で老人映画ばかりを観ていて、たまには若手人気俳優によるドラマを観てみたくなる。主演は、直近でアメコミ映画で主演もやったフローレンスピューとスパイダーマンのアンドリューガーフィールドだ。余命短いモード映画はどちらかと言うと避けている。いくつかのコメントだと別のテイストを持った展開のようだ。興味半分に映画館に向かう。

時間軸を前後にずらす映画であるので,ストーリーの解説は慎重に。。

アルムート(フローレンス・ピュー)は英国にあるフレンチレストランのシェフ。データ管理の仕事をする会社員トビアス(アンドリュー・ガーフィールド)と交通事故がきっかけで2人は恋に落ち結ばれる。アルムートが懐妊して喜ぶ一方で子宮に腫瘍があることがわかり戸惑う。

映画が始まると、夫婦2人が医師から診断の報告を受けているシーンだ。妻は懐妊してお腹が大きい。卵巣に腫瘍ができているけど、お腹の赤ちゃんが大きいので外科的に子どもを取り出すことができない。シェフの仕事はもう辞めた方がいいと医師からアドバイスを受けている。

その後、夫が送られてきた離婚の書面に署名をしようとしているシーンに移る。「え!あの2人どうなるの?」と思ったらペンが使えなくて書けない。外出してペンを買って戻ろうとしたら交通事故に遭って車にひかれる

痛々しい姿で病院にいると、目の前にいるのは妻だ。ところが、交通事故の加害者だという。「何それ?」しかも2人は初対面のようだ。離婚の署名って別の人との離婚なんだとようやくわかる。

その3つのシーンで時間軸を前後にずらしていることに気づく。いきなりの迷彩に惑わされる。

難病余命ものにしてはお涙頂戴の場面は少なく普通のラブコメのように明るい。

見どころも多い。特に中間点あたりから妻の向上心が強く、ポジティブで希望に満ちた物語に仕上げていく。

主役2人を映す喜怒哀楽に富んだ多種多様なショットが続く場面が室内外色んな場所で撮られているので閉塞感がない。色合いもカラフル。さまざまな変化を見れていい感じだ。シーンの時間軸は前後に大きく移るので当初は混乱してしまう。2人のメイクラブ、結婚、出産、闘病と次々とシーンが増えていくにつれて頭の整理がついていく。

⒈フローレンスピュー

若手のホープで有力作品に次から次へと出演している。いつも体当たりで異色の役柄に挑戦して好感が持てる女優だ。ものすごくパワフルで、直近はアメコミに出演したし、プロレスが題材の「ファイティングファミリー」では女子プロレスラーを演じている。大ヒットしたアカデミー賞作品「オッペンハイマー」では、共産主義者時代のオッペンハイマーの恋人役で、ボリュームたっぷりのバストを見せている。今回も気前よく脱いで乳首丸出しで絡みもかなり大胆で何度もメイクラブする。自信があるのだろう。

これまでの作品に増して凄いと思ったのは,頭をバリカン刈りして丸坊主になる事だ。夫役のアンドリュー・ガーフィールドがバリカンを持って、娘と一緒になって庭でフローレンスピューの頭を丸坊主にしていく。おいおい本気かよと見ながら思わず思ってしまう。丸坊主になると、日本のひと時代前の男子中学生のようだ。丸坊主にした数人の女優たちは、これまで見てきたが、30手前のこの若さで、体当たり演技は評価できる。

⒉赤ちゃん出産シーン

コミカルな見どころの一つだ。妊娠後にクルマで移動しようとして何度も渋滞にハマる。段取り悪いなあと思うけど、設定だから仕方ない。いよいよ出産とクルマで移動する時も、ガソリンスタンドで産気づき、付設のドラッグストアで妻がトイレに駆け込む。もうすぐ生まれそうと病院に行こうと思ったら鍵が開かない。店員も含めてあわててようやくドアを壊して入ろうとすると、赤ちゃんの頭が出そうになっているところで、結局トイレの中で出産してしまう。そんなシーンをコミカルに演じているところが笑いを呼ぶ

⒊ボキューズ・ドール

フレンチの料理の鉄人たちの国際コンクールだ。世界各国から選ばれた料理人が2年に一回集結する。これって以前に映画で見た記憶があるけど、どの作品か思い出せない。メインのシェフとアシスタントシェフの2人で参加する仕組みだ。

アルムートの余命がわずかだとわかり、レストランの若手をアシスタントに指名して挑戦する。競技の調理時間に制限があるので、時間内に終わらせる特訓をしたり、調理の練習中にがんの発作に襲われるシーンもある。もともとフィギュアスケートの選手だったアルムートは根性がすわっている。しかも、余命の間に娘に自分の晴れ姿を見せつけておきたい願いがある。

勝てるとは思っていなかった国内予選を勝ち抜きいよいよ世界戦だ。コンペ前にはアシスタントも頭を坊主刈にして乗り込んでいくのだ。単なるお涙頂戴映画にさせない強い意志を感じる。


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