映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

トランスアメリカ

2010-05-09 22:28:18 | 映画(洋画:2000年以降主演女性)
もし消息不明の父親が現われて、その父親がオカマになっていたなら?。。。。
オカマの父親と男娼の17歳の息子がひょんなことで一緒に旅に出るというロードムービーである。テーマにドキッとするが、内容はほのぼのとしたいい映画である。

主人公フェシリティ・ハフマンは性転換手術を受けようとしているオカマの男性である。これから車でロスに向かおうとしていたところ、警察から電話が来る。「あなたの息子が拘留されているので引き取りに来るように」と。今はオカマで女性にはまったく関心がないが、大学生のころただ一人だけ関係を持った女性がいた。どうもそのときの子供らしい。しかし、自分の正体はばらさずに教会から来ていると言う。とりあえず保釈の申請をしたあと、彼と一緒に手術を受けるロスに向かうが。。。。



オカマの主人公が本当は男なのか女なのか最後までわからなかった。フェシリティ・ハフマンは女性でなかなかの好演だ。彼女の実の夫は個性豊かな怪優ウィリアム・メイシーだ。
主人公の息子ケヴィン・ゼガーズは美少年である。こういう青年が突然現われれば、嬉しくなるであろう。でも今の自分の姿を見せて、堂々と自分が父親とは言えない。そういうジレンマに悩まされながら、映画は進んでいく。まさに珍道中で、次から次へと妙な出来事に出くわす。おもしろい映画と思うと同時に心温まる。

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