
ジュリアロバーツがオスカー主演女優賞を受賞した作品。環境汚染訴訟で大手企業から3億ドルの多額の賠償金を原告に勝ち取らせた法律事務所の一所員の行動力あふれる姿を描く。
ジュリアロバーツは夫のいない3人の子供の母親。自動車追突事故で大怪我をしたにもかかわらず、まともな賠償金が受け取れなかった。そのときのうだつのあがらない弁護士の事務所に入り込む。入所後、ある地域の汚染についてのファイルに目を留める。被害を受けた人たちの話を聞いて、PG&E社の仕業と判断してウラをとりに行く。PG&E社側は代理人を立てて和解に持ち込もうとする。弁護士はそれで決着しようとするが、職員のジュリアロバーツは徹底抗戦を主張する。。。。。
実話に基づく話である。法廷モノとも違う。弁護士以外の法律事務所の人間の活躍を描いた作品って他にはないのではなかろうか?気が強くかんしゃくもちの主人公の性格をジョリアロバーツがたくみに演じる。600人以上の原告たちの事情をすべて知りつくし、ドブ板営業的な動きを見せるところはブロコビッチ本人に敬服する。
スティーヴンソダーバーグ監督の映画はあまり相性が良くない。この映画もジュリアロバーツの活躍以外はそんなに凄みは感じない。まあまあってとこかな?