松本清張原作のドラマ「書道教授」を録画で見た。2時間ドラマの帝王船越英二郎が主演である。野川由美子、杉本彩の新旧セクシー女優に手塚理美、大場久美子、荻野目慶子と我々の同世代の元アイドル群が加わる。テレビドラマだけに映画のような迫力はないけれど、京都の素敵な風景とからめてけっこう楽しめた。
異動で京都に着任した船越英二郎は銀行員、妻の賀来千賀子と二人で町屋の一角に住む。転任挨拶で重要顧客の書道教授杉本彩の元を訪れる。杉本の家には使用人の野川由美子が一緒にいた。船越は美しい杉本に惹かれるのと同様に杉本の書く書の優雅さに惹かれて弟子入りを志願する。杉本は断るが、他の弟子と関わりを持たないことを条件に弟子入りを許される。
船越は杉本の元に通い始める。その筆のタッチをみて、杉本から「女難の相」があるので注意するようにといわれる。船越は祇園のクラブのホステス荻野目慶子と親しくなり、一線を越えた関係を持つようになっていたのであるが。。。
原作を読んでいないが、話の構成はさすがにうまくできている。松本清張の作品なので多分昭和30から40年代に書かれていると思うが、携帯電話などの文明の利器を取り込んで現代劇にうまく脚本が構成されている。銀行員の不正の話などに現実性に欠ける部分もいくつか感じられるが、杉本彩、荻野目慶子の演技には、いかにもその登場人物の性格に強く接近する巧みさが感じられおもしろかった。スリラー的味付けもどきどきさせられた。いわゆる昭和のころから続く、2時間ドラマの傑作であろう。
異動で京都に着任した船越英二郎は銀行員、妻の賀来千賀子と二人で町屋の一角に住む。転任挨拶で重要顧客の書道教授杉本彩の元を訪れる。杉本の家には使用人の野川由美子が一緒にいた。船越は美しい杉本に惹かれるのと同様に杉本の書く書の優雅さに惹かれて弟子入りを志願する。杉本は断るが、他の弟子と関わりを持たないことを条件に弟子入りを許される。
船越は杉本の元に通い始める。その筆のタッチをみて、杉本から「女難の相」があるので注意するようにといわれる。船越は祇園のクラブのホステス荻野目慶子と親しくなり、一線を越えた関係を持つようになっていたのであるが。。。
原作を読んでいないが、話の構成はさすがにうまくできている。松本清張の作品なので多分昭和30から40年代に書かれていると思うが、携帯電話などの文明の利器を取り込んで現代劇にうまく脚本が構成されている。銀行員の不正の話などに現実性に欠ける部分もいくつか感じられるが、杉本彩、荻野目慶子の演技には、いかにもその登場人物の性格に強く接近する巧みさが感じられおもしろかった。スリラー的味付けもどきどきさせられた。いわゆる昭和のころから続く、2時間ドラマの傑作であろう。