映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

矢沢永吉2017年武道館139回目2

2017-12-17 18:37:34 | 矢沢永吉
自分は作詞は苦手、曲は頭の中にスラスラ浮かんでくる。どこからそんなメロディーが浮かんでくるの?と言われることもあるけど。酔ったままできた曲もある。ドレミファソラシドって読み上げたりうちにできたのがLIFE IS VAINだ。なるほど、確かにそうだ。


たくさんいろんな人の詞を歌にしてきたけどとジョニー大倉をはじめ作詞家の名前を挙げ、今年、山川啓介が亡くなったのでとメドレーを歌う。「引き潮」、「時間をとまれ」、「親友」、「チャイナタウン」と続く。引き潮ではいつもよりも冴えわたる矢沢のバラード、去りゆく夏への郷愁を歌わせたら、誰も及ばない。そして、ステージの出べソのところに出て行き、時間を止まれを歌う。紅白歌合戦の時はとちったが、今年は何度も歌っているはずだから大丈夫。堀川まゆみをクローズアップした資生堂のコマーシャルソングだ。最初のヒットチャート1位でもある。チャイナタウンは自分のカラオケでのおはこ。元々は時間よ止まれのB面だったけど、これもずいぶん聞いたな。


新しめの曲をということで、夢がひとつ、翼を広げて、こんなにもと続く。こんなにもではスネイクのサックスが際立つ。いったん引き上げて、雨が降り続くバックの映像で妙なパントマイム、男性が電話をしているので、ひょっとしてテレフォンかと思ったが、結局雨に打たれて、そのあとのリスキーラブは自分の好きな曲だ。


そして、矢沢にスポットライトが浴びせられ、バラードだ。ガイアリソンのエレクトリックピアノにあわせて「エイシャンシー」を歌う。自分の記録では武道館で5年ぶり、ここでスネイクが今日一番の泣けるサックスを奏でる。バンド紹介で改めて気づくが、日本人がいない。しかし、この破壊的なバックバンドは近年の中でもいちばんよく聞こえる。あとは「SUMMER RAIN」、「風の中のおまえ」を歌う。典型的な矢沢ロックとも言える「風の中のおまえ」はリクエストが多かったらしい。12年ぶりだという。「A DAY」を歌うとき、感極まったと矢沢が言っていた。最高のバラードでいったん終了。



アンコールでは毎度お馴染みのタオル投げ、hahaではみんなエーチャンに合わせて歌う。そしてトラバスだ。二階席からトラバステープが飛ぶのを見ていると、すぐさまスタッフが拾いに行く。どうするかと思ったら1番前のファンにあげていた。ノリノリのまま終了だ。俺いつまでやるんだろうと途中で言っていた。今回の武道館が終了して計142回、キリのいい150回まではあるとして、その時はもう70歳だ。まだまだ頑張って欲しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

矢沢永吉2017年武道館139回目1

2017-12-17 14:21:16 | 矢沢永吉


今年もエーちゃんの季節になった。いつもながら、路面に落ちた銀杏の葉を横目に武道館に向かう。みんなうきうきしている。19時スタートを18時半に変更したので、うっかり時間を間違うところだった。


恒例の飲酒検問をかいくぐり、18時15分に会場に入ると、エーちゃんコールは意外に少ない。空きも目立つ。時間の感覚に狂いがあったのであろうか?それでも18時半に近づくと、瞬く間に満員。あれ!と気が付くとバックバンドのメンバーがステージ上に立っている。音楽が鳴り始めると、18番のエーちゃんコールだ。さっそうと登場するわれらが矢沢永吉、火が舞い上げる。


赤いシャツを着たエーちゃんが歌うロックンロールでスタート、「魅惑のメイク」だ。このコンサートツアーでは1曲目をよく変えているようだ。 


歌い終わると、いつも通りご挨拶。武道館はついに139回目だ。1977年スタートというとちょうど40周年記念じゃないか。「奴はデビル」はファーストアルバムのB面だ。今回はファーストアルバムからの選曲が多い。初心に帰るということなのだろうか?


スネイクのサックスとともにセカンドアルバムから「最後の約束」、メドレーで「ウィスキーコーク」につながる。ここで珍しいのが、歌詞が画面にテロップででてくるということ。みんな歌えということなんだろう。初期のからのファンは歌いすぎて暗記してしまっているだろうけど。「LIFE IS VAIN」も懐かしい。この作曲には逸話がある。あとで語ろう。


トラベリングバス2017が今年のコンサートの名称、実は1977年のときもトラベリングバスの固有名詞が使われていた。その時はなんと127回もコンサートやったらしい。すごいね。今年は26回だという。最近、矢沢の筋肉は40歳代の筋肉だといわれたそうだ。スポーツジムで鍛えたのではなく、ライブで鍛えてできたボディだ。リアルと思いは違うといっていたけど、確かに矢沢のコンサートの迫力は違う。若いときよりも明らかに歌がうまい。


ファーストアルバムの最初の曲である「セクシーキャット」、オリジナルはバックのブラスが効いているが、ここではツインギターとガイ・アリソンのキーボードでバックを固める。新しいギターリスト・ダグラ・ポポートもうまいなあ。これはこれでいいじゃない。次の「恋の列車はリバプール発」にはブラスが加わるのにあえてこういう風に変えたアレンジが憎らしい。


そしてエルトンジョン、ジェリー・リー・ルイス風のガイ・アリソンのピアノでテンポよくスタートすると、ブラスがからまり「恋の列車はリバプール発」だ。走る!走る!矢沢がステージのへそまで走る。のっているね。


そしてファーストアルバムのバラード「キャロル」、アコースティックギターのフレーズがきれい。今まで何度もこの曲聞いたけど、今日がいちばんいい。自分もまだ10代だった。その時の思いが脳裏に浮かび、胸にしみる感じがした。


4年ぶりだというジェフ・ダグモアのドラムスのソロで間をつなぐ。やっぱりすごい迫力だなあ。このリズムセクションがあってこその矢沢のコンサートだ。「ゆきずり」「パナマに口紅」と続く。そしてアルバム「ドアを開けろ」から「黒く塗りつぶせ」だ。ちょくちょくかかっているけど、これはのるねえ。


天井からミラーボールが降りてきて、室内の天井が星屑のようになる。バラードだ。武道館コンサートの一つのヤマともいえる。ライブハウス「ブルーノート」でも演奏した「愛はナイフ」、情感のこもったアコースティックギターが響き、矢沢のバラードがしみじみと心に響く。すばらしい。


続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする