映画とライフデザイン

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韓国映画「アシュラ」 

2017-03-22 21:48:44 | 映画(韓国映画)
映画「アシュラ」を映画館で観てきました。

「アシュラ」は韓国得意のクライムアクションで何か面白そうだ。「コクソン」の主演2人クァク・ドウォンとファン・ジョンミンが同じように活躍するのであるが、いかにも汚職大国韓国らしい市長、検事、警察をとりまく裏の陰謀がうずまく。「コクソン」もすごい迫力であったが、残虐さはこの映画のほうが上回る。というよりハチャメチャだ。


アンナム市の刑事ドギョン(チョン・ウソン)は、街の利権を牛耳る市長ソンベ(ファン・ジョンミン)のために裏の仕事を引き受けてきた。しかし市長の逮捕に燃える検事チャイン(クァク・ドウォン)がドギョンを脅し、市長の不正の証拠を掴もうと画策。事態はドギョンを慕う刑事ソンモ(チュ・ジフン)をも巻き込み、生き残りを賭けた欲と憎悪が剥き出しの闘争へとなだれ込んでいく── (作品情報より)

ともかく血が全編に流れている。それも残虐な描写だ。何度も目をそむけたくなるような場面が繰り返し続いている。それに加えてのカーチェイス場面がハチャメチャだ。これを撮るのはなかなか大変だ。

1.市長と刑事
この市長はまさにワル、訴訟を受けて市長の座が危なくなると、手下に入った刑事をつかって法廷に承認が出られないように工作する。主人公である刑事ドギョンは妻が難病にかかってお金がいるので、市長の裏の仕事を請け負っている。でもちょっとしたことで、検事に弱みを握られる。

でもここでの見どころは途中で凶暴に変貌する主人公の弟分ソンモである。市長にかかわるいやな敵たちを次から次へと始末する。そのやり方は残虐そのものだ。まさに特攻隊的な動きを見せる。

2.検事と刑事
市長の不正を糾弾したくて仕方ない検事たちは、法廷に証人が出られなかったことを悔やむ。そして、市長の裏仕事を請け負っているとにらんだ刑事に近づく。この検事を演じるクァク・ドウォン「コラソン」「弁護人」その他の映画で嫌味たっぷりな役を演じている。見るからに気色悪い。

刑事は自分の班長ともめて、誤って殺してしまっている。刑事はそれを情報屋のせいにしようとしているが、検察は証拠を握っている。でもそれを取り上げない代わりに市長の悪さの証拠をだせと刑事に迫る。刑事は市長と検事のはざまで立ち回るが、次第に面倒なことになってくる。


最後に向けては、修羅場もいいところだ。
市長、検事、刑事の三者が入り乱れてぐちゃぐちゃだ。ここまでいくとやりすぎの感もあるくらいだ。
コメント
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