映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

E.YAZAWA ROCK 矢沢永吉

2010-11-28 17:13:43 | 映画(日本 2000年以降主演男性)
師走が近づくとうきうきする。年に一回矢沢に会える時が来るからだ。
今年も武道館公演チケットが取れた。
一昨年のコンサート中止は心配した。でも60還暦の昨年、かなりはじけた。世の中には熱狂的なヤザワ信者がたくさんいる。僕もその一人だ。今年もパワーをもらいに武道館へ行き、いい年で締めくくりたい。


E.YAZAWA ROCK は映画として公開されたドキュメンタリーである。独特の口調での矢沢節の会話を見せてくれると同時に、若き良き日のまさに突っ張って背伸びして生きていた時のヤザワの映像を交えながら、彼の真実を追う映画だ。近年のコンサートのシーンも映す。自分もライブで目の前で見たシーンだ。

レコーディング、リハーサル、筋力トレーニングにいたるまで密着し、さまざまな角度から矢沢の素顔を映し出す。若き日の辛い日々も語る。
ともかく熱い!ひたすら熱い!これって何なんだろう。

DVDでも熱気は伝わるが、やはりライブだろう。
コンサート会場に来ると、元ツッパリと思しき40代から50代にかけてのオジさんオバさんたちがたくさんいる。当然若い人もいるが、どちらかというと年齢層は高い。でもみんなヤザワにパワーをもらいにきている。飲酒厳禁で警察の交通係より厳しい入口の検問がある。その昔はツッパリ連中のケンカやトラブルがよくおきていたようだ。テレビ番組「ギンザナウ」で目の前で見た「キャロル」時代からのファンである自分は、曲は聞くがしばらくコンサート参戦から遠ざかっていた。でもコンサート復活した。ヤザワファンのマナーの良さに安心して見ていられる。
時間通りきっちりコンサートが始まる。その前は会場のいたるところで、「エーちゃんコール」をヤザワスーツで身を固めている男たちが発散させるように叫んでいる。始まりだすと総立ちだ。でもバラードになると静かに聞いている。個人的にはヤザワの魅力はバラードにあると思う。よくもまあ2時間半近くぶっ通しでできるなと思うが、それなりに声を鍛えているのがこの映画からも読み取れる。


「トラベリンバス」が始まる直前、一瞬の静寂。一転会場が明るくなり、飛び散る紙テープとタオルの中で歌うヤザワの映像に、昔のアメリカで乗ったトラベリンバスのシーンを混ぜて映す。アメリカのヤザワは意外にやさしい顔をしている。人相変わったなあ。でも両方好きだ。
今年も堪能したい!
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伊藤和夫の英語

2010-11-28 16:15:41 | 
駿台文庫の英語大意要約問題を通勤電車の中でやっている。
英文が30文のっている。東大の入試問題を中心とした要約問題に加えて、
駿台予備校の東大模試で伊藤先生が出題した要約問題が掲載されている。

でもこの本よくできていると思う。
この本を買ったのは日本語の要約のヒントになるかと思ったからだ。
30の文を読む練習だけでなく、大意要約が実際できるのか挑戦である。
単語は知らない単語がそれぞれ5~10程度ある。
それがなければ読めない文章もあるが、なんとかこんなこといっているんじゃないかと推測を立てる。
訳語と自分の読みとは大きな隔たりがあるが、こんなこと言っているんだろうとわからなければ意味がない。

伊藤和夫先生流の英文解釈の解説を読んでいると懐かしい。
大昔授業を受けた。昔風のインテリ丸メガネいわゆるロイド眼鏡をかけて、お腹をぐいっと出して黒板に向かう。決してうまいとは言えない発音である。この発音ならもしかしたら勝てるなと思わせる発音である。発音記号は英語の教師だけに間違ってはいないとは思うがネイティブとはおよそかけ離れていた。

その伊藤先生が英文の構造を説明する。
そして英文を鮮やかな訳語に転換する。この訳語の選択は老練だ。まろやかだ。
国語力と教養がないとこのようには訳せない。それをみているのは気分のいいものだった。
あれから30年以上の月日がたっても、伊藤先生の国語力には百歩及ばない。
当時伊藤和夫先生の著書は「英文法頻出問題演習」と「英文700選」だけだったと思う。
「英文解釈教室」は大学に入った後だった気がする。

最近英語を読むときは、主語、述語に印をつけるようにしている。
そうせずに読めればいいのだが、そこまでの実力はない。
TOEICに首を突っ込んでもいいが、それよりも文章が読めればいいのかと思っている。
最近つくずく日本語の力がないと思う。村上春樹が翻訳で自分の文章力が上達したような話をしている。自分もトライしてみるか。

娘の北辰テストの問題から一気に東大入試問題に飛躍するのもどうかと思うが、これはこれでやり終えよう。

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