先日ブログで史上最強の悪女という題目を使った。悪女というのは、悪い男よりも絵になる。「死刑台のエレベーター」のジャンヌモローも「深夜の告白」のバーバラ・スタンウィックと同じように悪女であった。
「危険な情事」のグレンクローズは悪女というべきなのであろうか?これは難しいところだ。男が火をつけたともいえる。この映画のグレンクローズはクリント・イーストウッドが追いかけられ続けた「恐怖のメロディ」と並ぶ「史上最高の女ストーカー」とすべきであろう。ロードショーで観てからはや20年以上たつ。当時日本でもかなりヒットした気がする。ストーカーという言葉がメジャーとなったのはこの映画がきっかけではないか。肝となる場面の記憶はあるが、細かいところは忘れていた。こうして改めて鑑賞して、この映画のレベルの高さに感嘆する。
有能な弁護士ことマイケルダグラスは、愛妻ことアン・アーチャーと6歳の娘と幸せな家庭生活を送っていた。マイケル・ダグラスが出版社の編集員ことグレン・クロースにはじめて会ったのは日本人著述家の出版記念パーティの席だった。マイケルはその出版社の法律顧問をしていた。パーティの翌日の土曜日。マイケルは出版社の会議に出席し、妻と娘は郊外に住む実家に泊まりにいった。会議にはグレンも出席していた。打合せが終了して外に出たら、雨が降っていた。そこへグレンが傘を差し出す。マイケルが「飲みに行こうか」と誘った。
食事をしている時にグレンは積極的にモーションを掛け、結局彼女の家に行くことになる。二人は情熱的に抱き合った。翌朝家に帰ったマイケルにグレンから電話があった。断りきれず、またグレンのアパートに出かけた。情事の後、帰ろうとする時、一夜の楽しみのつもりだった話をすると、彼女がマイケルを激しくののしる。それでも帰ろうとしたら彼女は手首を切った。お遊びの情事のつもりが大変なことに。翌日から、マイケルあてにグレンの電話がかかりつづけることになるが。。。。
永く心に印象に残る作品である。グレンクローズの狂いぶりを映画館で観た人は誰もこの映画を忘れないであろう。ディテールは忘れても、身に覚えがある世の男性諸氏は女の怖さをことさら感じたであろう。
久々にみて、グレンクローズはメイクからしぐさまで何から何まで主人公アレックスになりきっているのがわかる。でもこの演技並大抵でなく大変だったろうなあ。今回DVDにメイキングが付いていた。監督をはじめとして、マイケルダグラスやグレンクローズなどのインタビューがあった。それで初めてわかったのであるが、あの有名なエンディングは最初は違っていたらしい。フランス映画「悪魔のような女」のエンディングに似ているあのシーンである。それをプロデューサーの提案で撮り直しをしようとしたら、グレンクローズが2週間反対しつづけたらしい。でも一度始まったら何も言わなかったということで監督、マイケルとも彼女を敬っていた。
最近は映画ではあまり見ないが、舞台やテレビでは現役バリバリで活躍しているそうな。
この演技力は映画史上有数のものと改めて感じた。
マイケルダグラスはこのころから「ウォール街」「ブラックレイン」と90年代にかけてピークを迎える。いろんな映画に出ているが、ちょっとエロチックな匂いを感じさせるのはこの映画と「氷の微笑」のせいであろう。それはそれでいいのでは?新作「ウォール街2」が観てみたいものだ。
「危険な情事」のグレンクローズは悪女というべきなのであろうか?これは難しいところだ。男が火をつけたともいえる。この映画のグレンクローズはクリント・イーストウッドが追いかけられ続けた「恐怖のメロディ」と並ぶ「史上最高の女ストーカー」とすべきであろう。ロードショーで観てからはや20年以上たつ。当時日本でもかなりヒットした気がする。ストーカーという言葉がメジャーとなったのはこの映画がきっかけではないか。肝となる場面の記憶はあるが、細かいところは忘れていた。こうして改めて鑑賞して、この映画のレベルの高さに感嘆する。
有能な弁護士ことマイケルダグラスは、愛妻ことアン・アーチャーと6歳の娘と幸せな家庭生活を送っていた。マイケル・ダグラスが出版社の編集員ことグレン・クロースにはじめて会ったのは日本人著述家の出版記念パーティの席だった。マイケルはその出版社の法律顧問をしていた。パーティの翌日の土曜日。マイケルは出版社の会議に出席し、妻と娘は郊外に住む実家に泊まりにいった。会議にはグレンも出席していた。打合せが終了して外に出たら、雨が降っていた。そこへグレンが傘を差し出す。マイケルが「飲みに行こうか」と誘った。
食事をしている時にグレンは積極的にモーションを掛け、結局彼女の家に行くことになる。二人は情熱的に抱き合った。翌朝家に帰ったマイケルにグレンから電話があった。断りきれず、またグレンのアパートに出かけた。情事の後、帰ろうとする時、一夜の楽しみのつもりだった話をすると、彼女がマイケルを激しくののしる。それでも帰ろうとしたら彼女は手首を切った。お遊びの情事のつもりが大変なことに。翌日から、マイケルあてにグレンの電話がかかりつづけることになるが。。。。
永く心に印象に残る作品である。グレンクローズの狂いぶりを映画館で観た人は誰もこの映画を忘れないであろう。ディテールは忘れても、身に覚えがある世の男性諸氏は女の怖さをことさら感じたであろう。
久々にみて、グレンクローズはメイクからしぐさまで何から何まで主人公アレックスになりきっているのがわかる。でもこの演技並大抵でなく大変だったろうなあ。今回DVDにメイキングが付いていた。監督をはじめとして、マイケルダグラスやグレンクローズなどのインタビューがあった。それで初めてわかったのであるが、あの有名なエンディングは最初は違っていたらしい。フランス映画「悪魔のような女」のエンディングに似ているあのシーンである。それをプロデューサーの提案で撮り直しをしようとしたら、グレンクローズが2週間反対しつづけたらしい。でも一度始まったら何も言わなかったということで監督、マイケルとも彼女を敬っていた。
最近は映画ではあまり見ないが、舞台やテレビでは現役バリバリで活躍しているそうな。
この演技力は映画史上有数のものと改めて感じた。
マイケルダグラスはこのころから「ウォール街」「ブラックレイン」と90年代にかけてピークを迎える。いろんな映画に出ているが、ちょっとエロチックな匂いを感じさせるのはこの映画と「氷の微笑」のせいであろう。それはそれでいいのでは?新作「ウォール街2」が観てみたいものだ。