映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

北辰テストと娘の受験準備2

2010-11-07 21:38:52 | 家族
いよいよ11月、私立の試験まであと2カ月となった。
エンジン掛けてやらねばならない時が来ていると思う。

今日はここでも何回かふれた「北辰テスト」の日であった。
娘を車で近くまで送って、1時過ぎに迎えに行くという訳だ。3年になって6回目である。埼玉では早慶を除いてはこのテストの結果によって、高校へ確約をもらいに行くという特殊な習わしがある。
7月の3回目の偏差値が70を超えていたが、9月の4回目が数学で大失敗して60台後半に落ち、10月の5回目は無事70を超え再度今日配られた「前進」という小冊子の中の成績優秀者のリストに載っていた。これで3回目の70超えだ。しかし、私立の説明会に行くと第4回以降の平均で見るといわれたので今日いい点数とってから今月から個別相談スタートしようと思った。

娘の友人たちの中では、すでに単願前提で確約をもらっている子もいて、今日の北辰テストは受けていない子も数名いるようだ。公立中学だから、みんながみんな難しい学校を受けるわけではないから、もうここで確約なら早くも受験戦争終了という子もいるわけだ。それはそれでいいと思う。
成績優秀者のリストを見ると、上位を占める比率で、男子生徒が多くなってきたのも読み取れた。男子が女子を次から次へと抜いていくのは昔も今も変わりない。娘の学校からも上位常連の女の子を見つけられたが、むしろ男子生徒数名が高得点をとっている方が目立っているようだ。

娘の場合若干の上昇志向もあるので、受験勉強をやって基礎学力をつけた方が後々のためにも私はいいと思う。今日の自己採点ではどうも点数が落ちているようだ。前回は得意の理社で180点稼いでいたが、今度はそうはいかず10点落とした。
社会は難しいという訳ではないが、点数の取りずらい問題がいくつかあった。前回は自分の見た限りでは100点が取れる問題であった。1858年の外国との不平等条約を結んだ国を「すべて」挙げよ。というのはたぶん自分も間違えたであろう。娘は維新の功労者4人のうち土佐藩の藩士は誰かとの問題が出来なかった。大隈重信、木戸孝允、板垣退助とあれば、すぐ常識でわかるけれど、そもそも100円札に板垣退助が印刷されていたことすら今の中三は知らないであろう。あとは公民の問題もちょっとしたひっかけだ。
数学の点数は最近少しづつ安定してきた。先月東京で受けた模試も5科で偏差値70超えたが、数学はその前が50台になっていたのが60台半ばに戻っていた。今回ほとんどが下がった中で数学だけ上がった。
自分で解いてみると、今回は点数取りやすい問題だと思う。
図形の線分比を求める問題があった。これが難しかったといっていた。どうして40対9なんて数字になるの?って。でもこれって「メネラウスの定理」に気がつけば3分以内に解ける問題だ。模範解答をみると訳のわからない解答が記載されていた。いつも思うが、北辰の模範解答はエレガントではない。「高校への数学」であれば、3から5行程度で済む答案をだらだら書いている。いつもながらどうかと思ってしまう。でもこの定理を知らなければ難問かもしれない。
英語もだいたい90点以上だったのが、80台に落ちた。北辰の英語の過去問をやると、簡単そうで満点にならせないような語句でかっこを埋める問題が出ている。今回はそれが多かった。自分も思いつかなかった。いやらしい問題だ。
まあ今度点数落ちたのは仕方ないだろう。点数がとりずらい問題もあり、高得点者が減り、平均や標準偏差も少し下がるのではないか?進学個別相談に都合のいい偏差値で来週返ってくることを祈りたい。
いずれにせよあと3カ月だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真実の行方  リチャード・ギア

2010-11-07 10:52:24 | 映画(洋画 99年以前)
「真実の行方」は弁護士リチャードギアが殺人事件の犯人の冤罪を主張する96年の法廷劇である。個人的に大ファンであるローラ・リニーの検事役が素敵でそれを見ているだけでも充分であった。若き日のエドワード・ノートンが好演。単純に楽しめる法廷劇であった。



シアーズタワーが映りシカゴが舞台だとわかる。
大司教ラシュマンが全身をナイフで刺されて殺された。現場から血まみれで逃亡した19歳の青年ことエドワード・ノートンが逮捕された。主人公の弁護士ことリチャード・ギアは事件を知り、彼の弁護を無償で引き受けた。ノートンは数年前、路頭に迷っていたところを大司教に拾われて以来、司教に仕えてきた。お世話になった大司教を殺すはずはないと主張する。ノートンは事件当日、何者かが現場にいたようだと言うが、彼の記憶はそこで途絶えていた。
初公判が開かれた。州検事は、リチャードのかつての恋人であった検事ことローラ・リニーを担当に指名した。彼女はノートンを第一級殺人罪で告訴する。弁護側は完全黙秘で時間を稼ぎ、その間に精神科医ことフランセス・マクドーマンドに彼の精神分析を依頼した。さらにリチャードは、死体の胸に刻まれていた“B32-156 "という文字からヒントを得て、大司教が川岸の宅地開発を中止に追い込んだことで投資家たちから恨まれていたことを知る。この開発には州検事も一枚加わっていたらしい。背景に何かがありそうだったが。。。



キナ臭い筋の弁護を引き受けることが多い弁護士リチャードギアはある意味法廷に勝てばいいという悪徳弁護士に近い人物像だ。元は検事上がりだ。無償で引き受けたのもこれを成功して名をあげれば、金目の依頼がまわってくると考えたからであろう。やくざ者の弁護にかかわる話もからめてくる。
しかし、強引な法廷術で華麗に立ち回るわけではない。いろんなアップダウンをとり混ぜながら話は展開していく。エドワードノートンの精神鑑定が見どころになっている。



知的な表情が素敵なローラリニーだ。クリントイーストウッド「目撃」のひとつ前の作品になる。当時32歳で女性としての美しさに磨きがかかっていた。法廷劇で検事役となると冷徹なイメージを持つことが必要となる。今回は緩急両方兼ね備えている。大ファンだとなんでも許せてしまう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする