映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

ついに地価反騰(バブル前夜祭)

2009-06-13 20:39:00 | Weblog

ここのところ経済の末端で動きが変わっている。日経平均10000円乗せは新聞にも載っているし誰でも知っている。 大きな変化がでてきたのが、地価動向である。
不動産屋筋から話しを聞くと、ここ1月もたたないうちに、買い一色になったようだ。売り物件が品薄になっているらしい。

まずいつもお世話になっている不動産屋が南浦和に持っている土地があった。約1年半売れていなかった土地である。それが先月末突然決まった。かすりもしなかったのに突如情報が来たようだ。
知り合いが浦和で土地を買おうとした。最近の相場からいうと、明らかに高い額である。買い付け証明をだして、いざ契約となったとき、坪10万高い額で買おうとする人が現れたらしい。結局買えなくなった。
矢沢栄吉のコンサートのチケットをいつも取ってくれる不動産流通の若い友人がいる。彼は東京で勤務。年末の武道館公演が決まったので、チケットの件で連絡を取り合った。ものすごい忙しいらしい。2月から3月にかけては暇そうだったけど、今日は6件案内があるといっていた。 世田谷あたりは売り物件がぱったり消えたようだ。
あるとき突然地価の動きが変わるのを昭和60年秋から何回も見てきた。今回も同じような動きがでている。売り物件が少なくなって真空状態になるのは間違いない。世の中スピードが速くなってきたのか?悪くなるのも早いけど、良くなるのも早いようだ。 バブル前夜祭とも言うべきすさまじい動きになりそうだ。

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寅次郎夕焼け小焼け  太地喜和子

2009-06-13 19:01:59 | 映画(自分好みベスト100)

寅さん映画17作目昭和51年の作品。いつものように柴又のだんご屋と兵庫の龍野が舞台となる。今回のゲストは演劇界の重鎮宇野重吉と太地喜和子である。戦前愛の逃避行でソ連に逃げ込んだ岡田嘉子さんも出演している。48作の中でも上位10番以内に入る人気作品である。

柴又のとら屋に帰ってきた寅さん渥美清。さくらの息子が小学校に入学するので、入学祝を渡そうとする。ところがいつものようにちょっとしたいざこざで大喧嘩。ぷいと外に飛び出す寅さん。上野の飲み屋に入って一杯引っかけている。すると、一人の老人宇野重吉が無銭飲食をして外へ出ようとする。店の人は怒って警察を呼ぼうとした。それを見た寅さんは飲み代を支払って、老人をとら屋につれてくる。その後も近所で飲んだツケをとら屋に払わせようとして、家のみんなはおかんむり。どうも老人は宿屋と勘違いしたようだ。寅さんに諭された老人は画用紙にさっとスケッチを描く。そして寅さんに「この絵を持って神田神保町の書店街の店にいってくれ」と。。。いくらか足しになるからと言われ寅さんは向かう。 意外な大金を提示されてびっくり!
結局宇野重吉は有名な画家であることがわかる。そして、彼が龍野の街に呼ばれ寅さんも付いていくときに出会う芸者が太地喜和子である。

とらやで繰り広げられているのは究極のワンパターン。タコ社長とのケンカもいつもどおり。全48作の最後の方では大きくなって恋をする甥っ子はまだ小学1年である。宇野重吉に加えて、息子寺尾聡が一緒に出ているのが珍しい。「ルビーの指輪」で大ブレイクする数年前だ。太地喜和子は非常に美しい。彼女のピークではないか。芸者姿がよく似合う。着物の着こなしもよく、早く亡くなったのが惜しまれる。 お笑いの見せ場をいくつも作る監督山田洋次のうまさも光る気楽な作品だ。

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