花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

初秋の邦楽演奏会へ

2016年09月04日 19時58分35秒 | 趣味
この秋には早くから邦楽演奏会の入場券を頂いてとても楽しみにしていました
それなのに台風襲来の予報で断念せざるを得ないかと心配していたのですが
大丈夫 今日は雨も降らないので喜んで出かけました

いい曲が次々と演奏されました 都踊 飛鳥の夢 花紅葉など
私は中でも「残月」はとても好きで私にとってはこころに沁みる曲なのです
お弔いの曲ということですが
出始めが極めてゆるやかに低い音で演奏されます
“磯部の松にはがくれて”と低い唄声が響いて参ります それだけでも涙を誘われます
でも手事の部分は華やいで優雅な早い曲になります
そして終わりには
“今は傳(つて)だにおぼろ夜の 月日ばかり廻りきて”と後唄で結ばれます

私はこの曲を初めてきいたとき必ず自分で演奏できるようになりたいと
思ったものです
筝を習う意味が其処にあるのだと想えたものです
だから今でも愛好者が寄って合奏するときはこの残月を合奏します

今日はとてもこころが満たされていい一日になりました
ありがとうございました