花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

日本画展

2018年10月31日 10時07分50秒 | 趣味


昨日はJRの再開も嬉しくて久々に電車に乗って出掛けました
7月の西日本豪雨災害以来JRが不通になっていて外出も極端に控えていたので
なんだか解放感がありました

昨日は平素お世話になっている方がお誘いくださった日本画展を観に
出かけたのです JR乗り換えて
最初はあるビルの一角に在るちいさな美術館で開催された
「石本 正」の絵画展を観ました
画家石本 正の言葉によれば“華やかななかに寂しさ、孤独な翳りなど
舞妓の哀愁というかそんなものを描きたい“と説明書きされていました
大きく描かれた舞妓の着物の柄はとくに画家の独創性を表現されているそうで
それは却って近代的に感じられました
日本画の落ちついた美しさを嬉しく思いました
次いで「秋の日本画展」ある金融機関で毎年開催されます
先ずは加山又造「猫と小蝶」が印刷された絵ハガキでご案内下さいました
文化勲章受章作家を含む沢山の画家の絵をゆっくりと観させていただきました
私は肥後椿(川島睦郎)花びらや花芯そして葉に細い金色の線 バックの色など
丁寧に観ることができました
秋草(森田りえ子)や新雪の大和(後藤純男)など沢山の日本画の美しさを表現
された絵を観ることが出来て昼食も忘れて幸せ気分になれました
また良い折に美術館めぐりしたいものです
秋のよい気候で快晴にも恵まれてそんな時は心のオアシスかも





家に帰ってネットで「石本正」の作品をみると
こんな表情の舞妓さんも描かれていたのです






こちらこそ

2018年10月29日 12時12分31秒 | 日記

郵便局ATMでお金を引き出して来ました
少しの間順番を待っていました
直ぐ前の若い学生風の男性の方が
所要を済ませて此方を向かれたとき彼の手元から千円札が見えました

私はふと遠い昔のことを思い出したのです
それは息子がはじめて私達の元を離れて大学に入学した頃のことです
息子の通帳からは千円単位でお金が引き出されていたのです
高校までの小遣い感覚からいえば自然の金額なのでしょうが
都会で一人暮らしをする息子のことを案じて胸が痛む思いでした
慣れない処でそんな所持金では不安ではないのかしら
せめてもっと十分な金額を手元におけばよいものを
不安ではなにのかしらと

そしてこれは最近のことですが私は息子に言ったのです
「大学在学中の限られた4年間のことだからもう少し充分に
送金したらよかったものをと今頃になって反省するのです」
すると息子は言ったのです
「あれで充分でしたよ 余っていました」
そして更に言ったのです
「希望する大学によくぞ進ませて貰ったと今では思っています」と
彼なりの感謝の言葉なのです
そんなとき息子は誰に似たのか決まって言葉使いがいいのです
“いい子に育ってくれてありがとう」





ニシキギが紅葉し始めました
照葉で初嵐と活けたいものです

ちいさな作業

2018年10月28日 11時59分30秒 | 日記
今朝は裏庭で少しずつ作業しました
この季節先ずは小さな小さな阿弥陀堂にお線香を焚くと
得も知れぬいい香りでとてもいい気持なのです
先日買って来たチューリップの球根を植えました
あちこち草取りをしながらゆったりとした気分になれます
あまり捗りませんが




以前私は庭仕事ではいつも赤いシューズで作業していたのですが
あの気に入った赤いシューズは今年の西日本豪雨災害時に
庭に出たままになっていてもう駄目になってしまいました
だから代替品として間に合わせにシューズを買ってきたのです
代金1,280円です
当分このシューズで頑張ります
西日本豪雨の被害は我が家ではこれで済んだと思えば何だか
申し訳ない気持ちです




昨日赤い小菊が咲いていたので私が少し興奮して感謝したものだから
今朝はまた薄ピンクの小菊が咲いているのです
きっと私を喜ばせうとしたのでしょう





我が家の主人が宣うのです
「もう庭仕事は出来なくなった」と
それは悲しくなります
否 でも一寸待ってくださいよ
以前は出来ていたかしら





やがて

2018年10月27日 11時54分50秒 | はな

昨日は園芸店でチューリップの球根やパンジーなどの苗もの
またお正月頃まで成長を見守りたい葉牡丹の苗なども買って来ました
オトギリソウに虫がついていたので消毒薬も買って来ました
早春に花々の芽が出てくると毎年のことながら勇気を与えられるのです




お世話もしてない我が家の小菊が咲き始めました 
感謝です これから菊が咲くと嬉しいこと





子供の頃のことを懐かしく思い出すのですが
近所の子供達とレンゲ畑に遊びに行きました
少し離れた鉄橋を汽車が走っていくそんな静かな田園で
子供達は思い思いに花を摘んだり寝転んだり
私は寝転んでレンゲ畑の遠くをみると自分が寝転んでいる所よりも
もっとレンゲの花がたくさんに密集しているように見えるのです
ようしレンゲのお花がもっとたくさんある所へ行こうと
起き上がって密集地と思える所へ走って行くのですが
どうしたことか其処もついさっきまで自分が寝そべっていた所と
レンゲの花数は変わらないということに
何度かそんな行動を繰り返しているうちに気付いたものです
私は大人になってそんなことを思い出すとなんだか人生にはそんなこと
多々あることだと子供のころから気付かされているものなのだな
そんな体験も人生の教訓のひとこまだと懐かしく思えるのです




ありあけの

2018年10月26日 09時12分22秒 | 日記
毎朝のことです目覚めたら一階の廊下のカーテンを開けます
今朝は殊の外お月さまがきれいでした
昨夜もきれいなお月さまを見ることができました 十六夜でしたか
百人一首ですか
「ほととぎす鳴きつるかたを・・・・・ただありあけの月ぞのこれる」
いそいでデジカメで撮りましたがこれは失敗でした
美しいお月さま私の胸に秘めるだけにしましょう







裏庭にはもう春に咲く花で水仙やジャーマンアイリスが芽を出しています
大事に育てましょう


隣の空き地に新築される基礎工事がはじまったようです
今回の西日本豪雨で家の流出被害に遭われた方が
家を新築して移ってこられるのです
どんなにか大変なご苦労であったかとお察します
老夫婦でお住まいになられるそうです
いいお付き合いができますように
我が家の花が少しでも心の慰安になればいい
これからはあまり草を生やさないように気を付けなくては