花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

配達

2019年08月29日 09時59分23秒 | 日記

紫式部がまだ小粒なのに色つき始めました
ひと足早く秋を表現しているのですね




少し以前のこと
はちきれそうに元気そうな男性がにこやかに玄関に立って言われるのです
見ると牛乳やヨウグルトなど何種類かの乳製品をビニール袋に入れて
持っておられるのです
「わが社の製品です 一度飲んでみてください」と
我が家では毎日飲む程買っているのでと丁寧にお断わりしました
これは美味しい製品です他所には売ってないものもあります
今回は商品の宣伝と紹介です
購入していただかなくてもと兎に角置いていかれたのです

何日か経ってまた同じ人が今度はまるでお願い姿勢で
1か月でもいいから 配達させて欲しいと
矢張り想像していた通りです
情に負けてそんなに高価なものではないので1か月だけと契約したのです
配達箱をいつも綺麗にふいて保冷剤を入れておいていかれます
もうとっくに1か月は過ぎましたけど
お断りも非情なようで妙な気持ちになって仕舞います



こんな時代に人件費 ガソリン代を使って1本だけ配達して頂き大変とおもいます
ほかにもこんな田舎町で豆腐だけ車で販売される業者もあります




通り道 回り道

2019年08月27日 09時26分16秒 | 日記

来春に咲くモクレンのつぼみが大きくなってきました
やがて白い大きな花が咲いてまたこころを和ませてくれますね




今年の極暑つづきで大きく育っていた大毛蓼が
すっかり茶色に枯れて仕舞いました
落胆した私を慰めるかのように少し離れたところで
ちいさな大毛蓼に
これまたお似合いの小さな花房が色つき始めました
可愛いこと




昔の人は言ってました
キンカンの花は雷が鳴る度に咲くのだと
本当かも
少し前に真っ白に花を咲かせてもう可愛い緑色の実をつけていますのに
またキンカンの花が青い小さな実の傍で沢山に咲いているのです







この地が豪雨災害に見舞われて早一年を経過しました
家屋も流されて尊い人命も犠牲に
災害以来この小さな町ではいくつかの商店は姿を消し
通いなれた近くのスーパーストアも閉店してしまいました
お買い物難民に

あれからずっと車を運転しない私を友人夫婦がいつもお買い物に
誘って下さっています
重度の方向音痴の私は友人がいつも「寄り道だから」といって誘って
くださるのを信じていたのですが
主人が言うには
“いやいや通り道ではないよ しっかり回り道よ”

いつもやさしいご厚意を感謝しています
だから私は時々お赤飯やおはぎなど我が家でつくったときにはお裾分けするのです
ご夫婦は田作りとか昆布巻きや煮豆など好物で我が家と似てるかも
今朝は友人の好きなごま豆腐をつくりました
私の気に入った○○屋の練りごまに吉野葛をつかったので
大丈夫 きっと美味しい筈です

いつもありがとうございます

心配しています

2019年08月26日 09時49分32秒 | 日記

ツル桔梗が今年は変です
いつもなら蔓を伸ばしては次々と紫色の花を沢山に咲かせますのに
初夏に少し咲きましたがその後花を咲かせなくて
あまり蔓を伸ばすので私が迷惑に思っていることが通じたのかしら
鎌で少し蔓を伐って見ましょうか



何年も前に描いたツルキキョウ6号色紙絵の一部です




心配しています
先日一人暮らしの友人から電話がありました
春先に腹痛で入院して手術を受けたと報告でした
そうなんだ一人暮らしなんだから平素から連絡を取り合っていなくてはいけなかったと
これからは用事でなくても声だけでも聞く電話をしなくては
私は反省したのでした
三日前からその友人に電話をしていますが家の電話も携帯電話もつながらないのです
また身体の状態が悪化したのかしら
あの時だってすっきり快くなってはいなかったのかしら

心配しています
嘘のように明るい声で「元気?」と電話が掛かって来ないかしら


にわかに

2019年08月25日 10時27分46秒 | 趣味


本当ににわかに秋らしくなって
昨夜は冷房も要らないで窓は閉めないと涼し過ぎて

今朝はあまり気分が良かったので裏庭で少しだけ草取りをしました
秋明菊の色が冴えてなんとかわいいこと
ハナ虎の尾もまた一段と鮮明な色で咲いています
ピペリカムが思い出したように咲くのです




ニラの花があちこちで小さな白色で新鮮さをアピールしているようです








お隣のご主人が窓を開けてご挨拶されました
昨年の豪雨災害で家屋が流されてお隣に家を新築されたのです
老夫婦お二人で住んでおられますが殆ど顔を合わせることもなくて
奥さんは毎日デーケアに通われて
ときには介護施設にショートステイでお泊りされることもあるそうです
ご主人も耳が聞こえにくくて目が少し不自由なので殆ど外出されないのです
80歳を過ぎても家を新築された意図が理解できる気がします
次第に認知症が進み記憶も遠のき物事が理解できなくなられるかも知れない奥さんを
いたわってせめても人生の終わりを新しい家で
大切に過ごされるのだなと思ったのです
静かなお二人の生活がどうぞあ倖せでありますように


少しずつ

2019年08月24日 09時09分33秒 | 日記



紫陽花の枝を伐ったと思っていましたのに
残っていた花が今時分名残惜しそうな姿を見せています
色は透明感があって雨に濡れて綺麗です
でも伐って置かないと
来年また綺麗な花を咲かせて欲しいものです



それにしても周囲に少しずつ寂しい光景がうかがえます
先日知人の一人が鉄道線路を歩いていて警察に保護されたことで
こころを傷めています
彼女は息子さんと二人暮らしでお昼間は一人で過ごしています
寂しかったのかしら
線路に沿って若しかして生まれ育った故郷に行きたかったのかしら
もし故郷に行けたなら心が満たされて得心して帰って来れたかしら
また知人の一人はこれまで身体を動かすことが得意で社交ダンスやゴルフ
卓球 水泳などそれなのに最近では少し歩くと足元が困難になって
体力に自信を失って
そのうえ昭和の年代が何年まで?平成は何年までなど解らなくなるとは
つい最近のことではないですか

とても心配です
近くでしたら様子も見守られますのに
寂しく変化していくのです 悲しいけれど