愛ちゃん

今年の水仙を植える時期は少し遅くなってしまって

背が低くて花が咲きました

でも黄色が鮮明できれいです

クロッカスが可愛く咲きました

近くに動物病院があるのです

その病院の野外教室が時々近くの空き地で開催されるのです

その日はいろんなワンちゃんを連れて飼い主さんも集まってこられます

ワンちゃんのマナー勉強会　いいなあ

我がにも以前可愛い”愛ちゃん”というワンコがいたのです

今生きていたら愛ちゃんはその教室でどんなに喜ぶことでしょう

子犬のため息

しとしとと本格的な雨が降っています
二階から裏庭をみると所どころに小さな水溜まりが出来ています
よかったこと　これで庭の花たちは元気を取り戻すことでしょう
今日は芙蓉の花が咲かないのです
まだ咲き終わりではないでしょう
昨日は沢山つぼみがついていましたので

昔我が家で愛犬愛ちゃんを飼っていた頃のことです
気のいい愛ちゃんは野良の小犬が遊びにくると
その野良の小犬を自分の小屋に入れてあげて
愛ちゃんは自分の小屋の外に立っていたのです
そんな光景を何度も観たので
ある時その野良の子犬を前にして説教をしたのです
私が怒っていることは愛ちゃんにはよく理解できます
私と愛ちゃんと野良の小犬は低い位置で顔を寄せ合って
野良の子犬を叱ったのです
すると愛ちゃんは私の直ぐ傍で大きなため息をついたのです
私驚きましたね
それまで愛ちゃんは寝言も言うしお昼寝して笑うので
夢も見るのだなと理解していたのです
でもため息だってつくのですね

愛ちゃんの証明書

ゆきもち草の芽がもう出る頃tと思っていましたが
今朝気付きました
可愛い芽が二つ出ていました



今朝小引き出しを整理していましたら　白い角封筒の中から
我が家の愛犬だった愛ちゃんの納骨証明書が出てきました
そうなんです
愛ちゃんは平成17年に16歳で亡くなりました
ペットの御葬儀屋さんに電話しました
可愛い花柄のお棺を運ばれたのです
残された私達家族の気持ちを察してかその葬儀屋の方も悲しそうな表情でした
思い出しますのに人間と同じようなお葬式をして頂いたと思っています
式のおわりに「お別れの一言を」といわれたのです
私はもう本当のお別れなんだと　
それなのに
「愛ちゃん　また逢うね」と
愛ちゃんの顔がくしゃくしゃになるくらい撫でてやりました
元気な時には朝の儀式のようにそうすると
愛ちゃんは全身で喜んで首を振り振り前足を無器用に出してきていましたのに

お客さんの焼き肉

我が家の愛犬　愛ちゃんとの散歩の途中に焼き肉屋さんがあります
時々　甘辛い匂いと一緒に焼き肉の匂いがします

すると　もう愛ちゃんはたまらなくなって動けなくなるのです
きまって愛ちゃんは格好の良い前脚を行儀よく揃えたポーズで　甘えるように　ねだるように「ウイイ～ン」「ヒイイ～ン」とないて動かないのです

でも不思議に思っていました　犬がお肉を好きであることは私も理解していますが
愛ちゃんはドッグフードを食べていてお肉の塊など食べたことがないのに・・・・本能ですね

そんな時　私は困って
「愛ちゃん　あれはねえ　お客さんの焼き肉よ」
「待つとってもねえ　もらえんのんよ」
云い聞かせて連れて帰っていました
　
愛ちゃん納得できていたのかしら　可愛いこと　

愛ちゃんのお喋り

愛ちゃんと散歩の帰りに駅前で交通信号が変わるのを待っていました
そこに数人の女子高校生が来て愛ちゃんの傍で一緒に立っていました

すると突然その中の一人が「この犬　喋るウ～!　」と大きな声
他の高校生が「エエツ!　どういうて喋ったん？　ねえ！」あとはみんなで大笑い
高校生はみんな　身体を前かがみによじらせて　わハツ わハツ　と大声を出して笑い
けたたましく信号を無視して行ってしまいました

割り切れないのは愛ちゃんだと思います
愛ちゃんは行儀よく信号を待っていたのです　
そして「早く渡ってお家に帰りたいのに　ネ」
と云っただけなのに・・・・
あんなに笑われてしまって！！□～△×○？

でも　私は一寸違った想いでした
愛ちゃんが喋ることを初対面の高校生が理解してくれたことを嬉しく思いました
「愛ちゃん　よかったね！」