花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

思いだすのです

2020年01月31日 11時50分06秒 | 日記
暖かい日が続いている今年の大寒です
寒さが襲って来る予報でしたが
今朝はまだ大丈夫です 早春の気配を心地よく感じられるのです
赤と白の縞模様の椿の花 その同じ木に時々別もののように
真っ赤な椿が咲きます これもメンデルの遺伝の法則かしら



老木になった梅の木ですが
これからボツボツ清らかに梅の花を咲かせるのですね




ヒヤシンスの芽だと思います
びっくりするではないですか 青いおおきな芽です
春の花楽しみに待っています






はやいものです 一月も今日でおしまいに
私にとっては忘れられない日です
小さな村でお宮の神主を務めていた祖父の命日なのです
もう50回忌もとっくに過ぎた遠い日のことですが
末娘だった母が父親の死を嘆き悲しんで柱にもたれてうな垂れて泣く傍で
母の姉が優しくなぐさめていました
母のことを「何時も優しく世話をしてあげていたからもういいよ」
といった意味の言葉で母の背を撫でながら何度も何度も言っていたのです
その時の光景は忘れられなくて
母が見せた何度目かの涙です

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あたたかな

2020年01月30日 08時39分10秒 | 日記

私は平素一日の殆どの時間をお台所で過ごすことが多くて
必要な物を持ち込んでは大きなテーブルをフルに活用します
卓上ミシンをつかったり絵を描いたり
30号くらいまでの大きさの絵ならこのテーブルでも大丈夫でした
寒い冬にはあたたかな甘酒を炊いたりおぜんざいを炊くのも嬉しくて
でも如何なんでしょうね
今年の冬の暖かいこと
今日も三月の気温とか
今年はまだ一度もおぜんざいも甘酒も炊く機会がなくて



この椿これ以上にひらくと
主人が又決まって云いますよ
「薔薇がきれいに咲いたね」と




今年の蠟梅 我が家ではひっそりと咲いています



今日も暖かな春の陽ざしです



なつかしく

2020年01月29日 15時41分01秒 | 日記
随分以前の事になりますが
私は時々懐かしく思い出すのです
まだ小さかった息子を連れ遠方に住む兄の家に出かけたときのことです
息子は丁度人見知りをする成長の段階で平素身近に観ることがない兄の顔をみると
びいびいとさも悲しそうに泣きはじめたのです
私は久々に逢った兄ですしゆっくり積もる話もしたいのに
そこで兄がヒョイと席をたって裏の田んぼに行ったのです
広い田んぼにはたくさんのトンボがクルクルと円を描くように
飛びまわっていました
兄はその飛び回っているトンボを素手で捕まえては自分の手の指の間に一匹ずつ
器用に挟むのです
それはまるで手品のように
両手にいっぱい挟んだ状態でかえってきました
まだ動いている手の中のトンボを観て
小さな息子は事もあろうに前よりもっと派手に泣きだしてしまったのです
兄にしてみればびいびいと泣く人見知りの息子を喜ばせて
早くご機嫌を直して遊ばせようとしたものを
私は少し気の毒に思いました
まあ兄もそんな成長段階を経た我が子がいるので理解はしていますが

それにしても兄は子供のころには随分“がき大将”で
トンボとり蝉とりそして川遊びではカニをとったりやりたいことは全部経験した
少年時代だったと思えるのです
そしてあの時びいびいと泣いた我が子も今では立派な大人に
でも兄のように短時間に素手で沢山のトンボとりなんて
出来ないわよね 
時代とともに子供の遊びもずいぶん変わってきましたね
人のこころもかしら





春です 嬉しいこと
紫センダイハギが芽をだしました

平素の

2020年01月28日 09時57分52秒 | 日記
もう咲き終わりかも
寒い冬に陽当たりのよい縁側で精一杯に咲いたのですね




侘助が雨に濡れて でも格好よく咲いています
「これはいい侘助」と植木屋さんが言われたのです
そう もう何十年も以前のことです
その植木屋さんが母を喜ばせるために植えて下さったものです
もう一本白い縁かかったピンクの侘助と一緒に植えて下さったのですが
残念ですがその一本は枯れて仕舞ったのです




  

近くの自転車店のご主人が一昨年この地方を襲った災害時のことを
お話しくださいました
川が氾濫した水が家の中に160センチの高さまであっという間に襲ってきたそうです
商品の自転車も全部浸かってしまい
勿論家庭の電気冷蔵庫テレビなど衣類や畳
そして家具なども全て使えなくなってしまい命からがらで
でも軒並みそんな状況だったそうです

もしも我が家がそんな災害に遭っていたらと想像するだけでも心凍る思いです
私は茶道具の殆どは一階に収納しています
茶釜とか風炉などの金物はどうにか手入れをして使えるかもしれませんが
塗りものなどは全て使えないでしょう
今日何時もと変わりなくお茶を楽しめること
いえいえ平素の営みが自然にできること
そのことが本当に如何に有難いことか改めて考えさせられます
感謝でございます



平素の

2020年01月28日 09時57分52秒 | 日記

もう咲き終わりかも
寒い冬に陽当たりのよい縁側で精一杯に咲いたのですね




侘助が雨に濡れて でも格好よく咲いています
「これはいい侘助」と植木屋さんが言われたのです
そう もう何十年も以前のことです
その植木屋さんが母を喜ばせるために植えて下さったものです
もう一本白い縁かかったピンクの侘助と一緒に植えて下さったのですが
残念ですがその一本は枯れて仕舞ったのです




  

近くの自転車店のご主人が一昨年この地方を襲った災害時のことを
お話しくださいました
川が氾濫した水が家の中に160センチの高さまであっという間に襲ってきたそうです
商品の自転車も全部浸かってしまい
勿論家庭の電気冷蔵庫テレビなど衣類や畳
そして家具なども全て使えなくなってしまい命からがらで
でも軒並みそんな状況だったそうです

もしも我が家がそんな災害に遭っていたらと想像するだけでも心凍る思いです
私は茶道具の殆どは一階に収納しています
茶釜とか風炉などの金物はどうにか手入れをして使えるかもしれませんが
塗りものなどは全て使えないでしょう
今日何時もと変わりなくお茶を楽しめること
いえいえ平素の営みが自然にできること
そのことが本当に如何に有難いことか改めて考えさせられます
感謝でございます