ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

200831 「半沢直樹」政府をやっつける!政治家の顔は加齢とともに醜くなる?!

2020年08月31日 | 辛口ひとりごと

最後には悪代官をやっつける勧善懲悪型時代劇の現代版、「半沢直樹」をみてしまった。現役のバンカーも大方のサラリーマンも日頃、上に物言いたくとも言えず悶々として居酒屋で上司や会社批判で憂さを晴らしている。おかげで彼らが見てくれて視聴率20%をこえる圧倒的人気ドラマ。

 これが中国なら原作の作家やTV局は早々に検挙されてしまうにちがいない。それでも日本のマスコミは言論の自由度が世界レベルでは6~70番らしく、政府チェック機能がはたせていないとか言われている。しかし悪役の似合う日本の映画やTVのタレントはかくも豊富とはおどろきですね。政治家が半沢直樹をみたら腹立たしくなるだろうね

 長期政権内閣は官僚の人事権を掌握し、意のままに彼らをつかって銀行や民間企業をあやつる。許認可権などを得るために民間はわいろを使い、役人や政治家に金がまわってゆく。その金を派閥の長は新人政治家を当選させるために選挙資金をあたえる。その金が地域の子悪人たちにわずか云十万がばらまかれ票が買われてゆく。そして派閥の膨張につながってゆく。カネとイロをつかって修羅場を乗り越えてゆくから多少のことに動じない鉄面皮の醜い面構えに変容してゆく。こんな構図が小説家によってドラマチックに描かれ、映画化されTVドラマ化される。山崎豊子の「沈まぬ太陽」「白い巨塔」、今回の池井戸潤の「半沢直樹」しかり。

 京セラを世界的企業に育て、日本航空の再建にも尽力された稲森和夫さんなどの風貌をみているとまるで仏さまのよう。「敬天愛人」西郷隆盛を尊敬しヒトを愛し、ヒトを活かし、盛和塾などを通じヒトも育てた。企業経営だからきれいごとでは済まないことは多々あったはずだが正しいことをおこなうという揺るがないバックボーンがあったに違いない。安倍後継人事も二階派が菅官房長官を支援することで全党員をふくめての選挙はせずに派閥が支配する選挙になりそう。醜い政治家が引き続き跋扈する?!ことになりそうな情勢。

 昨日、撮影したカワウやダイサギがいる宝満川を再度訪問。川面が透き通るように美しく輝いていた。カワウとの再会はなかったが鷺の白い姿がいつもよりくっきり川面にうつっていた。

        水澄て 白鷺の白 いや増せり

 

 

 

 

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