VFCみやぎ野菜ソムリエの輪：武山 剛さん

私がＪＡに勤務し、野菜や果物を販売する業務に就き

早いものでもう１１年目を向かえておりますが

担当した当時は今ほど大変な苦労もなく販売を行っていました。

しかし、それから数年が過ぎ、長引く経済不況や大型量販店の台頭により

販売情勢は様相が一転し

実需者への販売推進や消費宣伝等を繰り返し行っても

販売価格の低迷を脱することは出来ない状況が続いています。

加えて、原油価格の高騰により

肥料や燃油等の生産資材価格が高騰し、再生産価格を確保出来ず

経営を断念する農家が毎年発生しています。

この様な状況を少しでも何とかしなければと色々勉強していたところ

野菜価格低迷の大きな要因のひとつに

消費の減退があることを知りました。

それと同時に、私たちがこれまで行ってきた消費宣伝が

本当に消費者のための消費宣伝であったのか、

自分自身疑問に感じた次第です。

それからは、どうしたら消費を伸ばすことが出来るのか

どうしたら真に消費者のための消費宣伝に出来るのか

色々考える日が続きました。

そんな時、同じ職場に勤務する女子職員が

ジュニアマイスターを受講することを聞き

いいきっかけになるのではと思い、私も受講することにしました。

受講するまでは、仕事の関係上少しは自信があったのですが

いざ受講してみると自信は見事にボロボロ打ち砕かれ

今まで自分がしてきたことがいかに狭いものであったのか

つくづく思い知らされました。

それと同時に

野菜・果物の魅力をどうしたら上手く伝えられるかという興味も

泉のように湧いてきました。

試験は何とか合格いたしましたが

受講後は野菜・果物の魅力をいかにやさしく上手に伝えられるか

広い視野で考えられるようになり、自分にとって大いに役立っています。

これからも、会の皆さんや職場の仲間とともに

野菜・果物の魅力を１人でも多くの人に知ってもらえるよう

一生懸命努力して行きたいと考えています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＪＡいしのまき　武山　剛

野菜ソムリエの輪、次回はジュニアマイスターの阿部智恵さんにバトンを

お渡ししたいと思います。