野菜の日イベント その1から続きまして、食素材研究部会によるきゅうりの食べ比べです。
食素材研究部会のカメラ小僧こと 遠藤さん、お願いします。
食素材研究部会では、「採りたて夏野菜食べ比べ体験」をしました。
きゅうりの食べ比べと聞いて、参加された方からは「きゅうりってそんなに品種あるの?」という声が聞こえてきましたが、今回はちょっと違うんです。
品種の食べ比べではなく「切り方による味の違い」を比べていただきました
年中出回っていて身近なきゅうりは、彩りに使われることは多いけれど、あまり味わって食べることが少ない野菜だと思います(漬物は別ですが)。
そんなきゅうりを、切り方による風味の違いを通して、野菜の不思議を体験してもらい、野菜(きゅうり)に興味を持っていただければ、と思い企画しました
切り方は「斜めスライス、小口切り、短冊切り」の3種類。
それに加え、一手間加えたオリジナル味噌(トマト味噌、南蛮味噌)やマヨネーズをつけて食べる食べ比べも実施しました。
まず、小口切りを食べていただきました。ふむふむ。
次に、斜めスライス。ふむふむふむ。
最後に、短冊切り。ほほう。
お子さんも大人の皆さんも、こうしてじっくり味わってきゅうりを食べることは少ないようで、全神経を舌に集中しているかのように、真剣な眼差しでした
ひと通り食べて頂いた後、お聞きしたら。。。
圧倒的に人気だったのは、「短冊切り」でした。
「甘い」
実は切り方で味が変わるのは理由があるんです。
野菜には繊維があって、繊維に直角に切ると繊維に沿って切った時より多くの細胞が壊れ、野菜にもともと含まれる「苦味」や「辛味」が漏れ出やすくなるのです。きゅうりにはもともと苦味成分(ククルビタシン)が含まれているので、切り方で味が変わるのです。
また、人気だったのが「トマト味噌」
特にお子さん達がお代わりの連続でした
トマト味噌の作り方はこちらです↓
●材料 タマネギ100㌘ トマト(あれば加熱用)150㌘ 味噌・みりん・お酒 各大さじ2
レモン汁大さじ1 サラダ油大さじ1
●作り方
下ごしらえ:タマネギはみじん切り トマトは湯むきして粗みじん切り。
①フライパンにサラダ油を熱してタマネギを炒め、飴色になってきたらトマトを加えて更に炒める。
②味噌・みりん・酒を加えてぽってりとするまで炒めたら、最後にレモン汁を加える。
※タマネギをしっかりと炒めることで、甘味のあるソースが出来上がる。
※温かくしても冷たくても美味しく頂くことが出来るので、スティック野菜や炒めたナスのソースとして、また卵料理に添えても美味しい。
※水を加えてないなので冷蔵庫で5日は保存可 冷凍で1ヶ月
(レシピ考案:石館志保子)
また、食素材部会の会員でもある只浦さんが育てたいろんなじゃがいもの品種食べ比べも大好評でした
アンデス」が一番人気でした
今回参加された方からは、こんな声をいただきました。
Iさん
「普段お野菜(特に生野菜)をほとんど口にしない子どもですが、「きゅうりの食べ比べ」では、味噌トマトソースがとても気に入ったようで、「トマトのお味噌おいしかった」と、何度もおかわりして食べていました。お野菜をたくさん食べる機会をいただき、ありがとうございました。家でもぜひ作ってみたいと思います。」
Kさん
「きゅうりの食べ比べですが、以下のようでした。
1.輪切り(小口切り)→美味しい(きゅうりの味)
2.斜め切り→ちょっと苦いかも・・・
3.スティック(短冊)→1番美味しい
輪切りは甘くておいしいけど、スティックの方が美味しい~
印象がより残っていたのは、切り方よりも味噌2種類とマヨネーズ食べ比べの方だったようです(苦笑)。普段、トマト以外は“野菜だけ”で食べる機会がないので新鮮でした。
今後は、素材の味を大切にしながら食べさせたいと思います
普段から実感させられるのですが・・・子供は正直なせいか、本当においしいものしか食べません。舌も本能がより残っているのか、添加物があまり入っていない、自然に近いものの方が好む気がします。ジャガイモの食べ比べも、一番小さい息子が一番敏感に感じて、味を表現していました。
本当に、充実した時間でした
ありがとうございました」
こちらこそ、参加されたみなさん、ありがとうございました
(レポート:食素材研究部会 遠藤敬)
食素材研究部会の食べ比べ、素晴らしい内容でしたね
きゅうりを真剣に食べる機会はそうそうないですから、皆さんも是非お試しください。
続いては食育部会の皆さんが作るランチです
食育部会ではだだ茶豆(枝豆)ご飯・だだ茶豆のお味噌汁を64食分作りました。お米32合、ダダ茶豆は6、4㎏です。前日に枝豆の収穫をし茹でて薄皮を剝き当日の準備をしました。
ご飯は一升炊きの炊飯器4台です。当日は参加者におにぎりを握ってもらう予定でしたが 、あいにくの雨でしたので、予定を変更し部会でおにぎりを握りハウスへ運びました
炊き上がったご飯に茹でた枝豆・人参・塩・バターを混ぜました。枝豆とバターの香りが食欲をそそりました
だだ茶豆のお味噌汁は山形県の郷土料理です。さやの付いたままの枝豆・茄子・玉ねぎを入れ、枝豆から出た出汁で戴くお味噌汁でした。さや付きのままの枝豆を使ったお味噌汁は珍しく、参加者の方の中にはさやごと食べてしまった方もいて、珍しいお味噌汁に一喜一憂してました
参加者の中には8月2日の部会活動で開催した親子収穫体験に参加された方も2家族参加してくださり、新学期が始まって最初の休日で、夏休みの余韻を楽しんでいました
(レポート:食育部会 三原恵子)
皆さんお待ちかねのランチタイム
用意したおにぎりやみそ汁はあっという間になくなりました
枝豆がとにかく甘~~~い大変美味しいランチタイムとなりました
野菜の日イベントもそろそろ終盤を迎え、グランドフィナーレとなります。
その模様はその3でお伝え致します