僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

クズの花

2009-08-23 20:05:41 | Weblog
ドライブをしていたら、いい香りがしてきたので、あたりを見渡したら葛(クズ)の花を見つけました

フジの花と同じような甘い香りがします。フジもクズもマメ科のつる植物です。

手折って家に持ち帰り、写真におさめました。



秋の七草に数えられ、太い根からは葛粉をとることができます。

大和の国(奈良県)の国栖(くず)という場所が葛粉の産地であったことから
クズと命名されました。

葉が風にひるがえると裏の白さが目立つ事から、平安時代には「裏見」を「恨み」に掛けた和歌が詠まれています。

あき風の ふきうらがへす くずのはの うらみてもなほ うらめしき哉(古今和歌集)

人しれず くるしきものは 忍ぶ山 したはふくずの 恨みなりけり (新古今和歌集)




編集者 石原正康さん

2009-08-23 12:07:47 | Weblog
冬幻社の編集最高責任者である石原正康さんは、五木寛之、村上龍、吉本ばなな、天童荒太、などの作家と組んでベストセラーを送り出してきました。

彼は執筆の依頼を直筆の手紙で書くそうです。
直筆の手紙にこだわるのは、電子メールにはない温もりが直筆にはあるからです。
その温もりが熱意になって相手に伝わるそうです。

「この人は自分の言葉で書く人だ」という印象を与えることが大事なのだそうです。
原稿を受け取り、感想を伝えるときも、石原さんは

本当にいいと思った点を言葉を尽くして褒める
ということに徹します。
大事なのは、「心にもないことは絶対に言わない」ことだそうです。

言葉に厳しい人たちには、偽ったことを書いてもバレてしまうのです。

信頼関係はこのようにして築かれていくそうです。

「オリエント急行」126年の歴史に幕

2009-08-23 11:51:01 | Weblog


22日付の英紙インディペンデントによると、アガサ・クリスティの推理小説でも知られる夜行列車「オリエント急行」の運行が、今年12月に廃止されることになりました。戦争による停止や路線変更など曲折を経ながらも欧州鉄道史に輝かしい足跡を残してきましたが、夜行のコスト高もあり126年の歴史に幕を下ろすことになりました。
(オリエント急行の宣伝ポスター)


 オリエント急行は1883年に運行開始。1930年代の最盛時には仏パリとトルコのイスタンブールを結んでいましたが、第2次世界大戦後は自動車や飛行機の発達で縮小の一途をたどり、2001年にはパリ~ウィーン間に、07年には仏ストラスブール~ウィーン間に短縮されました。
 2009年12月12日午前8時59分ストラスブール着の列車を最後に、時刻表から完全に姿を消します。

岡本太郎氏のメッセージ

2009-08-22 18:03:06 | Weblog
もとタレントのジミー大西さんは、番組の企画で描いた絵を、以前から尊敬していた岡本太郎氏に送りました。



数日後、岡本氏から次のようなメッセージが届けられました。

「キャンバスからはみだせ!」

大西さんが画家の世界に進む切っ掛けになったのが、岡本氏のこの一言だったのです。


岡倉天心の機知

2009-08-22 11:30:51 | Weblog


美術評論家 岡倉天心が横山大観とともに、羽織・袴といういつものスタイルでボストンを闊歩していたときの事です。

What sort of nese are you people? Are you Chinese,or Japanese,orJavanese?
(あんたら何ニーズだ? ジャパニーズかい、チャイニーズ、それともジャワ人か?)
と現地の若者に侮蔑的なことばを浴びせられました。

それに対して天心はこう言い返しました。

We are japanese gentlemen.But what kind of key are you? Are you a Yankee,or a donkey,or a monkey?
(私たちは日本人紳士だ。あんたこそ何キーなんだい?ヤンキーか、ドンキーか、それともモンキーか?)

天心はユーモアでも外国人を打ち負かすほどの英語力を持っていました。
因みに、ドンキーには「ロバ」という意味の他に「馬鹿者」という意味もあるのです。

スモモとプルーン

2009-08-21 23:04:03 | Weblog

スモモとプルーンをいただきました♪


長い方がプルーンです。
スモモは「太陽」という品種でしょうか、甘酸っぱくて美味しいです。
プルーンはとってもジューシーであまーーい!



スモモは英語でプラムですよね。
じゃフランス語では何と言うでしょう?
正解はプルーンです!
ますます訳が分からなくなってきました

野口健さんの提言

2009-08-20 23:47:03 | Weblog
楽しいはずの登山は、一歩間違うと死に追いやられる可能性もあります。
無事に登頂、下山するために、そして私たちの命を救う大切なことを野口健さんは教えてくれます。



① 靴はなじんでから登山に挑む・・・はじめてはいた靴はどんなに履き心地がよくても、間違いなく靴ずれをおこす。散歩してでも足になじませる事。
② 速乾性の下着を着けるべし・・・北海道の事故も装備がしっかりしていなかった。専門店や、ユニクロでも安く手に入るので、雨や吹雪、汗などでぬれてもすぐに乾くようにする。
③ 必ず予備日をもうけること・・・お金が勿体無いから無理にでも登りたい気持ちも分かるが、死んでしまったらおしまい。
④ 痛くなくてもサポーターをする・・・意外と必要なのがサポーター。今痛くなくても必ずもっていく。
⑤ 水分は必要不可欠・・・「アミノバイタルプロ」はいい!運動する前後に飲むと疲れが軽減される。
⑥ 防寒具にもなる雨具・・・雨具は寒くなって体温がぐっと落ちたときに防寒具にもなり、風よけにもなります。薄手のダウンやフリースの予備があったほうがいい。
⑦ 懐中電灯よりヘッドランプ・・・山登り中に片手に懐中電灯を持っていると、視線と、照らしている場所がずれ余計に疲れる。
⑧ 睡眠と禁酒で体調管理・・・夕方に出発して、夜中に登るのは危険で高山病も心配。前日にきちんと睡眠をとり、お酒を抜いて体調管理はしっかりする。
⑨ ストレッチは膝と足首・・・山登りの好きな人は普段からストレッチをしっかりやる。特に膝と足首は入念に。ほどよく散歩もする。
⑩ 不安がひとつでもあれば登らない・・・山に登ったら天気予報には敏感になってほしい。天気が悪い時には、絶対登らない。山小屋での時間を満喫するのも楽しみの一つ。読書や、いろんな人との情報交換をしよう。

以上がアルピニスト野口健さんの提言でした。

個性の欠如

2009-08-20 23:26:08 | Weblog
最近の日本人は、同調志向が強くなってきています。
その顕著な例が「高速道路1000円」になったとたんETCの機械を車に装備しようとする人たち。同時に土、日はその高速を使って遠くまで行楽に行き体を酷使している人たちです。
また何十年ぶりに皆既日食が見られるというと、わざわざ遠くの島まで行ってその感動に酔いしれようとする人たち。挙句、お金だけかけて天候のせいで見られなかった人もいるわけです。
そして極めつけは、村上春樹氏の「1Q84」が予約の段階で50万部売れてしまうという現象もおかしいのです。「読んでいなければ、人より遅れていると思われる」ことの恐怖感から買っているのかもしれません。

自分がしたいこと、観たい映画、聴きたい音楽、読みたい本、全部自分の感性に基づいて決めればいいのではないでしょうか。
誰もが無条件に受け入れる概念に面と向かって異議を唱える人が多くいてもいいじゃないですか。

えすかるご

2009-08-19 23:18:15 | Weblog
今日のお昼に キッチンハウス えすかるご に食事をしに行きました
妻はトマトの冷製パスタを娘はビーフカレーを食べました
私は 旨いと評判のハヤシライスを注文しました
少し酸味があり、牛肉とデミグラスソースの旨味が口いっぱいに広がり、噂に違わぬ美味しさでした

ブドウの美味しい季節となりにけり!

2009-08-18 22:51:45 | Weblog
本日、お得意様よりブドウの絵を戴きました。


マスカット・オブ・アレキサンドリアでしょうか?実に美味しそうに描かれています。早速飾りましょ

親戚からピオーネもいただきました。巨峰より大粒で、まろやかな甘みを有しています。


ブドウの皮には、視力回復や活性酸素の除去に効果がある「アントシアン」が多く含まれます。アントシアンはポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールの発生を防ぎ血液をキレイにする働きがあるといわれています。そのため、動脈硬化やがん予防にも期待ができます。デラウェアなどの赤ブドウには、強い発がん抑制作用を持つ「レスベラトロール」というポリフェノールも含まれています。

また、果実に多く含まれるブドウ糖や果糖は疲労回復に効果があるので暑い夏のエネルギー補給に最適です。

デラウェア