僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

ツクツクボウシ

2009-08-23 20:47:54 | Weblog
家の庭の杉の樹にツクツクボウシが止まって、名残の夏を惜しむように、高らかに響き渡る声で鳴いていました。声はすれど姿が見えにくいセミなのですが、かろうじて写真に撮る事が出来ました。



となりにミンミンゼミもいました。



ツクツクボウシは何気なく聴いていると、鳥の鳴き声みたいですよ。
You Tubeからツクツクボウシの鳴き声をお借りしました。




クズの花

2009-08-23 20:05:41 | Weblog
ドライブをしていたら、いい香りがしてきたので、あたりを見渡したら葛(クズ)の花を見つけました

フジの花と同じような甘い香りがします。フジもクズもマメ科のつる植物です。

手折って家に持ち帰り、写真におさめました。



秋の七草に数えられ、太い根からは葛粉をとることができます。

大和の国(奈良県)の国栖(くず)という場所が葛粉の産地であったことから
クズと命名されました。

葉が風にひるがえると裏の白さが目立つ事から、平安時代には「裏見」を「恨み」に掛けた和歌が詠まれています。

あき風の ふきうらがへす くずのはの うらみてもなほ うらめしき哉(古今和歌集)

人しれず くるしきものは 忍ぶ山 したはふくずの 恨みなりけり (新古今和歌集)




編集者 石原正康さん

2009-08-23 12:07:47 | Weblog
冬幻社の編集最高責任者である石原正康さんは、五木寛之、村上龍、吉本ばなな、天童荒太、などの作家と組んでベストセラーを送り出してきました。

彼は執筆の依頼を直筆の手紙で書くそうです。
直筆の手紙にこだわるのは、電子メールにはない温もりが直筆にはあるからです。
その温もりが熱意になって相手に伝わるそうです。

「この人は自分の言葉で書く人だ」という印象を与えることが大事なのだそうです。
原稿を受け取り、感想を伝えるときも、石原さんは

本当にいいと思った点を言葉を尽くして褒める
ということに徹します。
大事なのは、「心にもないことは絶対に言わない」ことだそうです。

言葉に厳しい人たちには、偽ったことを書いてもバレてしまうのです。

信頼関係はこのようにして築かれていくそうです。

「オリエント急行」126年の歴史に幕

2009-08-23 11:51:01 | Weblog


22日付の英紙インディペンデントによると、アガサ・クリスティの推理小説でも知られる夜行列車「オリエント急行」の運行が、今年12月に廃止されることになりました。戦争による停止や路線変更など曲折を経ながらも欧州鉄道史に輝かしい足跡を残してきましたが、夜行のコスト高もあり126年の歴史に幕を下ろすことになりました。
(オリエント急行の宣伝ポスター)


 オリエント急行は1883年に運行開始。1930年代の最盛時には仏パリとトルコのイスタンブールを結んでいましたが、第2次世界大戦後は自動車や飛行機の発達で縮小の一途をたどり、2001年にはパリ~ウィーン間に、07年には仏ストラスブール~ウィーン間に短縮されました。
 2009年12月12日午前8時59分ストラスブール着の列車を最後に、時刻表から完全に姿を消します。