僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

野口健さんの提言

2009-08-20 23:47:03 | Weblog
楽しいはずの登山は、一歩間違うと死に追いやられる可能性もあります。
無事に登頂、下山するために、そして私たちの命を救う大切なことを野口健さんは教えてくれます。



① 靴はなじんでから登山に挑む・・・はじめてはいた靴はどんなに履き心地がよくても、間違いなく靴ずれをおこす。散歩してでも足になじませる事。
② 速乾性の下着を着けるべし・・・北海道の事故も装備がしっかりしていなかった。専門店や、ユニクロでも安く手に入るので、雨や吹雪、汗などでぬれてもすぐに乾くようにする。
③ 必ず予備日をもうけること・・・お金が勿体無いから無理にでも登りたい気持ちも分かるが、死んでしまったらおしまい。
④ 痛くなくてもサポーターをする・・・意外と必要なのがサポーター。今痛くなくても必ずもっていく。
⑤ 水分は必要不可欠・・・「アミノバイタルプロ」はいい!運動する前後に飲むと疲れが軽減される。
⑥ 防寒具にもなる雨具・・・雨具は寒くなって体温がぐっと落ちたときに防寒具にもなり、風よけにもなります。薄手のダウンやフリースの予備があったほうがいい。
⑦ 懐中電灯よりヘッドランプ・・・山登り中に片手に懐中電灯を持っていると、視線と、照らしている場所がずれ余計に疲れる。
⑧ 睡眠と禁酒で体調管理・・・夕方に出発して、夜中に登るのは危険で高山病も心配。前日にきちんと睡眠をとり、お酒を抜いて体調管理はしっかりする。
⑨ ストレッチは膝と足首・・・山登りの好きな人は普段からストレッチをしっかりやる。特に膝と足首は入念に。ほどよく散歩もする。
⑩ 不安がひとつでもあれば登らない・・・山に登ったら天気予報には敏感になってほしい。天気が悪い時には、絶対登らない。山小屋での時間を満喫するのも楽しみの一つ。読書や、いろんな人との情報交換をしよう。

以上がアルピニスト野口健さんの提言でした。

個性の欠如

2009-08-20 23:26:08 | Weblog
最近の日本人は、同調志向が強くなってきています。
その顕著な例が「高速道路1000円」になったとたんETCの機械を車に装備しようとする人たち。同時に土、日はその高速を使って遠くまで行楽に行き体を酷使している人たちです。
また何十年ぶりに皆既日食が見られるというと、わざわざ遠くの島まで行ってその感動に酔いしれようとする人たち。挙句、お金だけかけて天候のせいで見られなかった人もいるわけです。
そして極めつけは、村上春樹氏の「1Q84」が予約の段階で50万部売れてしまうという現象もおかしいのです。「読んでいなければ、人より遅れていると思われる」ことの恐怖感から買っているのかもしれません。

自分がしたいこと、観たい映画、聴きたい音楽、読みたい本、全部自分の感性に基づいて決めればいいのではないでしょうか。
誰もが無条件に受け入れる概念に面と向かって異議を唱える人が多くいてもいいじゃないですか。