うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

サクラスミレ

2022-05-28 | スミレ

花弁の形がふくよかで花径も大きく「スミレの女王」と言われているそうです。離れた所から見ても、その花色と相まって存在感が感じられます。花弁の先端が凹む形が、桜の花びらに似ている所から「サクラ」と付いたそうですが、凹み具合には個体差があります。3枚目の個体はちょっと極端な形をしていました。

👇葉脈が赤くなるサクラスミレをチシオスミレと言いますが、この個体は赤みの入り具合が弱いので、ちょいチシオスミレでしょうか。

(撮影日 2022/5/15)


ワダソウ

2022-05-28 | みんなの花図鑑

パッと見、花弁の切れ込みが浅いサワハコベかと思いましたが、近づいて見てみると花弁の幅が広く赤い大きな葯が目を引く花でした。花径はサワハコベよりも若干大きめでしょうか、花脈部分の凹凸も目立っています。ナデシコ科ワチガイソウ属の花になるそうです。

(撮影日 2022/5/15)


サルマメ

2022-05-28 | みんなの花図鑑

樹高10~30㎝の落葉小低木で雌雄異株の花になります。1~3枚目は雄株、4枚目は赤い実も残っていた雌株です。楕円で赤い縁取りの葉はサルマメだと分かった上で散策してみると、違う場所でも結構見る事が出来ました。小さい花ですが、同じシオデ属のサルトリイバラの花によく似ています。

(撮影日 2022/5/15)


イカリソウ

2022-05-27 | みんなの花図鑑

こちらではキバナイカリソウはよく見ますが、イカリソウはあまり見ません。写真の花は、普通の花よりも赤紫色が強く出ている花になるのでしょうか、もっと濃い赤紫色をした花も見る事もあります。碇に見立てた4本ある長い距の部分が面白いですね。花が開いて来ると黄色い花粉が見えるのも、ちょっとしたアクセントになっています。

(撮影日 2022/5/15)


リュウキンカ

2022-05-26 | みんなの花図鑑

今回撮影したこの場所この時だけかもしれませんが、普通5枚のリュウキンカのがく片の数は結構変化があるようです。がく片の多い個体を見るとヒメリュウキンカっぽく見えますが、リュウキンカのがく片の形は、ヒメリュウキンカよりも短く丸みを帯びているような印象があります。

(撮影日 2022/5/15)


モミジイチゴ

2022-05-26 | みんなの花図鑑

蕾の多かった咲き始めに見て、もう少し花が咲き揃ったら写真を撮ろうと思っていたのですが、すっかり忘れていました^^; 花はもう咲き残りという感じでしたが、予想外の4弁花も見られたので良しとしましょう。

(撮影日 2022/5/15)


ヒトリシズカ

2022-05-25 | みんなの花図鑑

名前はヒトリシズカですが、10本以上まとまって咲いている所をよく見ます。ツヤツヤしている葉は、素揚げした大葉のようですね。美味しそうです(笑)。目の粗いボトルブラシのような花は、同じく春に咲くフッキソウの花に少し雰囲気が似ています。

(撮影日 2022/5/14)


ハナビラダクリオキン

2022-05-25 | キノコ

オレンジ色のスライム発見!・・・ではなく、キノコの仲間のハナビラダクリオキンでしょうか。よく似たキノコにコガネニカワタケがありますが、画像などで見るとコガネニカワタケは、マイタケなどに見られるヒラヒラがほんのり出る感じがするので、ハナビラダクリオキンのような気がします。

(撮影日 2022/5/14)


ウスバサイシン

2022-05-24 | みんなの花図鑑

パカッと口を開けたウスバサイシンの花です。散策中に見るウマノズズクサ科カンアオイ属の中では、見かける回数が多い種になります。面白い形の花ですね。花の胴部分は洋菓子のカヌレのようで、花の開口部はそのまま家紋に出来そうな造形をしています。

(撮影日 2022/5/14)


ニホンカモシカ

2022-05-24 | 動物

見返りカモシカです。一定の距離からからこちらをじっと見て、様子を伺っていました。カモシカからしてみれば、早くどこかへ行って欲しいという心境でしょうか。茶色い毛の間からふわふわの白い冬毛が飛び出ていました。

(撮影日 2022/5/14)


ショウジョウバカマ

2022-05-23 | みんなの花図鑑

ショウジョウバカマは花色に結構変化が見られるとの事でしたが、各場所で個々に花を観察していたせいか、そういった感覚を強く感じた事はあまりありませんでした。ここではよく見る花色から色の薄いもの、赤っぽいものまでまとめて見られたので、花色の多彩さに実感を持てました。良い場所を見つけたと思います。
まぁ、それでも白花は無かったのですが・・・。カタクリと同じで白花はまだ見た事が無いので、機会があれば見てみたいですね^^

      👇ショウジョウバカマは咲き進むと花色が濃い色に変化するようです。
赤っぽい
花は変化後の色のようで、ここで観察するまでは、咲き始めから赤い色だと思っていました。1枚目は前に訪れた時に撮ったものですが、角度は違っていますが葉の並びから、今回撮った2枚目と同じ株だと分かります。

👇カタクリの花と一緒に。

(撮影日 2022/5/10)


イワカガミ

2022-05-22 | みんなの花図鑑

花色が濃いめのイワカガミが咲いていました。緑色の根生葉に濃い花色はなかなか目を引きます。咲き始めの花も見てみましたが、赤に近い色合いをしていました。

👇緑色の葉が前年の根生葉、赤褐色の葉が今年出て来た新しい葉になります。

👇濃い色のイワカガミが咲いていた場所よりも少し南へ行った所にあったイワカガミです。赤と言うよりはピンク色寄りの花色で、花も傷んで来ていました。


イワナシ

2022-05-22 | みんなの花図鑑

常緑小低木のツツジ科のイワナシです。先端が浅く5裂する円筒形の花姿が面白く感じます。果実は食べる事ができ、食感や味が梨に似ているそうです。

👇雪の下にあった粗い長毛に覆われた葉は、傷んでいるものも多くありましたが、綺麗な姿で残っている葉も見られました。

(撮影日 2022/5/10)


ミヤマナガハシスミレ

2022-05-20 | スミレ

ナガハシスミレの蛇紋岩変種とされるミヤマナガハシスミレです。花色は濃い赤紫をしていて、長い距の部分は花弁部分と比較すると、鮮やかな色合いになっています。花柄や葉柄は赤く、葉表の色合いは少し暗い印象を受けます。長野県白馬村の八方にあるミヤマナガハシスミレが基準標本となっているそうです。

(撮影日 2022/5/8)