うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ウツギ

2021-06-28 | みんなの花図鑑

例年よりも花数が多くなっているのでしょうか? 今年はなんだかウツギの花がよく目に入ってくるような感じがします。ウツギの花は雄しべに見られる翼と半開きの5弁花が特徴的ですね。花弁の外側が帯状にうっすらと紫がかる個体もたまに見る事があります(3枚目)

👇生育環境が似通っているのでしょうか、スイカズラの花が一緒に咲いていました。

(撮影日 2021/6/18)


メスグロヒョウモン

2021-06-28 | チョウ

ヒョウモンチョウの仲間も見られるようになって来ました。傷みの全く無い綺麗な個体と花の組み合わせは目を引くものがあります。

※ミドリヒョウモンと思い込んでいましたが、後翅の黒い紋などをよく見てみると、メスグロヒョウモンの♂のようです。

(撮影日 2021/6/18)


庭の花たち

2021-06-25 | みんなの花図鑑

たまに剪定するくらいの自然任せの花たちですが、毎年元気に咲いてくれています。

👇サツキ

👇クレマチス

👇オニゲシ

👇咲き始めは黄色、咲き進むと赤色に変化するバラです。品種名は分かりません。

👇一重のバラです。品種名は分かりません。

               👇八重咲きカランコエ
ひょろひょろになっていた株から3本の芽が採れたので、それを挿し木にしました。3本まとめて鉢植えにした後は無事冬越しも出来て、鮮やかな赤い八重の花を咲かせるまでに大きく育ちました。一部の花が帯化したようです(2枚目)。花期が長く1ヶ月くらい経っても目を楽しませてくれています。

(撮影日 2021/6/12)


モモイロシロツメクサ

2021-06-24 | みんなの花図鑑

ピンク色に染まるシロツメクサです。染まり具合には個体差があり、ピンク色が薄く淡く見えるものから比較的濃く見えるものまで幅があります。シロツメクサは花序の外側にある花が開いていて、中心部にある花が蕾状態になっていることも多いのですが、モモイロシロツメクサは蕾になっている花中心部の色が濃く、開いている花がある外側は白っぽくなるようです。

(撮影日 2021/6/12)


スイカズラ

2021-06-22 | みんなの花図鑑

咲き始めの花色は白ですが、時間が経つと段々と黄色っぽい色に変化していくスイカズラの花です。萎んだ花は黄色みが濃くなるので、白と黄色の色の対比がより際立っていました。スイカズラの花は、浅く4裂した上唇とびろんと細長く伸びた下唇の形が面白いですね。

(撮影日 2021/6/11)


オオカサモチ

2021-06-22 | みんなの花図鑑

花序の付け根に見られる総苞片や小総苞片に裂けているものが多く見られたので、セリ科のオオカサモチでしょうか。同じセリ科のハナウドやオオハナウドとは花の形が違い、こちらでよく見られるオオバセンキュウとは花期が違います。大型のセリ科の花では初めましての花になります。

(撮影日 2021/6/11)


ミヤコグサ

2021-06-21 | みんなの花図鑑

4個の花を付けているミヤコグサがありました。各場所の個体にもよると思いますが、観察した限りでは花を2個付けるものが比較的多くあるように感じます。隅々まで探せば花が5個のものも見付かるかもしれませんね。個人的感覚になりますが、ミヤコグサは花数3個のものがしっくり来ます。

(撮影日 2021/6/9)


カキツバタ

2021-06-19 | みんなの花図鑑

直立する細長い内花被片3枚、白いすじ模様が入る外花被片3枚の計6枚の被片で構成されている花です。アヤメ属の花は面白い形をしていますね。肉眼で見るともう少し紫色寄りの花色をしていますが、手持ちのカメラでは赤みが抑えられて青みが強調された色になりました。花色には個体差があり、若干ですが色の濃淡が見られます。

👇直立する内花被片が外花被片に変化した六英花のカキツバタです。形質が遺伝しているのか毎年見られます。カキツバタは3枚の外花被片の上部に、形状が変化した花柱が覆い被さっているのですが、下の六英花は外花被片が6枚になっている影響からか、覆い被さっている花柱が1つ余分に付いていました。

(撮影日 2021/6/7)


ヤナギトラノオ

2021-06-19 | みんなの花図鑑

オカトラノオと同じサクラソウ科オカトラノオ属のヤナギトラノオです。尾と言うよりはブラシのような短い花穂ですが、草陰にあっても黄色い花色がよく目立っていました。柳の葉に似ていることから「ヤナギ」と付いたそうです。

(撮影日 2021/6/7)


植物育成雑記(1)

2021-06-18 | 植物育成雑記

購入した多肉植物が順調に育っているので、育てている多肉植物や花などの様子を不定期に記事にしていこうと思います。初回は去年のブログでも紹介した青い渚と十二の巻、新しくアエオニウムのサンバーストを加えてみました。

              👇青い渚(エケベリア属)
今年も花が咲きました。去年よりも株が大きくなり、3号鉢いっぱいに広がっています。去年は花が萎んでもそのままにして、種子が出来るのかを経過観察していました。1つの花ガラに種子らしきものが出来たので試しに蒔いてみたのですが、時間が経ってもあまり変化が見られなかったので、用土ごと処分してしまいました。

              👇十二の巻(ハオルチア属)
こちらでのハオルチアは梅雨入り頃に花茎が伸び始めるようです。去年は十二の巻の株を小さくしたような高芽らしきものが出来たので、どうなって行くのかを観察していました。高芽が少し大きくなり根が出たので、茎から外して水耕栽培にしてみましたが、やり方が悪かったのか株元が茶色く変色して腐ってしまいました^^;

             👇サンバースト(アエオニウム属)
新しく購入したサンバーストです。同じアエオニウム属の黒法師も育てていますが、こちらの気候に合っているのか育てやすく感じます。サンバーストの葉の縁に見られる赤みは、気温が低くなるとより鮮やかになるようです。

(撮影日 2021/6/12)


ヤブデマリ

2021-06-18 | みんなの花図鑑

周りにある装飾花の形が「大の字」になるヤブデマリです。大きな装飾花は蝶のようにも見えるので、翅を広げる蝶が吸密に来ると絵になります。ガマズミ属の花になるので、中央にある小花はガマズミやゴマキなどの花とよく似ています。花粉の色は他のガマズミ属の花と比較すると、少し黄色っぽくなるようです。

(撮影日 2021/6/7)


オドリコソウ

2021-06-17 | みんなの花図鑑

一つ一つの花が綺麗に並んでいるオドリコソウの花です。オドリコソウの花を見ると、写真のような咲きそろっている花をつい探してしまいます。花は形も色合いも柔らく感じますが、がくは先端が鋭く尖っているので、二面性を持っているような印象があります。

(撮影日 2021/6/7)


たなびく雲

2021-06-17 | 

墨流しのようなコーヒーにミルクを垂らしたような淡い感じのする雲です。2分もすると雲の形状が崩れて霧散したようになっていたので、わずかな間に見られた儚い雲でした。

(撮影日 2021/6/5)


ミツガシワ

2021-06-17 | みんなの花図鑑

白い星のような花を咲かせるミツガシワです。花は普通5裂しますが、同じ個体の中でも花の裂け方に違いが出る場合があります。ミツガシワの花には、雄しべが短く雌しべが長い「長花柱花」と雄しべが長く雌しべが短い「短花柱花」があり、長花柱花の花が結実すると言われているそうです。ですが、短花柱花の花が結実している所を見たような記憶があるので、見付けたらまた画像を追加したいと思います。

👇頂点にある花が帯化していました。同じような状態の花が複数集まっている箇所があったので、根茎で繋がっている個体群かもしれません。
成長点の異常で奇形になる事を「帯化(たいか)、綴化(てっか)、石化(せっか)」と呼ぶそうですが、帯化と綴化は成長点が帯状になる事を、石化は成長点が多発する事を言うそうです。帯化は主に園芸種や野草の花に、綴化や石化は主に多肉植物や盆栽に使われるイメージがあります。

👇実が出来始めていたミツガシワです。頂点にある花がぽつんと最後に残るようです。

👇(追加画像)上の写真とは違う短花柱花の花でも果実が出来る事があるようです。

(撮影日 2021/5/23)