うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

キクタニギク(アワコガネギク)

2020-10-31 | みんなの花図鑑

葉の形などからキク科のキクタニギクでしょうか。YListでの標準和名は「キクタニギク」となっていますが、もう一つの名称であるアワコガネギクがメインの種名で表記されていて、別名がキクタニギクとされていたりと揺れがあります。
少し
調べてみると、準絶滅危惧種で外来の侵入生物となっていて「?」となりましたが、在来のキクタニギクの他に法面緑化による外来種が定着しているとの事なので、そういうことかと納得しました。

(撮影日 2020/10/24)


ウシハコベ

2020-10-31 | みんなの花図鑑

花柱が長く5裂するウシハコベです。花柱が3裂のコハコベやミドリハコベと比べると、全体的に1周りくらい大きくなります。ハコベは一見すると花弁が10弁あるように見えて、よく見ると花弁が深裂していて5弁になっている所が面白いですね。

(撮影日 2020/10/24)


ボタンヅル

2020-10-31 | みんなの花図鑑

場所や個体差によるものでしょうか、ここのボタンヅルは秋が深まっても花がぽつぽつと咲きます。返り咲きというよりは遅咲きといった印象で、花盛りの花と比較すると、丸まっている4枚のがく片は少し水分が抜けたようになっていました。

(撮影日 2020/10/20)


ナガミノツルケマン(ナガミノツルキケマン)

2020-10-30 | みんなの花図鑑

野の花が少なくなる晩秋になっても見られるケマンです。寒さにも強いキク科の花、シロツメクサやアカツメクサ、ウシハコベなどの花に混じって咲くケマンの姿は目を引くものがあります。初秋に見られる花と比較すると、先端にある赤茶色の部分が濃くなっているようです。

(撮影日 2020/10/20)


サワアザミ

2020-10-30 | みんなの花図鑑

幅広の葉も垂れた頭花も大きいサワアザミです。茎も太いのでがっしりしている印象があります。よく見るサワアザミの花の総苞にはある程度のくも毛が見られますが、3枚目のように総苞のくも毛が極めて少ない個体もあって、そのような個体は別種のアザミのようにも見えます。

(撮影日 2020/10/20)


鎌池の紅葉

2020-10-28 | 紅葉、黄葉

長野県小谷村にある鎌池に行ってきました。秋晴れの中での燃えるような紅葉は見ごたえがありますね。条件が良いと、池の水面が水鏡になって美しい紅葉が綺麗に映り込みますが、多少波があっても場所と角度によっては映り込みが見られる場合があります。朝9時ごろまでなら水鏡が見られる確率が高いかもしれません。池の周りの散策路はアップダウンがあるので、トレッキングシューズなどの歩きやすい靴は必須です。

👇鯉でしょうか、水面近くで泳いでいました。

👇帰りに雨飾高原キャンプ場に寄ってみました。キャンプ場の側にある小高い山も美しく染まり、見上げる者を圧倒する姿となっています。雨飾山の登山口にもなっているので、210分ほどで山頂まで登ることも出来ます。

(撮影日 2020/10/20)


ゲンノショウコ

2020-10-27 | みんなの花図鑑

花柱の色も葯の色も白い、白花のゲンノショウコがありました。普通、白花のゲンノショウコの花脈は赤みを帯びますが、写真の花の花脈は透明で透けています。このようなゲンノショウコは初めて見ました。
場所は覚えたので、この形質は遺伝するのか来年もまた見てみようと思いましたが、咲いている場所は歩道沿いで、毎年草刈りの対象となる場所です。タイミングが合わないとちょっと難しいかもしれません。

(撮影日 2020/10/19)


アキノノゲシ

2020-10-27 | みんなの花図鑑

よく見られる花色はクリーム色ですが、個体によっては写真のような黄色っぽい花色も見られます。花後のギュッと締まった丸フラスコのような総苞や、黒い種から生えた綿毛の姿もまた目を引くアキノノゲシです。

(撮影日 2020/10/19)


実5種

2020-10-27 | 植物

野の景色も秋色に染まって行き、色々な植物の実が見られるようになりました。

👇フッキソウ

👇サワフタギ

👇ズミ

👇ツルリンドウ

👇ホウチャクソウかな。

(撮影日 2020/10/19)


キタテハ

2020-10-27 | チョウ

秋になると翅のオレンジ色の部分が色鮮やかになるキタテハです。黒い斑の大きさには個体差があり、黒い斑が小さめの個体は翅のオレンジ色がより際立ちます。

(撮影日 2020/10/19)


イヌサフラン(コルチカム)

2020-10-26 | みんなの花図鑑

まず花が最初に地面から出て来て春先に葉が出て来るイヌサフランですが、薄紫色の蕾が地面から顔を覗かせる姿は、色は違えどキノコっぽい雰囲気があります。開花している期間はだいたい1週間ほどですが、花が萎れて花茎が中折れした様は力尽きた感が出ていて、少し悲しい気持ちになります。

(撮影日 2020/10/19)


ノウゼンカズラ

2020-10-26 | みんなの花図鑑

10月の中旬になってもまだ咲いていました。気温も低くなり、咲いていた花も数日前に全て落花しましたが、よく持ったほうだと思います。これから剪定をする予定ですが、また来年も元気に咲いてくれると良いですね^^

(撮影日 2020/10/19)


アカカタバミ

2020-10-26 | みんなの花図鑑

葉や茎が暗紫色になるアカカタバミです。全体的にカタバミよりも小さめですが、花と葉の色の対比でカタバミよりも目立つような気がします。カタバミとアカカタバミの中間的な色合いで、赤みが薄いのものは「ウスアカカタバミ」と呼ばれます。

(撮影日 2020/10/19)


アオフキバッタ

2020-10-26 | 昆虫

フキバッタの仲間のアオフキバッタです。よく見なければ分からないごく小さい翅が生えていますが、一見するだけでは翅が無いように見えます。上に乗っているのは♂になりますが、体の脇にある黒い横線はイナゴみたいですね。

(撮影日 2020/10/19)


ミツガシワ

2020-10-25 | みんなの花図鑑

返り咲きです。こちらでの花期は梅雨前頃になりますが、10月頃に返り咲きが見られる確率は高いように感じます。片手で数えられるほどの株しか見られませんが、花期の花と比較すると花序の姿はあまり整ってはいないようです。

(撮影日 2020/10/19)