半寄生植物のコシオガマです。コシオガマは近くに宿主となる植物があれば、根で繋がって水分と栄養を拝借するそうです。植物全体に腺毛が密生していて、花の形は同じハマウツボ科のママコナ属に似ていますが、シソ科のラショウモンカズラやアキギリの仲間とも似た雰囲気があります。
(撮影日 2020/9/20)
半寄生植物のコシオガマです。コシオガマは近くに宿主となる植物があれば、根で繋がって水分と栄養を拝借するそうです。植物全体に腺毛が密生していて、花の形は同じハマウツボ科のママコナ属に似ていますが、シソ科のラショウモンカズラやアキギリの仲間とも似た雰囲気があります。
(撮影日 2020/9/20)
上部にある3裂するがくの形が、二等辺三角形のような形になっているので、ヒメジソではなくイヌコウジュのようです。濃いめのピンク色の花に黄色の斑が見えますが、斑の入り方には個体差があるみたいです。今の時期はナギナタコウジュも咲くので、2種が隣り合っているような場面が撮れればいいなと思っています。
(撮影日 2020/9/20)
黄色の一本線と黒地に少し透けている白斑がかっこいいクロキスジカンムリヨコバイです。似た種として、翅の白っぽい部分が翅の付け根部分まで広がる「クロ」が付かないキスジカンムリヨコバイいます。
(撮影日 2020/9/20)
メドハギの花色にも個体差があるようで、旗弁と呼ばれる上部の花弁の紫色部分が広くなっている花がありました。通常の白っぽい花と比較するとシックな印象を受けます。メドハギの仲間も変異による種類があり、シベリアメドハギやカラメドハギ(シベリアメドハギと同種かも)、オオバメドハギなどがあるそうです。細かな違いはまだ見分けられないので、ここではただのメドハギとしました。
(撮影日 2020/9/20)
こちらではマツヨイグサと言えばメマツヨイグサがほとんどで、萎んだ花がオレンジ色になる「メ」が付かないマツヨイグサはあまり見ません。たまに萎んだ花に注視して探してはいますが、やはりメマツヨイグサが多く見られます。
(撮影日 2020/9/20)
同じような色味を持つ花が寄り添っていました。オオイヌタデは花色に個体差があり、別個体で白っぽいものや赤っぽいものなど、一つの場所で花色に幅が出て来る場合があります。同じ花穂の中でも紅白の花色が混じる個体が割と多く見られました。
👇オオイヌタデの花色違いです。
こちらでは所々でツリフネソウの花が咲き誇っているので、他の花との共演が見られることがあります。色々な花との共演を撮ってみました。
👇ツリフネソウとヤブマメ
👇ツリフネソウとナガミノツルケマン
👇ツリフネソウとミゾソバ
👇ツリフネソウとキツリフネ
👇ツリフネソウとユウガギク
👇ツリフネソウとヒメシロネ
👇ツリフネソウとタニソバ
👇ツリフネソウとコメナモミ
👇ツリフネソウとカナムグラの雄花
イネ科のケチヂミザサです。花は2つ1組の2小花からなり、針のような暗赤色の長い芒(のぎ)と呼ばれる部分が特徴的です。もじゃもじゃの白い雌しべも面白いですね。
(撮影日 2020/9/14)
花期からは外れていますが、草陰の中でひっそりと咲いている花がありました。たまに通常とは違う4弁以上になる個体に出会うことがあります。クサノオウはケシ科の花ですが、花姿の雰囲気はアオイ科のカラスノゴマに少し似ています。
(撮影日 2020/9/14)
ミゾソバと比較して、花色が淡く花が小さくて花の数が多いタニソバです。少しだけ開いている花の中に青紫色の葯がチラッと見えます。草丈はミゾソバの半分くらいでしょうか、だいたい膝下くらいの高さで見られます。
👇以前に撮ったミゾソバの花です。
(撮影日 2020/9/14)
ちょこちょこ撮っていた昆虫たちです。
👇シラホシヒメゾウムシ
👇トモンハナバチ
👇クロウリハムシ
👇アキアカネ
👇ヒメスジコガネ
👇マガリケムシヒキ
獲物はオオクワキヨコバイでしょうか?
👇ヨツボシカメムシ
👇マルアワフキ
扇風機の羽のような幅広の花弁を持つ朱色の花は、遠目からでもよく目立っていました。中央にある暗紫色の葯は、控えめながらも朱色一色のの中でちょっとしたアクセントになっていて、花弁の真ん中に見られる一本の筋は、のっぺりした印象になってしまいがちな花を引き締めているようにも感じられます。
(撮影日 2020/9/14)
長い花序に黄色の5弁花が目を引くキンミズヒキです。開き始めの花で見られる絡んで丸くなっている雄しべが面白いですね。キンミズヒキはバラ科の花ですが、バラ科は属によって花の付き方が様々で、一見するだけだと違う科と思うような花があるので興味深いです。
(撮影日 2020/9/14)
👇ノウゼンカズラ
ノウゼンカズラの花もぽつぽつと咲くだけになり、花期も終わりになってきました。9月末頃には終わりそうですが、10月初週頃まで持つかもしれません。
👇クレマチス
返り咲きです。写真を撮った段階で、これから咲きそうなものも含めて全部で2~3輪ほどあるようでした。
👇ニラ
ニラの花も綺麗ですね。花序全体を見ると柔らかい感じを受けますが、花1つ1つはミルククラウンのような雄しべと爪のような花弁が鋭さを感じさせます。
(撮影日 2020/9/14)
たぶん「這うイヌガヤ」のハイイヌガヤだと思います。大きな緑色の実が目立っていました。食べたことはありませんが、熟した果皮は食用になり、イヌガヤやハイイヌガヤの実から採れる油は古くから使われているようです。
(撮影日 2020/9/14)