うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

キランソウ

2022-05-13 | みんなの花図鑑

花の形や葉の縁の波打つ様子は柔らかい印象を与えますが、植物全体にまばらに生える長毛はトゲトゲしたきつい印象も与えています。ペタッと地面に張り付くような根生葉の姿や、薬草としての薬効から地獄に蓋をするなどの意味で、「地獄の窯の蓋」の別名もあるようです。
手を広げているようなキランソウの花姿は、地獄へ通さないようにしているか、もしくは地獄へようこそといった感じでしょうか。

(撮影日 2022/4/27)