うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ドクゼリの根茎

2023-04-16 | 植物

水に浮いている植物がありました。何かと思って後で調べてみたらドクゼリの根茎のようです。ドクゼリの根茎は縦に切ってみるとタケノコのような構造になっていて、水に浮くことでより遠くの場所へと移動し根をおろすそうです。

(撮影日 2023/4/1)


地衣類

2023-04-11 | 植物

地面に落ちた木片から地衣類が生えていました。石や幹などでよく見かけるぺちゃんこな地衣類でななく、サンゴのように枝を伸ばす種類のようです。トゲトゲした立体的な様相は、雨の少ない乾燥地帯に生える植物のようにも見えます。

(撮影日 2023/3/31)


ナベナの枯れ姿

2023-03-22 | 植物

ナベナは薄赤紫色の小さな花が並ぶ姿も面白いですが、トゲトゲな球体状の枯れ姿も面白く感じます。木陰近くの斜面で生えていたので、積雪が少なく中折れせずに済んだようです。

(撮影日 2023/3/7)


ツルマンネングサ

2023-03-11 | 植物

まだ茎が伸びていないツルマンネングサです。肉厚の葉がギュッと詰まっている姿は、多肉植物のエケベリアが群生しているみたいですね。ツルマンネングサはセダムの仲間になりますが、春先の芽が出始めの姿は、いつもとは一味違った趣が感じられます。

(撮影日 2023/2/28)


春の芽生え

2023-03-08 | 植物

苔の間から出て来た新芽です。石垣の上で暖かく苔に水分も多く含まれているので、早起きの環境が他の場所よりも整っているようです。繊毛が生えた毛むくじゃらの葉は、よく見かけたようにも思いますが、種名は思い出すことが出来ませんでした。まだ残雪も多くありますが、こちらも着実に春の足音が聞こえてきています。

(撮影日 2023/2/26)


クマシデ

2023-02-28 | 植物

鱗状に重なった枯れた果実がまだぽつぽつと枝に残っていました。緑の頃の果実と比べると、水分が抜けてギュッと締った感じがします。黄褐色の膨らんだ冬芽も日の光に照らされて艶やかに見えました。

(撮影日 2023/2/17)


葛巻きつく胡桃

2023-02-27 | 植物

空に向かって伸びていたオニグルミの枝に紅葉したスイカズラが巻き付いていました。スイカズラのつるはしっかりしているので、スイカズラ自体も枝に沿いながら天へ伸びているように見えます。水平に展開している葉はなんだかメハジキみたいですね。

(撮影日 2023/2/17)


アズキナシの実と冬芽

2023-02-17 | 植物

積もった雪に枝が倒されて、胸の高さあたりでアズキナシの実と冬芽を見ることが出来ました。残った実はドライフルーツになっています。よく似ているウラジロノキと迷いましたが、ウラジロノキは冬芽や枝などに綿毛が残ることがあるようなので、写真の個体はアズキナシだと思います。冬芽や若い枝の深い赤色と実や枝にある白い斑が目を引きますね。

(撮影日 2023/2/6)


イチョウ

2023-02-13 | 植物

イチョウの木に実と葉がぽつぽつと残っていました。実は果皮が少ししわしわになっていて、粉が吹いたように白っぽくなっています。色合い的にあんぽ柿っぽくもありますね。葉の色は黄色を通り越してオレンジ色になっていました。

(撮影日 2023/1/28)


フキノトウ

2023-01-25 | 植物

水が滴っている場所にフキノトウがひょっこりと顔を出していました。流れる水量が少なくても木陰が近く水が滴り落ちているので、雪が厚く積もる事もないようです。ジャゴケの仲間が大勢を占めている場所でしたが、フキノトウを含む他の植物もぽつぽつと見られました。

(撮影日 2023/1/16)


スイカズラ

2023-01-23 | 植物

冬でも葉が残るスイカズラです。葉が落ちている姿も見かけますが、葉がツルに残っている所もよく見ます。落葉せずに深い色合いに紅葉もする葉は、半常緑または常緑になるそうです。冬は水分が少なくなるからか、葉の縁がくるんと内側に巻く姿も面白いですね。

(撮影日 2023/1/16)


ソヨゴ

2023-01-18 | 植物

柄が長いソヨゴの実です。深緑色の常緑の葉に真っ赤な実はよく映えますね。こちらでは比較的よく見る常緑樹で、雪積もる中、落葉樹の幹の間から青い葉が見えていたりします。

(撮影日 2023/1/13)


ミヤマウズラ

2023-01-17 | 植物

あみだくじのような斑入り模様の葉は、ラン科のミヤマウズラの葉だと思います。斑はぼやけていますが、冬季でも葉が残るものなのですね。暖かくなれば、今はぼやけて見える斑もハッキリして来るように感じます。ミヤマウズラの花はネジバナに似ていて、ネジバナの花を大きくして、花色を白っぽくしたような花です。

(撮影日 2023/1/13)


赤い実と雪

2023-01-09 | 植物

雪の世界の中での赤い実はよく目立ちますね。冬にはほとんど落ちてしまう樹木の実ですが、しわしわでも木に残っている実姿は、その季節を物語っていて趣が感じられます。記事のツルウメモドキの写真は実数も多く橙色の部分も多く残っていて、より目を引く姿になっている気がしました。

👇ツルウメモドキ

👇コマユミ

👇ミヤマガマズミ

(撮影日 2022/12/26)


枯れ姿と雪帽子

2022-12-27 | 植物

雪を被った植物の枯れ姿です。冬まで残った枯れ姿には秋の雰囲気も感じられ、季節の間に入り込んだような季節が合わさったような、そんな不思議な感覚がちょっとします。

👇ノリウツギ

👇オオバセンキュウ

👇ススキ

(撮影日2022/12/24)