うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ナスタチウム

2022-10-31 | みんなの花図鑑

エディブルフラワー(食用花)としても知られるナスタチウムです。各種花色のナスタチウムが小さな花壇に植えられていて、その場所だけ華やかさがありました。赤や黄色などの暖色系の花色を持つ花で、八重品種や斑入り品種もあるそうです。

(撮影日 2022/10/15)


栂池自然園(2)

2022-10-30 | 紅葉、黄葉

 小谷村にある栂池自然園の記事の続きになります。前回で《ワタスゲ湿原》まで行きましたが、今回はそこから更に進んで、《モウセン池》のほうまで行った記事になります。モウセン池を通り過ぎて更に進むと、《展望湿原》や《ヤセ尾根》がありますが、空の様子を鑑みてモウセン池で引き返しました。
 栂池自然園
では、夏に青紫色の松ぼっくりを付けるオオシラビソが有名ですが、《浮島湿原》周辺や浮島湿原へ行く道中の坂道の辺りで、まだ落ちていない松ぼっくりを少ないながらも見る事が出来ました。

(※掲載枚数と文章量がいつもより多くなっています。写真は36枚あります)

栂池自然園のマップです。
(※少し見にくいですが、画像をクリックすると別タブで開き、大きな画像で見る事が出来ます)

 

ワタスゲ湿原周辺の紅葉です。
湿原周辺
は視界が開けていて見通しが良いので、山の様子がよく分かります。

浮嶋湿原へ続く道中にある楠川(くすかわ)です。

散策道を進んで行きます。この辺りは勾配がきついので足元に注意が必要です。

モウセン池に着きました。長椅子が設置してあるので、坂道を上った後に一休み出来ます。

モウセン池で引き返して帰路につきます。
1枚目の遠景では、
写真中央辺りに浮島湿原の浮島が見えます。

標高1920mにある浮島湿原周辺の景色です。
大きな水溜り
のような所にぽつんと浮いているのが、浮島になります。

栂池自然園入口に戻ってきました。

気温は低かったのですが、来た記念に「さるなしソフトクリーム」を食べました。

 

【ビジターセンター】~【栂池ロープウェイ降り場】、【栂池ロープウェイ乗り場】~【栂の森駅】の道中にあった植物たちと、自然園内のオオシラビソの松ぼっくりです。

👇草丈が低く葉の形やなんかはセリっぽく感じますが、シラネセンキュウでしょうか?

👇総苞が黒いのでカンチコウゾリナでしょうか? 個体差があるのか、茎にある毛の量だけを見るとコウゾリナっぽく見えます。

👇地衣類のサルオガセです。

👇特徴的な形の赤い冬芽を見付けましたが、樹種は分かりません。鋸歯のある大きな葉を持っていますが、バラ科の仲間でしょうか?

👇オオシラビソの青紫色の松ぼっくり(球果)です。松ぼっくりに付着している白いものは、染み出した松ヤニが乾燥したもののようです。今年は当たり年だったようで、その影響か夏を過ぎて秋になっても、まだ枝に付いていた松ぼっくりが見られました。当たり年は、3~4年くらいのサイクルになるそうです。

(撮影日 2022/10/15)

 


これで栂池自然園の記事は終わりになります。お付き合いいただきありがとうございました。


栂池自然園(1)

2022-10-29 | 紅葉、黄葉

 

 長野県小谷村にある栂池自然園に行ってきました。あいにくの曇り空でしたが、垂れ込めた雲の下から見える色付いた山々や高山特有の木々の姿、流れる靄の中での紅葉など、趣のある景色を堪能できました。散策道は整備されていますが、勾配がきつい所や石や岩がむき出しになっている所もあるので、特に靴は相応の物が必要となります。
 前に訪れた時はそんなにでもありませんでしたが、木道の散策道は所々傷みが目立つ箇所があり、補修工事が行われていて、通行止めになっている所がありました。栂池自然園の記事は、今回と次回で2回に分けて投稿したいと思っています。

(※掲載枚数と文章量がいつもより多くなっています。写真は32枚あります)

 

👇栂池自然園のマップです。
(※少し見にくいですが、画像をクリックすると別タブで開き、大きな画像で見る事が出来ます)

 

まずは【栂池ゴンドラリフト「イヴ」】に乗り、自然園入口へと向かいます。《栂池高原駅-白樺駅-栂の森駅》の3駅がありますが、自然園に行くには白樺駅を通過して、栂の森駅へと進んで行きます。

ゴンドラの中で見た白馬鑓ヶ岳(左)と杓子岳(右)です。

途中駅の白樺駅(1枚目)と駅近くのアクティビティ施設(2枚目)です。

上へと登って行きます。

終着駅の栂の森駅が近づいてきました。

   ゴンドラの栂の森駅を降り、歩きで【栂池ロープウェイ】乗り場へと向かいます。
大人数
で乗るロープウェイ内では、窓の近くでないと外の写真は撮れないため、ロープウェイ内での写真は撮っていません。1枚目はロープウェイ乗り場へ行く途中、2枚目はロープウェイを降りた後の景色です。

 

ロープウェイを降りて少し歩けば、受付がある「ビジタセンター」を含む建物群が見えてきます。ビジターセンターの中を通り、栂池自然園の入口に着きました。山々の木々は色付き、入り口からでも目を楽しませてくれています。散策開始です。

風穴です。風穴内では7月でも残雪が見られます。

散策道を進んで行きます。

山肌に名も無き滝の流れが見えます。
2枚目は
滝のある風景を遠景で撮ってみました。右上に滝が見えます。

標高1870mのワタスゲ湿原周辺の景色です。

奥に見える赤い屋根の建物は「栂池ヒュッテ記念館」、黒っぽい屋根の建物は「ビジターセンター」になります。

 

途中で見た植物たちです。
👇ハクサンシャクナゲでしょうか、放射状に広がった長楕円の葉が特徴的です。

👇葉の鋸歯の感じから、ウラジロナナカマドのようです。

👇しわしわになっていますが、ヒロハツリバナの実だと思います。

👇ゴゼンタチバナの実です。

(撮影日 2022/10/15)

 

次回に続きます。


残り花(ヤマアジサイ、ツリフネソウ、ヒレハリソウ)

2022-10-27 | みんなの花図鑑

寒くなり花が少なくなっている中、この日見られた残り花を撮ってみました。アジサイは自生種、園芸種共によく見かけますが、園芸種のアジサイは、秋中ごろの遅い時期でも花壇の中などで花を咲かせているのを見る事があります。

👇ヤマアジサイ

👇ツリフネソウ

👇ヒレハリソウ

(撮影日 2022/10/15)


ノブドウ

2022-10-27 | 植物

色付いていたノブドウの実です。写真の実は、もう少し経つと色がくっきり出て、もっと色鮮やかになるように感じます。日当たりや気温、個体差などが関係しているのか、実の色付き方は赤色系統が目立っていたり、青色系統が目立っていたりする場合があります。

(撮影日 2022/10/15)


国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)

2022-10-24 | 写真

北アルプスフェア2022として、「大宝探し大会」と「松本ぱんフェス2022」がやっていたので行ってきました。各所の写真はあまり撮っていませんが、《れき原の花畑》に植えられていたジニアの花をメインに記事にしてみました。
宝探しは
、公園内に散りばめられた1600ある番号札を見付け出し、公園入口近くにある受付で景品と交換する形式となっています。パンも少し購入しましたが、各出店の様子を見ているだけでも楽しめました。
             (※いつも
より掲載写真が多くなっています。写真は29枚あります)

 

 

👇《れき原の花畑》に咲いていたジニアの花です。花畑では、季節に合わせてスイセンやチューリップ、コスモスなどの花が楽しめるようです。

👇公園入口手前の花壇の花です。花はインパチェンスでしょうか。

👇返り咲きのヤマツツジかな。

👇ツリガネニンジン

👇ハギとキタキチョウ

👇コムラサキ

👇ウリカエデ

👇ハウチワカエデかな?

👇園内では乗車無料のロードトレインが運行しています。

👇樹上と地面の間でヤマガラが数羽戯れていました。

👇長い間空に残っていた飛行機雲です。

👇《アルプス大草原》に描かれた「がんばろう信州」の文字です。左のキャラクターは、長野県のマスコットキャラクター「アルクマ」ですね。

👇宝探しで貰えたのは無地のノートでした。特賞はホテル宿泊券、他にもお米や日本酒などが用意されていたそうです。

(撮影日 2022/10/2)


初秋の山景

2022-10-23 | 風景

記事での紹介としては遅くなってしまいましたが、黒菱林道から見た白馬三山の様子と林道沿いの木々の様子です。3枚目の左下に見える白い建物は、北尾根高原にあるグランピング施設になります。木々の紅葉は、所々で葉が染まっている箇所が見られ、色付き始めという感じがしました。
現在の紅葉の進み具合は、山の中腹よりも麓のほうへ若干降りた所までは色付いているでしょうか。山頂付近はもう終わり近くになっていると思います。また後日の記事で紹介しますが、記事の最後に直近の紅葉写真を1枚載せておきます。

黒菱林道沿いの木々の様子です。
👇オオカメノキ

👇ヤマウルシ

👇マルバマンサク

👇ナナカマド

👇ウド

👇タムシバ

👇ミネカエデ

(撮影日 2022/10/1)

 

20日に撮った紅葉の様子です。
雪の白、
紅葉の赤、緑の葉が一堂に見られる事で三段紅葉と呼ばれています。


ヤマトリカブト

2022-10-21 | みんなの花図鑑

花柄に屈毛が見られる事や葉の形などからヤマトリカブトのようです。もう終盤という感じでしたが、少ないながらも綺麗に咲いていた花を見る事が出来ました。表面に脈が浮き出る袋状の実(袋果)も面白い形をしていますね。

(撮影日 2022/10/1)


イワショウブ

2022-10-21 | みんなの花図鑑

ここで見られたイワショウブはほとんどが実になり始めていましたが、花被片の先端やしべの辺りが赤く染まっていた花も少々見られました。小さな花よりも大きくなるビーツのような色合いをした実は、なかなか見栄えがします。

(撮影日 2022/10/1)


コウメバチソウ

2022-10-20 | みんなの花図鑑

先端が球状になっている仮雄しべの本数が少ないので、コウメバチソウのようです。白い花弁は、日差しが強かったのか少し乾燥気味のような印象を受けました。コウメバチソウの花弁の枚数は普通5枚になりますが、6枚の花弁を持つ花もありました(3枚目)

(撮影日 2022/10/1)


オヤマボクチ

2022-10-20 | 植物

オヤマボクチの花後の姿です。花が枯れた後でも、大きな花頭と総苞を白く染めるくも毛が目を引きました。色合いもシックで良いですね。さらに枯れ進んだ、黄金色になる綿毛姿もまた目を引きます。

(撮影日 2022/10/1)


ナンバンハコベ

2022-10-11 | みんなの花図鑑

ホオズキのような雰囲気を持っていますが、ハコベやマンテマなどと同じナデシコ科の花になります。花は終盤に近付いていて、中央にある子房部分が膨らんで来ていたものが多く見られました。実は熟すとツヤのある黒い色になります。

(撮影日 2022/9/27)


オオタチツボスミレ

2022-10-11 | スミレ

秋のオオタチツボスミレです。春と比べると全体的に小さく、花の形も整っていないことがありますが、秋に見るスミレの花もまた良いものです。場所によってになりますが、こちらでのスミレの返り咲きは、記事のオオタチツボスミレとタチツボスミレの2種が毎年高確率で見られます。

(撮影日 2022/9/27)


ハッカ

2022-10-10 | みんなの花図鑑

河川沿いの歩道などではハッカの花に出会うことがあります。ミントと同じように匍匐茎を出して増えますが、スッと直立する植物なためか、増えても個体と個体の間に他の植物が割り込んでしまい、3枚目のようなまとまった姿はあまり見ません。3枚目は、たぶん草刈り後に成長した姿だと思われます。

(撮影日 2022/9/27)


イヌトウバナ

2022-10-10 | みんなの花図鑑

がくにまばらな長毛が見られるのでイヌトウバナだと思います。花色は日当たりなどの環境の影響か、白~ごく淡いピンク色まで個体差があるようです。花冠の内側には赤紫色の斑がまばらに見られ、茎が長く伸びるとクルマバナような雰囲気があります。

(撮影日 2022/9/27)