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ラストスパートだよ、ヘブライ語 (1)

2013-12-09 12:56:40 | ヘブライ語
先週の水曜日はヘブライ語基礎・中級講座の基礎Ⅳコースの第1回目の授業でした。「とりあえず基礎Ⅰコースだけやってみよう」と始めたヘブライ語ですが、Ⅱ、Ⅲコースも何とか続けることができ、ついに1年で最後のⅣコースに突入したわけです。来年の4月からは別の言語を学ぶつもりなので、私にとってはヘブライ語学習の最後のコースでもあります。最近は新しい単語を覚えるにも四苦八苦していますが、はたして無事に修了できるでしょうか…?

授業の前にまず話題になったのが、Ⅳコースの課題である作文の提出について。私たちが初稿を提出する締め切りが来年1月29日。それが先生によって添削され、私たちが最終稿を提出するのが2月12日。先生がそれをテキストデータにして、最後の授業となる2月19日に文集になったものを私たちが受け取る、という段取り。この作文を提出しなければ、修了証はもらえないので、授業と平行して作文の準備もしなければならないのです。「修了証なんていらない」ということで、作文を提出しない人もいるかもしれませんが。

作文に関する説明が終わったら、いよいよ授業に。最初に学んだのはパアル動詞の未来形。これまでの授業でもパアル動詞の未来形は登場しましたが、今回学習したのは「閉める סוגר (ソゲル)」や「守る שומר (ショメル)」などの未来形。「慣れたと思ったら、実はそうでもなかったヘブライ語 (8)」で書いたとおり、未来形は動詞(不定詞)の語頭を性・数に合わせて変化させるケースが多い。「סוגר」の不定詞は「לסגור (リスゴル」)、「שומר」の不定詞は「לשמור (リシュモル)」で、未来形はこの「ל」の部分を、主語が「私 אני」なら「א」に変えるわけですが、注意しなければならないのがこの「א」の発音。今まで学んだ未来形だと「ア」で良かったのですが、今回はそうではなく「אסגור (エスゴル)」、「אשמור (エシュモル)」というように「א」を「エ」と発音するとのこと。母音記号があれば難なく発音できるのですが、そのようなケースはほとんどないでしょうから、やっぱり覚えるしかないですね。

さらにパアル動詞未来形の学習は続き、今度は「エフアル型」と呼ばれるものについて学びました。パアル動詞未来形の基本変化は2パターンあって、主語が「私 אני」の時、不定詞と同じように母音「オ」が入る「エフオル型」と、母音が「ア」に変化する「エフアル型」があるというのです。上で書いた「閉める סוגר (ソゲル)」や「守る שומר (ショメル)」は「エフオル型」です。また、「エフアル型」は、語根の第2文字や第3文字が喉音と呼ばれる א ה ח ע である場合が多く、また自動詞である場合が多いのが特徴だそうです。「エフアル型」の例としては語根が צחק である「笑う」や語根が פתח である「開ける、開く」などがあります。

次に学んだのはピエル動詞の未来形。こちらも基本的には動詞(不定詞)の語頭を性・数に合わせて変化させるケースが多いようで、例えば「話す מדבר (メダベール)」であれば、不定詞は לדבר (レダベール)、未来形はこの「ל」の部分を、主語が「私 אני」なら「א」に変えて「אדבר」に。ただし、「א」の発音が不定詞と同じ母音の「エ」ではなく、「ア」になるので要注意。

最後に学んだのはパアル動詞で「ある、いる」を意味する היה や、「する、作る」を意味する עשה の未来形。こちらは不定詞を変化させるのではなく、動詞の基本形の前に一字足すパターン。例えば היה で主語が「私 אני」であれば、אהיה になり、主語が「あなた(男性) אתה」なら תהיה になります。

これまでいろいろな動詞の未来形の変化のパターンを学びましたが、「これはこうだからこう」と論理的に覚えるよりも、結局は丸暗記するしかないような気がします。でも、私にとっては未来形の暗記よりも作文を提出しなければならないプレッシャーがより大きく、授業の復習よりも作文に時間をかけることになりそうです。
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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ヘブライ語の件 (マーコール・エムト)
2013-12-23 10:34:31
シャーローム!
はじめまして。私もヘブライ語(初歩ですが)学んでいる者です。そこで2点ほどお教え願いたく送信させて頂いた次第です。1つめはボキャブラリーを増やすには語句を憶えるしかないわけですが、使っておられる教本には単語集が付いていますか?私は谷川政美氏の『旧約聖書ヘブライ語独習』(キリスト新聞社)を用いており、付属の「ヘブライ語語彙」で単語調べなどしていますが、いかんせん数が少なく、body(体)を意味する「ショール」という言葉さえ無いのです。あなた様がお使いのものには出ていますか?辞書は何をお使いでしょうか?日本語で書かれたヘブライ語の辞書は少ない(というか聖書ヘブライ語に関して名尾耕作著の、高額な『旧約聖書ヘブル語大辞典』(教文館)くらいしかないようですね。やはり、これも使っておられますか?
返信する
コメントありがとうございます (うさこ)
2013-12-23 11:31:33
マーコール・エムトさま

コメントありがとうございます。
まさかヘブライ語の記事で反応があるとは思っていなかったので、ちょっと驚きました。

私が使っている教本は先生のオリジナルのプリントで、単語集はついていません。
ヘブライ語を始めた当初から日本語の文献が少ないことは教えられていたので、
もっぱらインターネットのヘブライ語⇔英語オンライン翻訳や辞書を使用しています。
つまり、ヘブライ語に関する日本語書籍は恥ずかしながら1冊も持っていません。
英語で文章を書いたり、辞書を引くのに抵抗がない、また単語の変化まで掲載
されていなくても良いのであれば、こちらのサイトなどはいかがでしょうか?

翻訳(辞書としても使っています)
Bing翻訳
http://www.bing.com/translator

辞書
doitinHebrew.com
http://www.doitinhebrew.com/

旧約聖書を学ぶ上ではそれほど有用ではないかもしれませんが、お試しいただければと思います。

マーコール・エムトさまのヘブライ語学習が実りあるものとなるようお祈りしています。
返信する
御礼 (マーコール・エムト)
2013-12-26 11:29:09
参考になりました。一言、御礼申し上げます。
返信する

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