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ラストスパートだよ、ヘブライ語 (3)​

2013-12-25 13:09:07 | ヘブライ語
先週の水曜日はヘブライ語基礎・中級講座の基礎Ⅳコースの第3回目の授業でした。まずは「少し慣れてきたヘブライ語 (4)」でも書いた連結語(スミフート)の復習。先に来る「核名詞」に「属名詞」を連結させる形です。例えば「エジプトの王」はヘブライ語では מלך מצרים で、王を意味する「מלך (メレフ)」が核名詞、エジプトを意味する「מצרים (ミツライム)」が属名詞となります。ということで、「カナンの地」だと「ארץ כנען (エレツ クナアン)」、「オリーブオイル」は「שמן זית(シェメン ザイト)」、「神のめぐみ」は「חסד אלוהים (ヘセッド エロヒム)」となります。

お次は連結語の核名詞が ה で終わる女性名詞のケース。この場合 ה は ת に変化して属名詞が続きます。つまり、ה で終わる女性名詞は、連結語の核名詞として用いられる場合には、その名詞が「独立形」または「連語形」と呼ばれる形に変化します。同じ連結語でも、属名詞の場合は「合成形」に変化することはないそうです。このようなパターンの連結語を挙げると「平和の祈り」を意味する「תפילת שלום (トフィラット シャローム תפילה + שלום)」、「シバの女王」を意味する「מלכת שבא (マルカット シェヴァ מלכה + שבא)」など。

今度は核名詞が複数語尾 ים で終わるパターン。この場合、ים は י に変化します。例えば「イスラエルの山々」を意味する「הרי ישראל (ハレイ イスラエル הרים + ישראל)」、「ファラオの雄馬たち」を意味する「סוסי פרעה (スセイ ファルオ סוסים + פרעה)」など。さらに名詞によっては、核名詞になると母音変化を起こすものがあるとのこと。パターンによっては日本人の耳にはなかなか聞き分けづらいと思います。というわけで、授業ではちゃんと説明してもらいましたが、ここでの説明はパス!

連結語の復習はまだまだ続きました。今度は連結語を定冠詞 ה で限定する場合について。このケースでは定冠詞は属名詞の頭につき、核名詞にはつかないとのこと。例えば、「ある敵の一本の剣 (a sword of an enemy)」はヘブライ語では「חרב אויב (ヘレヴ オイェヴ)」ですが、これに定冠詞をつけて「その敵のその剣 (the sword of the enemy)」だと「חרב האויב (ヘレヴ ハオイェヴ)」になるということです。

ただし、属名詞が固有名詞の場合は原則として定冠詞はつきません。例えば「イスラエルの山々」なら「הרי הישראל」ではなく、そのまま「הרי ישראל (ハレイ イスラエル)」になるということです。ところが、固有名詞であっても定冠詞がつく性質を持つ場合は定冠詞をつけるそうです。例えば「ヨルダン川の水」だと「מי הירדן (メイ ハヤルデン)」になるとのこと…。これはもう覚えるしかないと思います。

連結語についてかなりいろいろ書きましたが、まだあります。が、全部今日書くのはしんどいので、今回はこの辺で。続きはまた後日ということで。
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