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『イリュージョニスト』と『ザ・ファイター』と『トゥルー・グリット』

2011-03-26 23:58:27 | 映画!
今日は『イリュージョニスト』『ザ・ファイター』『トゥルー・グリット』の3本の映画を観ました。『イリュージョニスト』は一言で言えば「イラッとする映画」。映像は美しいし、音楽も素晴らしいのですが、とにかく登場人物の行動に私はイライラしどおしでした。ストーリーについていいとか悪いとかここで論じるつもりはありませんが、私自身は正直キライです、この物語。字幕もいまいち。特に、ショーウィンドウに飾られた人形が最初「£3(3ポンド)」だったのが、最後に「For Free(無料)」になっていたところとか、絶対字幕に入れるべきだったと思います。あと、この映画でスコットランドの言葉を初めて聞いたのですが、まったく理解できず・・・orz。とにかく、この作品は予告編でめちゃくちゃ期待値が上がっていたので、その分非常にガッカリしました。

『ザ・ファイター』はおもしろかったです。特筆すべきはやはりアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリスチャン・ベールのハンパない役作りと演技。アカデミー賞助演女優賞を受賞したメリッサ・レオ、同賞にノミネートされたエイミー・アダムスも素晴らしかったです。ただ、ボクシングの練習や試合のシーンは映画『あしたのジョー』と比べるとかなり見劣りする気がしました。なんせ主演のマーク・ウォールバーグの体が全然できあがっていないし、動きもかなり遅い。試合はテレビ中継がそのままスクリーンに映し出されている(当然映像も粗い)ので、スローモーションや大掛かりなカメラワークが使われていない分迫力に欠けた感じ。あと、復帰戦の次の試合ではマーク・ウォールバーグがマウスピースをつけていない(ように見えた)のも気になりました。

『トゥルー・グリット』、これはぶっちゃけオススメです。物語がおもしろいのはもちろんのこと、登場人物が魅力的。特に父親を殺された少女マティ・ロスの大人顔負けの度胸と行動力、知性はちょっとうらやましいと思ったほど。細かい突っ込みどころや残酷なシーンもたくさんありますが、そんなことが気にならないほどドキドキ・ハラハラ・ワクワク感満載の展開。あと、讃美歌をアレンジした音楽がホントに素晴らしかったです(あれが讃美歌だとはほとんどの日本人が気がつかないでしょうが・・・)。アメリカの教会を懐かしく思い出しました。『トゥルー・グリット』、コーエン兄弟の監督作では最大のヒット作らしく、それも十分納得できる作品。今日最後に観た映画が一番満足できるものだったので、とても幸せな気分で劇場を出ました。
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